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構造心理学 15. 7層の深層心理

構造心理学についての簡単な解説をしています。

まず、個性をどう見るか?

というお話しをしてきました。


今回は7層の深層心理


人の心理を探る時、ただ個人の心だけを見るのでは不十分。

関係している全体性を見ることが必要です。

資料 7層の深層心理.001

表層から4層の人間構築

1.成果

2.行動(身体)

3.思考(頭)

4.背景心理(心) 

   心理についての参考記事↓


いわゆる「心理学」が扱っていること
カウンセラーが扱う領域
精神にかかわる仕事をしている人が至る場所はここ↑

世の中で言われている奥深さは、ここまでです。


下から順に

心で思っていることを↓
どうやったらいいか頭で考えて↓
こうやったらいいのではと身体を動かして↓
成果を取る

という順番。


例えば、ブロックは4番目の「心」に関すること。

でも
ブロックを解除しても解除しても上手くいかない場合があります。


よくあるのは
マイナスをどう解消するのか?
という視点。


掘り下げていって
こういう不安が心の奥底にありましたね。
じゃあ、それをなくしていきましょう。

という感じでしょうか。


でも
そもそも、そういう感情(心)を持つ必要があったのか?
という部分まで見ていく必要があります。

人間は習性だけで動いているのではなく
自分がその個性をもっているからこそ感じるものがあるのです。


更に深い部分の3層として


5.資質

6.前提


 自分が何をなせるか、何をなせると思っているのか、当たり前のように思っていること


7.世界観


 世界はこういう風にできているというスムーズな理解
 (主に環境設定に影響される。変えることもできる。)



前提が変わると、使われる資質が変わり、心も変わり、行動も変わります。

一番奥底には、世界はそういうものだという世界観があって
そこに影響を受けているのです。

資料 7層の深層心理.001


世界観を誤認すると逆次になる

 世界はそういう風にできていないのに、世界はそういう風にできていると誤認してしまう。
 誤認した世界を再現しようとする。


前提の勘違いは二次になる

 本来自分が望んでいる方向に行かない前提を持っている時は勘違い。
 その勘違いした前提の元から築き上げた成果が取れる。本来望まない結果になる。


自分の人生を生きさせない
自分を活躍させない

最大の理由がここにあります。


そして・・・
ここから、少し注意が必要なのですが


人は放っておくと、自分にとって

上手くいくこと、良いことに向かう習性がある
 それが自分を制約する枠となる
 上手くいくこと、良いことにコミットすればするぼど逆次となる


自分を生かす、人から認められる方向に向かう習性がある
 それが自分を制約する枠となる
 自分を生かす、人から認められることにコミットすればするほど二次となる


私がこの世界観の誤認や、前提の勘違い
という本質的な見方を知ったのは、今から約8年前なんですが
最初、なかなか理解しがたくて、かなり勉強しました。

根本が間違ってたら、その上に乗ってるもの全部違う方向に行ってしまう!!!


かなりの衝撃でした。

構造心理学を構築した松原靖樹さんが、こんな記事を書いてます。
もう少し詳しく知りたい方はどうぞ。


とりあえず
世界観や前提の上に心理が働いているということを知らない浅い専門家のところに相談に行ってはいけません。

という感じでしょうか。


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