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シスポの保護猫活動記録5:仲良く寄り添う、被災猫のリキ君とココちゃんの今

こんにちは!
シスポの金沢営業所で保護猫活動をしているかっちゃんです。

以前の保護猫活動記録3で、能登半島地震で被災したご家族の猫さんを一時的に預かっているというお話をしました。

今回は、その時の被災猫・リキ君とココちゃんのその後をお知らせします。


まず今回の地震によって珠洲市では、1万4800棟の住宅で被害が確認されています。さらに、避難所の生活を余儀なくされている人は1,000人以上。(2024年3月17日時点)

リキ君、ココちゃんの飼い主さんもペット可の仮設住宅にお申込みをされていて、現在は入居待ちの状態だと話していました。

そんな中、シスポと提携しているNPO法人・こねこサポーターさんのシェルターでは、飼い主さんと対面する機会を、週末に何度か設けています。
こちらがその時の様子です!

久しぶりに飼い主さんに抱っこされるリキ君。
嬉しそうですね。顔を見上げながら、どんなことを考えているのか気になります。

一方ココちゃんは、どうやら他の猫がたくさんいる環境が苦手なようで、興奮状態になってしまいました。この日はリキ君にも威嚇する状態。

久々にリキ君とココちゃんに会えた中で、そんな様子を見た飼い主さんは
「もしかして、リキとココはもう前のように一緒に暮らせないのかな?」
話されていました。
その時の不安そうな表情は、今でも印象に残っています。

でも、私はそんなことはないと思います。
今、ココちゃんはこの環境や、日々の周囲の変化などに興奮しているだけです。
普段、シスポの金沢営業所にいる時のリキ君とココちゃんは違います。

たまにケージから出して室内をお散歩させていますが
その時の様子はこんな感じで、すごく穏やかなんです!

どうやら金沢営業所で働くよっしーの椅子が大好きなようで、このように寄り添って寝ていることも珍しくありません。

この写真をある時、飼い主さんにお見せしたら非常に喜んでくださいました。
「あ~、ほんとや!家にいる時もこうやってくっついていたし!」
「安心した、本当にありがとうございます!」

そうお声を掛けていただいて
私もこの活動をしていて本当に良かったと心から思いました。
リキ君とココちゃんはちゃんと一緒に暮らせていますからね、安心してください。


…と、
この記事を書いている時に、飼い主さんからとっても嬉しいご報告がありました。
「ペット可の仮設住宅に入ることができそうです!」

ついに!!本当に良かった!

リキ君、ココちゃんも、もう少しの辛抱だからね。
もうすぐ、また家族みんなで暮らせるよ!

少しずつですが、被災者の方々も前に進んでいらっしゃいます。

復旧・復興はまだまだ先かもしれませんが
私たちもできることをして、少しでも貢献できたらいいな、と思っています。

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