STAYHOMEで商品イメージ撮影。オンラインで撮影はできるのか?
4月7日以降、撮影案件はほとんどが延期またはキャンセルとなりました。すっかり休業モードに入った僕らのもとへ、Bistro pleinの中尾さんから撮影依頼の電話があったのが4月10日。
「こんな状況ですけど、商品撮影できますか?」「もちろん、喜んで!」
嬉しいお声掛けに即答して電話を切った後で悩みました。接触を8割減らす活動自粛方針の中、対面撮影を決行してよいのか。
世の中の皆さんに自信をもって届けられるイメージが作り出せるだろうか?
奥さんと二人で話し合った結果、
オンラインで購入できるチルド商品だから、お家の雰囲気の方が合うはず!と考えて、お家でのオンライン撮影を提案。
初めての試みでしたが、快諾していただいて撮影にいたりました。
そして、撮ったもの。
project: Bistro plein ONLINE SHOP
https://bistroplein.official.ec/
photo & stypling(絵作り全部): 村山玄子
developing(もろもろ): しろっぷ村山
オンライン撮影のシステム構成
オンラインでイメージ撮影するにあたって大切にしたかったことは3点。
1. 撮影現場の状況をできる限り伝える。
2. 手元にある機材で行う。
3. 楽しい撮影にする!
①については、lightroomの画面共有に加えて、状況説明用にサブカメラ(iphoneとipad)を2台設置して、撮影台のスタイリング状況、撮影の進行状況の説明用にしています。ウェブ会議システムは、wherebyを利用させてもらいました。
wherebyにした理由は、同一アカウントで複数端末からroomに入れるから。それから、zoomの多機能を学習する時間がなかったからです。
🙆♂️wherebyの好きなところ
・UIがシンプルで、すっきりしている。
・相手方にアカウントがなくてもURLだけでルームに入れる気軽さ。
・有料プランで、ルームのカスタマイズや、画面録画ができる。
・一つのアカウントで複数のスマートフォン、ipadから同じルームに入れるところ。
🙅♂️wherebyの今ひとつなところ
・自分の声が返ってくる音声トラブルがあったので音声通話はzoomを利用…
・画面録画で出力される形式がwebmなので、再生と編集が割と大変。
もっとよくするためのアイディア
やってみての反省点を踏まえて、次回の改善ポイントをリストしておきます。
・画面を通して色の確認をしていただくので、環境を揃えるためにお客さん側にipadなどのセットアップ済み端末をお届けする。
・思ったより時間がかかるので撮影香盤は余裕をもって設計する。
・画面越しのコミュニケーションの疲れがでるので、ブレイクタイム、プライベートタイムを用意。
謝辞とまとめ
アイディア段階だったオンラインでのリモート撮影に、
「いいですね!」と前向きに返事をくださったBistro pleinの中尾さんに感謝です🙏
オンラインで撮影できるのか?というはじめの問いには、
商品撮影+イメージ撮影で、オンラインでの立ち会いはクライアントがOKしてくれればできる。でもいつもより時間がかかるから進め方は工夫した方がいい。
というのがいま時点での解答です。
5月末まで非常事態宣言が延長され、未来の予測を立てづらい中で事業をしていらっしゃる方が多くいらっしゃると思います。
私達も、これから先、すべての対面撮影がなくなることはないと考えていますが、撮影の形は必然的に変わっていくでしょう。
感染拡大を防ぐために、撮影チームをコンパクトにして、部分的にリモートで連携していく撮影の可能性もあるかもしれません。
村山写真事務所では、よりいっそう柔軟に、ブランディングの成功につながるための撮影を提案していきます。
写真で世界をもっと楽しくするために😊
商品撮影が必要な方は、お気軽にご相談くださいませ。
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