マガジンのカバー画像

daily and diary

144
にちじょうの、にっきです。
運営しているクリエイター

2019年2月の記事一覧

僕だけが見た特別なワンシーン

何故だか分からないが、ニヤニヤとしながら交差点を右折するトラックの運転手のおじさんがいた。 禿げた頭、残った髪は白髪のおじさんは、建築中である家の外壁をペンキで塗っている。 今から防空壕に避難でもしに行くんですかと尋ねたくなるような格好をしたおばさんが道路を横断しようとしたものの、向かってくる僕が乗る車に気づいて、やめた。 微妙な位置を走るヤクルトレディの原付バイクが煩わしい。 カブに乗った郵便配達員の男性と工事中の道を整備するおじさんが信号待ちの間に短く会話をしてい

箱の中身はなんだろな

とあるショッピングモールのトイレへ向かった。 そこはまあまあ広い空間で、手洗い場と用足し場(便宜上そう表記する)の間に花壇が設置されているような、華やかなトイレだった。 そこで僕は用を足し、手洗い場に向かおうとしていると、小学生くらいだろうか、まだあどけない表情をした五人くらいの子どもたちがいつの間にかそこに居た。 彼らはその幼い表情とは裏腹に、白や黒、グレーといったモノトーンの色が配色された学校制服のようなものを着ていた。今思えばおかしいのだけれど、彼らの中には女子生徒もい

クソにわかファッションヒップホッパー(笑)

30歳を超えてからというもの、服装にどんどん無頓着になっていっているのを実感している。 クソダサファッションや、利便性だけを重視したよくあるおじさんのジャージスタイルではないと思ってはいるけど、まぁ、それもどうかな。 なるべく清潔感のある、自分の身の丈に合った服を着るようにしている。とはいえ、Tシャツ一枚に3000円とかそういう買い物は絶対にしないし出来ないから(好きなバンドのTシャツなら3000円出せる不思議)、ユニクロやGU、しまむらアベイルという、所謂プチプラの服飾店は

いつかは必ず死んでしまうんだな。

中学三年とかそのへんの頃、森田一義…つまりタモリさんが大好きであった(今でも好きだけど)。 ふざけるときはとことん…ほんとに"とことん"ふざけられ、でも時にはアカデミックな話題にも対応出来る。そして電車をはじめ、多趣味であり博学。まるでタモリさんという人間の中に図書館がまるごと入ってるような、そんな圧倒的なものを感じたのだ。 今はなき「笑っていいとも」を、風邪をひいて学校を休んだ日のお昼にまどろみながら観るのが至高の時間であったし、家族が寝静まったくらいの時間に、ひっそり自室