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気持ちだけで仕事をやめるのは無謀なことか?

いっときの感情にまかせて仕事を辞めてしまうのはいけないことだ。

って良く言われますよね。よく考えて、と。

たしかにいっときの感情で勢いにまかせてやめるのは、良くないと思いました。

なぜなら、身の回りに起こった事への反応にすぎないから。

今回、次の就職先を決めずにやめようと思った理由は、反応で対応すると同じことを繰り返すと分かったからなんです。

いっときの感情でやめようと思ったことは、振り返れば数え切れないほどありました。

転職はしなきでおこうと決めたワケ

上司の一言や仕事の対応、人間関係、職場で起こった出来事に対する反応でやめよう!と何度も思ってたんです。

私にとってはやめたい!と思うほどの出来事でも、人によっては「なんだそんなこと?」となる出来事って少なくないですよね。

じゃあなんでわたしはその出来事に反応してしまったの?ということを、今回の退職でよーーく考えてみたんです。

その手段が徹底的にモノを減らして、所有欲を手離す、ということだったんですが、ずっと他人の評価を欲しがってたんですよ、わたし。

他人からの評価につながらないこと、自分の評価を貶められたと思った時、評価されない…、選んでもらえない…と思った時に反応していました。

怒ったり泣いたり絶望したり嫌悪したり。

とすると、転職ってまた他人からの評価を求める、選んでもらうことなのでまた同じこと繰り返してしまうな?と気がついたんです。

わたしが選んで入った会社だとしても、職場では評価される側、人の意見に従う立場になることは変わりません。

あー、これは転職でどうとかいうことで解消できるもんじゃないな、と思いました。

反応せずに行動をおこすには

反応って、自分の本音以外にも過去にあった出来事も大きく関係しています。

記憶というか刷り込みというか、女はこうあるべき、とか年齢いくほど転職は難しい、30超えて独身の人はなにか問題がある、昔こんな服着てたら笑われたからこの服着ない、こういうタイプの男につらい目にあわされたから避ける、とかとか!

なにも意識してなくても、とかくいろんな経験や過去にあったことから、今の自分の対応が決まってるんですよね。

じゃあもう過去の記憶でこれからの行動決めるのやめよう!だから転職はナシなんです。

だから「わたしの好きなことってなんだろう?」ということも考えない!

好きなことって考えることでもないけど、最近は自分の好きなことを知ろう!自己理解!強み!才能!って情報があふれてて、外からの情報で過去の自分を振り返って「好きなことなんだろう?うーん…」みたいに悩んでしまいませんか?

わたしは余計わからなくなったし、ナントカ診断の結果とか、占いででてくる貴方の本当の魅力、を盲信してしまいそうになりました。

これじゃ他人に答えを求めてるから、いつまでたっても今と同じ気持ちを感じつづけることになるんですよね。

だからいったんゼロにリセットしよう!

ということで一度フリーな時間を過ごそうと思ったらわけです。

これまでわたしが持っていた常識からしたら、稼げる見込みもないのにとりあえずやめるなんて無謀。転落の一歩、スライダー人生開始、次の仕事を見つけてからやめる、フリーになるなら副業で月50万×3か月が目安、という知識(というか記憶)を無視することになります。

だから怖いけど、半年でも自由な時間を確保できるわたし、を信じてみようと思いました。

自分を信じて、これまでだったら絶対しなかった選択をして、まったく知らない環境に身を置いたら、たぶん今まで知らなかった感情が湧いてくる。

感情で反応して行動、ではなくて、行動して湧いてくる感情を味わう、にシフトすることにしたんです。

気持ちだけで行動するとき、過去の記憶に対する反発や反応ではないか冷静になる、ということはとても大切だと思います。

自分を信頼して行動してみる、これが今回次を決めずに退職しようと、考えた中で出た結論です。

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