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サシ飲み的対談第二弾(一般参加枠)ゲスト:清水麻衣さん[前編]

こちらの記事の内容は「お酒が飲める人達へ」のリリース記念企画『サシ飲み的対談』として、8月1日に劇団こいろは主宰の清水麻衣さんをお招きして行った、ツイキャス配信の内容をテキストに起こしたものです。

少:少年(しょーや) 清:清水麻衣

乾杯と完敗のコール~ジャケット写真について

少「さてさて、早速始めたいんですけど。今回のこの”サシ飲み的対談”で恒例にしようかなーと思ってる乾杯のコールがありまして」
清「あれですね」
少「あれですね。今回リリースさせてもらった曲の冒頭の乾杯コールを、ご挨拶代わりにやってみようかなと思うんですけど、いかがでしょうか?」
清「やりましょう」
少「じゃあ、早速いきましょうか」
清「いきましょう」
少「完全なる敗北、略して~?」
少&清「カンパーーーイ!!」
清「あ、ちょっとええ感じやったんじゃないですか?」
少「良かったですね。ありがとうございます。今日僕ね、何飲もうかなーと思って、清水さんとのコラボなんで…『水』飲んでます」
清「あぁ~なるほどなるほど。私ハーブティー飲んでます」
少&清「(笑)」
清「じゃあ、もうほんとにサシの飲みですね、これは」
少「そうですね。今回のコラボというかこの対談、どういう経緯なのかっていうのを最初にお話しておきますと、7月25日に少年(しょーや)の新曲"お酒が飲める人達へ"っていう曲をリリースさせて頂きました。7月25日の時点では無料公開で誰でも聞ける状態だったんですけど、今日8月1日からは正式に有料販売で配信リリースをさせて頂きました。今回、サシ飲み的対談という記念企画として、リモート形式でいろんな人とこの曲についてお喋りしてみようかなーっていう事で、今日はその第二弾で清水麻衣さんに来て頂きました。よろしくお願いします」
清「お願いします!」
少「麻衣さんはご自身の方から『対談したい』と言って下さったんでめっちゃ嬉しいんですけど」
清「めっちゃしたかったです。めっちゃ距離近いですけど、めっちゃしたかったです」
少「今回の曲、ぶっちゃけ言ってしまうと清水さんが居なかったらこのジャケットも作れへんかったと思うし、多分成立してないと思うんですよ」
清「いやいや、そんなこと。もう、本当に同じ分類の人だから応援したいなっていうのがやっぱりきっかけなんで」
少「ジャケットの撮影場所も取り次いで下さったりとかね。実はこのジャケットにも清水さん写ってるんですよね」
清「写ってます!」
少「実はこのジョッキを持ってる手が清水さんなんですよ。そういった意味でも清水さんの協力が無かったらこのジャケットも成立してないし、場所も確保出来やんかったんで。僕、元々自分の家で一人で撮ろうかなと思ってたんで」
清「そこはやっぱ、ちゃんと撮っときましょうっていう」
少「ありがとうございます」
清「いえいえ、こちらこそ」
少「今回、ご自身のほうから対談したいって言って下さった理由をお聞きしたいんですが」
清「簡潔に言うと、私はお酒が飲めない大人だからです」
少「なるほど」
清「しょーやさんと同じで、アルコールアレルギーの人間でして」
少「なんか、共通点が多いんですよね。僕と清水さんって」
清「年も一緒ですしね」
少「年も一緒やし、出身も一緒やし、お酒飲めへんっていうのも一緒やし。なんか、すごい縁を感じますよね」
清「初めて会った時に、初めて会ったとは思わんかったっていう」
少「それめっちゃ嬉しいですね。親近感というか」
清「そうですか?なんか、元々出会う運命やったというか、奇跡のめぐり合わせですよね」
少「そういう意味では、前世で会ってたんじゃないですか?」
清「一緒にバンドやってたんちゃいます?」
少「あぁ~、かもしれやん(笑)」
清「(笑)」

"お酒が飲める人達へ"を聴いた、清水麻衣の感想


少「今回の曲、一般公開よりは少し早くに清水さんには聴いてもらってたんですけど、ぶっちゃけどうでした?」
清「この曲で芝居が出来るって思いました」
少&清「(笑)」
少「そこまで(笑)」
清「この曲、すごい耳に残るフレーズやし、なんか踊り出したくなるし、すごい感情を爆発させたくなるから、演劇にめちゃめちゃ向いてる曲やなって思って聴いてます」
少「あぁ~、ありがとうございます…!『耳に残る』って言ってくれるんはすごい嬉しいです。耳に残る曲でありたいっていうのは、どんな曲でも作ってて思うんで」
清「この曲は、私の中ではもう名曲やなって思ってて。今までのしょーやさんの曲も良い曲いっぱいあるからどれも結構好きなんですけど、またこれはポップやし、キャッチーやし、すごい入ってきやすい」
少「ありがとうございます。いやー、そう言ってもらえるとめっちゃ嬉しい。テーマがテーマやし、人の記憶に残るものでありたいなっていうのはあるんですけど、一つの音楽として作る意味があってほしいんで、何より『耳に残したい』『記憶に残したい』っていうのが僕にとって大きいので、そう言ってもらえるんはめっちゃ嬉しいです」
清「アンケートのところに、すっごい長々とつらつらと文を連ねてしょーやさんに送ったんですけど、その場の思いでぶあーって書いたんでなんて書いたか全然覚えてないです(笑)」
少「めっちゃ熱いこと書いてくれてましたよ!しかも、あれ、匿名のアンケートやのにわざわざ名前まで書いてくれてて」
清「そうそう。もうフルネーム出しとこうと思って(笑)」
少「普通に名指しで書いてくれてたっていう(笑)」
清「で、送って、『あーもうあかん。直接やっぱ話したい。対談して』ってそのテンションで言って」
少「アンケートだけでは足りへんかったみたいな感じで」
清「足りへんかったぁー。しかも、アンケート書いてる時もずっとしょーやさんの曲聴きながらって感じで」
少「あぁー、嬉しい!」
清「ほぼ毎日聴いてる」
少「すげー、ヘビロテしてくれてる」
清「めちゃめちゃ聴いてるんで。皆も聴いて下さいね」
少「今日(8月1日)から正式に配信販売したので!」
清「私達みたいなお酒が飲めない人達が聴くと『こんな曲があったらめっちゃ良いやん!』っていうのが聴けたと思えるんですけど、元々お酒が飲める方にも聴いてもらって、『私達の普段言えない思いはこんな感じなんだよ。でもすっごいポップに伝わってるから、ええやろ別に』って感じで伝わるといいな」
少「ええやろ別にって(笑)元々この曲、"お酒が飲めない人達"っていうタイトルやったんですよ。でも、敢えて『飲める人達にこそ飲めない人達のことを知ってほしい』って思ったんで、"お酒が飲める人達へ"っていうふうに変えたんですよ。やから、飲める人が聴いても飲めない人が聴いても、入り込める余地はあると思うんで、ぜひ聴いてもらいたいですね」

歌詞について

少「歌詞で、ここは一番好き!とかありますか?……なんか自分で自分のハードル上げてるんですけど(笑)」
清「ラップのところとかも好きだし、やっぱり伝わりやすい方言っていう、自分の地域の言葉になってるから、関西寄りの方面の人とかはすごい聴きやすいと思います。あと、ちょっと最近の流行りのフレーズ?『ぴえん』とか。もう流行ってないんかもしれやんけど(笑)本人の前で歌うのは結構勇気いるけど『ごめん 俺飲めん』のとことかすごい好き」
少「『ぴえん超えず無縁』っていう言葉は絶対どっかで使いたいと思って温めてあったんですよ」
清「『あぁー、ええやん?』って思った(笑)」
少「『ぴえん超えてぱおん』っていうのに、ゾウになる意味がちょっと分からんって思って。むしろ、ぴえん超えず無縁やろ、って思って。縁が無いわ、みたいな」
清「確かに!あと、サビは非常に耳に残るし、ふとした時に『はっ!口ずさんでるし、鼻歌唄ってる!』ってなった」
少「ありがとうございます。やっぱり、メロディーを付けるなら耳に残したいっていう気持ちが大きいですね」
清「あと、ちょっと喋ってるみたいなポエトリーな部分もあるじゃないですか」
少「そうですね」
清「そこも私としては、しょーやさんっぽいなーって。まだこの曲の全貌知らない人もいっぱいいると思うんで、これ以上言うとネタバレになっちゃいそうで嫌なんで、気になった人は聴いて下さい!」
少「トレーラーとかもYoutubeにありますし!」

ジャケット撮影の裏話~清水麻衣のお酒エピソード①

少「ジャケット撮影の日も、撮り終わってからソフトドリンク飲みながら語りましたよね」
清「結構長いこと」
少「3~4時間くらい入り浸ってましたよね」
清「よかった知り合いの店で(笑)」
少「確かに(笑)お酒を飲んで語り合うっていうのももちろん醍醐味やと思うんですけど、お酒が飲めない同士でもお互いの信頼関係ひとつで楽しくお喋り出来るんじゃないか、っていうのが今回の対談の狙いでもあったりするので」
清「私はお酒は飲めないし、お酒の席も嫌いではないんですけど、大好きかって言われたら決してそうでもないっていう」
少「なるほど」
清「ジャケット撮影の日にも、横で大学生かな?ってくらいの若い子たちが結構大暴れしてて」
少「おったおった」
清「ああいう感じの人を見ると『若いな』って思う反面、当事者やったら『おってほしくないな』っていう(笑)全然その子達をディスるとかではないですけど。介抱する子たちが『すみません、すみません』って周りに謝ってて、学生の中でもこの子らすごいなって」
少「あのグループの人たち、すごい礼儀正しい人が多かったよね」
清「なんかメリハリがついてたんで、そういう感じに慣れてらっしゃるんやろうなって。謝って回るのに慣れてる、みたいな」
少「あの現場は傍から見ててちょっと面白かったですけどね」
清「ちょうど、しょーやさんの歌詞にも出てくるようなお酒の飲み方をされてる人って思って、逆に『臨場感をありがとう』って思いました」
少「あの子らに撮影協力してもらっても面白かったかもしれない」
清「『あ!やりますやります!』っていけそうな感じでしたね。隣で歌ってたしね、彼ら」
少「清水さん、途中から『カラオケいけよ』って言ってたから(笑)」
清「めちゃめちゃ普通に『いや、カラオケいけよ』って(笑)」
少「言ってた言ってた(笑)」
清「私はそういう公共の場でよろしくない行為をしてる人達に辛辣な言葉を投げかけてしまう体質なんで」
少「わかります。あれは確かに俺もちょっと言おうかなって思ってたんで」
清「私は思った事がそのまま口に出てるんで」
少「清水さんは確かに、実際に言ってたんで」
清「『いや、うるさいねん』って(笑)でもしょーやさん、結構あの時夢中で話されてたんで、あの子らが結構暴れてる時にも普通に話してたから『すごいやん。なんかもう境地やん』って思ってしょーやさんを尊敬してます」
少「ああいう酔ってる人がドンチャンしてるのを普通にシラフで見てきたんで、逆に関わらんほうが無難なんかなって。注意したりすると大なり小なり発展してしまうと面倒くさいんで」
清「私、実際にそういうのがあったんですよ、過去に。すごいお酒に酔われてたおじさまが居て。当時もう数年前なんですけど。近鉄の電車の中で突然その方が暴れ出して、近くに立ってた女性にいきなり喧嘩売って傘でガシガシやってたのを見て、『あかんこれは』って思った瞬間に私、体動いてて」
少「なんか、リアル電車男みたいな感じですね」
清「役者の知り合いの子とかも一緒に居て、『いや、ちょっと行くなや。危ないで!』っていう声も聞かず、『おっさん、あかんって!』みたいな感じで話しかけにいってしまうっていう」
少「やばいやばい。電車女ですね」
清「私は電車女です(笑)」
少「まさかの電車女エピソードが聞けるとは(笑)」
清「全然私蚊帳の外にいたのに、その会話に入って行ってしまって、そっからもう大惨事ですよ。結構言い合いになって『とりあえず落ち着こ?とりあえず次の駅で降りよ?』って言っておじさん降ろさせて『バイバイ』って言って帰って(笑)」
少「えぇぇぇ?!」
清「一応駅員さんには言いましたけどね。『ちょっと乱暴してるおじさんいるんで、この駅で降ろしていいですか?』って言って。『とりあえず降りて話しよ?』って言って降ろして、プシューってドア閉まってバイバ~イみたいな感じ(笑)」
少「逆に、それ、良いんかな(笑)」
清「なんか、おじさんめちゃめちゃ泥酔やったんですよ。やから多分覚えてない(と思う)でも、多分大丈夫。三重県入ってたし」
少「三重県外の人やったらどうすんの(笑)」
清「喋り方が三重弁やったから、多分三重県の人です(笑)」
少「今回の"お酒が飲める人達へ"っていう曲は、お酒が飲めない人の気持ちっていうものプラス、お酒の飲み方もちょっと考えてみようねっていうテーマもあるんで、そのエピソードは的を得てる感じがしますね」
清「今まで友達と居酒屋とかに行っても、大体介抱する側に入る事が多くて、やっぱり若い時ってトイレとお友達になる子って沢山いたじゃないですか」
少「はいはいはい」
清「その、トイレとお友達になる子をただただ朝まで見守るっていう役を何回もやってきて」
少「あぁー、大変……」
清「で、車で送って、車の中でオロロロ……とやってしまった子も何人か居て、それからのこの曲やったんで、『あ、もうこれは神の曲かな。神から捧げられた曲かな』って」
少「そこまで言う?!」
清「いやもうそれぐらい、『本当に飲み方考えなあかんで!』っていう感じですよ」

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