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マリンスノーについて1

現在制作中のボイスドラマ「マリンスノー・トパーズ」と直接的な繋がりは無いんですが、自分が「マリンスノー」という言葉を知るきっかけのお話。


————そもそも「マリンスノー」とは?
プランクトンの死骸などが、水深数百メートルの深海でシャワーのように降り落ち、潜水艇のサーチライトで照らされる事で「白い雪のように見える」と言われている現象です。
日本の潜水艇「くろしお」が1952年に海中調査を行った時に初めて発見されたものらしく、「マリンスノー」という名称も当時の調査に参加していた方が名付けたようです。


————マリンスノーをテーマにしたドラマ
僕がマリンスノーという言葉を知ったのは、小学校5年の頃です。
当時、金曜9時枠の連ドラで「Summer Snow」というドラマが放送されていました。
KinKi Kidsの堂本剛と広末涼子が主演のドラマです。
早くに両親を事故で亡くした篠田夏生(堂本剛)が、弟の純(小栗旬)や妹の知佳(池脇千鶴)、2人の幼なじみの末次弘人(今井翼)との暮らしの中で、近所の信用金庫に務める片瀬ユキ(広末涼子)と出会い、恋に落ちていく。
しかし、ユキには小さい頃から心筋拡大症という病気があり……
というお話。


————「Summer Snow」におけるマリンスノー
夏生の弟の純には、小さい頃の事故が原因で耳が聞こえない障害があります。
「弟と一緒に何かしたい。海の中の音のない世界なら、耳の聞こえない弟の気持ちに少しは近づけるんじゃないか」
という思いから、夏生は純とダイビングを始める。
夏場は殆ど毎週のように純と潜りに行くようになる。
そんな中、夏生には「海の中に降る雪(=マリンスノー)をいつか見てみたい。冬に雪なんて当たり前。だから、夏に見たい」という夢を持つようになる。
それを聞かされたユキは、心臓の病の影響で本当はダイビングなんて出来る体ではないにも関わらず、それを隠し、「私も見てみたい」とダイビングの講習を受けるようになる。



先日、久々に「Summer Snow」を見返しました。
このドラマ、ラストがめっちゃ切ないんです。
人によってはハッピーエンドには思えないかも知れません。
でも、登場人物の事を考えると……うん、でもやっぱ切ない!!!
という何とも言えない気持ちになります。

「Summer Snow」は純愛ラブストーリーですが、ボイスドラマ「マリンスノー・トパーズ」はラブストーリーがメインではありません。
世界観も設定も違います。
でも、なんか、どっかで繋がっている気がするんですよね。
「Summer Snow」は自分が影響を受けた作品なので、どうしてもそう思えるのかも知れませんが。
たぶん「Summer Snow」を知っていなかったら、「マリンスノー・トパーズ」は作っていなかったor作れなかったかもしれません。


【少年(しょーや)】
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