池袋の事故について思うこと その2

 まあ、続報が少なかったり、想像を膨らませた記事が増えてきていたり、悲劇のストーリーを全面に押し出し始めた感もあったして、思うところがあったので。
 前回の記事は、個人的には事故の原因は病的な要因であって欲しいという、そのような深層意識にある願望から出たものなのかも知れない。
 何故なら、老人にありがちなミスだった場合、自分が老齢になった時に厳しい規制が待ち構えていて、運転できる車を限定されるか、運転を禁止されてしまう可能性が高くなるから。

 事故の内容を記事の通りに受け止めるとなると、事故直後の電話はパニックの結果ではなくて保身のための電話だし、だとするなら即座に弁護士が動き始めている可能性があるし、病院に「避難」している現在は、責任逃れを必死に模索している最中かも知れない。
 しかも、本人が警察や救急に電話を掛けたという記載は一切ないので、その義務を放棄していることになる。
 また、facebookのアカウントを消したのは、電話で息子に指示した可能性も十分に考えられてしまう。
 事故の際には、意識ははっきりしていたけれどもハンドル操作を誤ってガードパイプに激突、慌ててブレーキを踏んだつもりでアクセルを踏み切ってしまい、思わぬ加速に必死にハンドルにしがみついて、本人はブレーキを踏んでいるつもりで「アクセルが戻らない!!」と思いながら必死にアクセルを踏んでいたという可能性も高い。
 ならば、車中でのぼんやりした会話も、納得できるところがある。

 これはもしかすると、最近ニュースになる老人や女性の特攻で、一番多いパターンかも知れない。
 車が止まるまで本人はブレーキを踏んでいるつもりなのだから、そんなブレーキとアクセルを踏み間違えるような「不適合者」が車を運転するなということになってしまうし、自分もそう思う。

 また最近のパワステは非常に強力でキックバックが少なく、回す感触は蜂蜜の中のスプーンをかき回すかのような抵抗感があるので、少ない力でも外力に反してハンドルの向きを一定に保つことが出来る。
 昔のパワステなしの車、自分は一台そのような旧車を所有しているが、そのような車だとハンドルを回すとタイヤが地面を掴んでいる感触が伝わってくるし、何かにぶつかった場合に超強力なキックバックがあってハンドルがぐるっと持っていかれて、車を直進に保持することは完全に不可能だし、そうなった場合おそらくは姿勢の制御はできなくなって直進せず近くのどこかにぶつかるかして車は停止すると思う。
 旧車が安全かと言えば、クラッシャブルゾーンとか考えられていない時代の車なので今時の車とぶつかったらこちらは命の危険がある勢いなので、むしろ搭乗者は常に危険に晒されている感じがあります。

 この記事を書いている自分にも高い確率で未来に老齢があるわけだし、その時には耄碌しているかも知れないし、シャキッとしているかも知れないし、老齢を迎える前に死んでいるかも知れないし、どうなっているのか全く予想も付けられない。

 その時になって、自分で事故を起こす前に免許を返納しているのか、それとも自動運転車や事故を回避できる強力な運転アシストを搭載したテスラのような車を所有しているのか、全く予想できない。
 このような事故を見る度に、自分は最大限注意しようと、そのように改めて思う次第。

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