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楽に願いを叶えるための、氣の活用法
僕は10年以上合氣道を教えてきましたが、氣の活用法として「氣を引かない」という言葉を教わりました。
この「氣を引かない」状態を学ぶワークで、印象的なものが1つだけあります
それは、アメフトのスクラムのように前かがみの姿勢になった相手を、自分が両手で前から押して動かす、というもの。
当然、相手は全力で押されないよう前傾して踏ん張るわけですから、自分が力をこめて押そうとしても、そうそう動かせません。
では、どうすれば相手を氣を使って軽々と押せるかというと、コツは3つあります。
1、自分が氣を出す
2、相手を押そうとしない
3、最後まで氣を引かない
というものでした。
1の「自分が氣を出す」は、まずゴールを設定する、ということです。
noteではよく書いてますが、私達はビジョンやゴールを最初にセットすることで、日々イキイキと暮らし、氣を出すことができるようになります。このワークでも例外なく、まず相手をどこまで運びたいかを明確にイメージすることがスタートになります。
その時大切なのは、相手が運びたい先にいる姿を、ボンヤリとではなく、はっきりと描くことです。
2の「相手を押そうとしない」で書いた「相手」とは、この場合、押す相手になりますが、私達の日常の象徴としては、自分の人生における問題や困難になります。
問題に意識がとらわれ、頑張ってなんとかしようと思えば思うほど、問題とぶつかり、余計複雑になるからです。
問題そのものには意識を向けず、自分は1で描いたイメージの通り、淡々と自分が行きたいと思っているところまで明確に描き続けたまま、ただ前に歩く、という行動をしていけばいいのです。
そして、今日の最も大切な3の「最後まで氣を引かない」ですが、相手は前傾姿勢で踏ん張っていますので、両手を相手の体にかけて押せば、当然最初は、ガチッとぶつかった感触が跳ね返ってきます。
この時、つい押す側が初心者の人は「あ、ぶつかった」と思って「もうダメかも、どこかやり方を間違えたかな」とネガティブになり、氣を引いてしまいがちです。
そうなった時は、本当に一瞬で思考が現実化し、相手はビクともしないほど動いてくれなくなります。
1度自分が1の氣を出すことでゴールを描いたのであれば、最後まで行けると信じ、完全に力を抜いたまま前に歩いていけばいいのです。
そうすることで、ビックリするくらい自分には、ほぼ感触がないのに相手は姿勢が崩れ、フーッと前にすすむことができるようになります。
力を抜いたまま前に進むというのは、あらゆる常識を手放していかないと実現は困難です。
「力いっぱい頑張っている相手を動かすのは、こちらもそれ以上に力を入れなくてはいけない」
とか「自分はまだ初心者だから」「自分は昔から不器用だから」
といった、否定的な「自分には無理ストーリー」が、このワークを通じてどんどん湧き上がってくるからです。
それらを1つ1つ手放し、統合していったうえで、ただ自分が描いて行動していけば、どんなことも楽に叶っていく、という感覚をこのワークから学ぶことができました。
問題が仮に、あなたの目の前にドンと置かれていたとしても、相手にしすぎる必要はありません。そういう時ほど、自分はこれからの人生で何を実現したかったんだっけ?と、立ち返り、その先に焦点を合わせることです。
そして、その先のビジョンをまず明確化することで、問題に対する観え方が変わってくるでしょう。
今までと全然違う対処法を思いつく人もいれば、そもそもその問題には、取り組む必要が無いものと思うかもしれないからです。
まずは「何をしたいのか?」を明確化したうえで、現実で力を抜きながら行動していくと不思議と人生は切り開かれていくようです。
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