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眠れぬ夜の戯言。
なにか、張り詰めていたものがプツンと切れてしまったかのように自堕落である。
酒処に行くのも、何かを書くのも、寝ることさえ億劫だ。情熱を持ち続けるというのはどこか頭のおかしいものである。
ふと、方丈記のことを思う。あんなこと、考えない方が人は幸せなのかもしれない。いい家に住むことの無駄さだの気苦労だの、そんなに考えなくてもなあ、と思う。大好きではあるのだけれど。
時折「こんな時代」という言葉を聞くが、オレはこの時代に生まれることができた本当に良かったと思う。好きな本は読めるし、夜に酒やツマミ、タバコを買うことだってできる。
遠くの街の友人に会いに行くことだってできるのだから。
そして、眠れぬしょうもない怠惰な夜を、つらつらと手紙に書き綴って海に捨てるような、こんな素晴らしいこともできるのだから。
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