見出し画像

人間が怖いから観察する


こんにちは、久しぶりにnoteを更新しようと思います〜
文章を読むのは片手間にできるけど、作成するのはそれなりにバイタリティが必要で、ほとんど休日にしかできてない。
文章作成もその1つだが、やりたいことを多く設定してしまうと、自分の体力のなさに辟易してしまうことが増えるからほどほどにしたい。体力とやりたいことのバランス、すごく難しい。
社会人になって結局体力のある人が結果を量産していくんだなと痛感している。会社で上の立場にいる人は、だいたい飲み会は最後までいるし、大きな声をだせるし、なんか握力も強そう。(あくまで主観的な相関の話ね。大きな声出したら出世できる訳じゃないからね。)


さて、社会人も2年目に突入し、それなりに仕事にも慣れてきて「休日をどう使おうか」というところに重きを置くようになってる気がする。

最近興味があることと言えば、まあ色々あるんだけど、広く抽象的に「社会」がある(まあ偉そうに言っていつも通りすぐ熱が冷めるかも)。
最近読みはじめた初心者に易しい本↓


YouTubeで見る動画も社会学者の対談動画とかの割合が増えてきている。
今まで政治には全く興味がなかったけど、最近はなぜか本や動画でアクセスすることが多い。
宮台真司先生とか、最近YouTubeのおすすめでよく出てくる。
性愛についての本も読みはじめた↓


パートナーとの関係なんて、小さな共同体、小さな社会そのものだもんね。


社会人になったら学校のテストみたいな「勉強しないといけない範囲」から解放され、自分って本当はこんなことに興味があったのかもしれないな、と休みの日には発見することが多くなった。

ただ今回「社会」に興味が出てきたのは、ある程度目の前の仕事に余裕が出てきたからなのはもちろんそうだけど、『毎日の業務内容』に強く関連してるなとも思う。


仕事について詳説はしないが、現在、薬剤師としての仕事をしている。薬局で薬を渡してくれるあの人をイメージしてくれれば良い。

世間から薬剤師のイメージはそれほど明るくないと個人的には思っている。
なんで薬局でも自分の症状について話さなければならない。だとか、病院で薬渡してくれればいいのに。だとかマイナスの意見の方が多く散見される。ような気がする。実際働いていても、薬を早く欲しい。という期待を最も強く患者さんから感じるし、サービスを受ける側と提供する側の齟齬が、現在の制度上、生じているようにも思える。

そのような中で働いていると、「もっと今の社会がこうあればいいのに」みたいな制度上の改善点を考えるキッカケが多くなり、結果として現在の社会制度に興味を持ちやすくなるのかもしれない。

さらに付け加えると、「地域の共同体の中に、薬局が制度上半ば強制的に組み込まれていて、そのうちの一員として働く必要がある」というのも大きい。

僕は今、これまでの出身とは全く関係のない地域の中で働いている。まあ地域性のことは一度置いておくとしても、患者さんは薬をもらわないといけないという理由が主な状況で、しぶしぶ地域に組み込まれた薬局を訪れる(ように見える)。

働いていて、上記の制度上の齟齬も相まり、「地域の共同体にそもそも上手く溶け込んで機能していない」、「それでも溶け込まないと薬局が存続していけない」という働く側の不安、自尊心の無さを感じる(かなり主観的ではあるけれど)。「地域連携薬局」や「地域支援体制加算」なんていう国が決めた分類もあり、余計にそう思うのかもしれない。

そのような受け身な業務態度から生まれる不安、怖さ、葛藤から、僕はその共同体や人をまず観察する癖がついた。そして理想的な共同体や社会制度とはどういうものなのかを考えてみることが多くなった。
どうやったら自分がそこに溶け込めるかという強迫観念?のようなものが、原動力になってる気さえする。
来るものを拒めないような状況で、今日も内心、「この人とどうやって関係を築いていけばいいのか」を考えている。(本当は初めて人と会うときは柱の影からしばらくその人を観察して、ベストなタイミングを伺いたい…)


ここまで少し暗い話を書いたが、もちろんネガティブなことばかりではない。このように目の前の原体験をもとにして、書籍、動画等の二次情報に目を向けることで、日本は今後どうあるべきか、みたいに考えを広げることができている。
色んな人が実際にいて社会が成り立っていることも、ありきたりだけど現場にいるから分かる。その地域の素敵な人たちにも沢山出会うことができた。

そして何より、自分の周りにいてくれる家族や友人など大切な人と助けあって生きていくことの重要さみたいなものも、ありきたりではあるけど再認識できた。


最近よく考えてること、興味のあることはこんな感じかな。
もっと自分の考えを深められる体力と時間が欲しいなあ。


おわり

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?