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最近気になった本#05

もういいだろうと便座の暖房スイッチを切ったら、まだまだ座るたびにヒヤッとしてびっくりする今日この頃ですがいかがお過ごしでしょうか。

さて、朝出勤して入荷した新刊をジャンルごとに分けていると、気になる本がでてきます。
その『気になる本』は、

・自分の好きな(もしくは興味を持っている)ジャンル(もしくは作者)の本
・これは売れるのでは!と直感的に思わせる本(もしくは前評判が高かった本)
・タイトル、帯、表紙で内容が気になってしまう本

おおまかに分けると、この三種類です。
いわゆる表紙買いをしてしまうのは、一番下ですね。今回はそういった本をメインにゆるっと紹介します。

おしゃべりな脳の研究 内言・聴声・対話的思考(みすず書房)

脳内会議の話?と思って気になったけど、それも含めてどうやらもっと深い話のようです。
入荷してその日に売れました。タイトルといい帯といい表紙のイラストといい、興味をそそられる本。ハト、気になるなあ。

興味をそそられるタイトルといえば、

海馬を求めて潜水を 作家と神経心理学者姉妹の記憶をめぐる冒険(みすず書房)

ちょっと前に出た本ですが、これも気になりましたね。そしてこちらもすぐ売れました。いやー、みすず書房の本はいいですね。
脳科学や認知科学のジャンルは、発売されるたびに面白そうと思わせる本が多い気がします。

テンソル代数と表現論 線型代数続論(東京大学出版会)

3月末に発売になったこちらの本、なんと発売から10日で重版決定です。ガチの数学書なのに10日で重版はすごい。表紙の色合いが柔らかでこれはこれで棚で目をひきます。
ここのところ線形代数の本の売れ行きがいいので、こちらの本もぜひどうぞ!と思ってます。線形代数を学んだ人が次のステップへ進むのに適した本のようです。

オウムアムアは地球人を見たか?──異星文明との遭遇(早川書房)

https://www.hayakawa-online.co.jp/shopdetail/000000015095/

耳慣れない「オウムアムア」はハワイ語で「遠方からの初めての使者」もしくは「斥候」を意味するそうです。
2017年に発見された太陽系外から飛来した恒星間天体は地球外生命体の探査機ではないかという仮説に基づいて書かれてます。文句なしにロマンの一冊。
これも表紙とタイトルに惹かれる本でした。
原題は『Extraterrestrial: The First Sign of Intelligent Life Beyond Earth』

素朴な疑問から考える中学校数学の教材研究(明治図書)

これはタイトルではなく、表紙の「無理数って『もう無理!』ってこと?」にフフッとなってしまった本。ちいかわか。
こちら教師向けの本なんですが、教師じゃないひとが読んでもちょっと面白い感じです。目次にある「負の数のありがたみが感じられないんだけど…?」にも笑ってしまいました。

最後の「どうして高校でも数学を勉強しなくちゃいけないの?」。

これは数学の意義が問われ、根本を揺るがす大問題です。
個人的には高校数学ってあれこれ考えて、計算式やらを組んで解答が導けると、とてつもなく気持ちいいーーー!って感じる唯一の教科でした。その反面、あーもう!数学の存在が許せない!と思う日もあったり。

さて、どんなアドバイスが書いてあるでしょうか。

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