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最近気になった本#07

わーーーーーっという感じで4月が過ぎました。
そして5月もそろそろ半ばに差し掛かろうとしています。
こわいこわい。梅雨が来てあっという間に夏になりそうです。心地のよい季節はどうして短いのか。

さて、ちょっと間が開きましたが最近入荷して気になった本を紹介します。


新装版 図解ですべてわかる世界の装飾デザイン見本帳(エクスナレッジ)

https://www.xknowledge.co.jp/book/9784767830117

なんとA4版で440ページの大ボリューム!
入荷してきた時にまず判型と厚さでびっくりして、中を開いて更にびっくりしました。
これは絵師さんは買うべきでは。
古代ギリシアや中国、近現代の施設まで、世界の室内装飾デザインや寸法資料が 5,000点以上をPSDデータで収録されているDVD-ROMつき!
しかも同人誌など個人での頒布目的であればデータは自由に使えます!

これはバズるだろうなあと思っていたら案の定バズってました。エクスナレッジは建築系の雑誌や書籍をメインで出している出版社なんですが、ここ数年建築に携わる方向けというよりは、絵師向けに特化した本を出すようになってます。

バズったことで一時的に品薄になってます。うちの店でも残り一冊です。
でも五月末に緊急重版が決まり、ちょっとお待ちいただければ書店で普通に買えますので、高額な転売にはなにとぞ手を出さないようにお願いします。

皮膚、人間のすべてを語る 万能の臓器と巡る10章(みすず書房)

またみすず書房が気になる本を出している……。

出版社のサイトでプロローグが読めますが、この本は「美しく健やかな肌を手に入れる方法を解説した本」ではなく、「より科学的な立場で皮膚の本質をとらえる内容」であり「皮膚という驚くべき臓器にまつわる話題をひとめぐりするラブレター」のつもりで書かれた本だそうです。

皮膚科学を研究している著者がいかに皮膚を愛し、探求し続けているのか。
皮膚への冒険譚ともいえる一冊だと思います。

タマムシハンドブック(文一総合出版)

是非この本は書店で実際に見て欲しいです。
森の宝石とも呼ばれるタマムシを再現すべく、レインボーペーパーにPP加工をしている表紙!
他のハンドブックとは装丁が違います。もう面陳にするしかない一冊です。

タマムシの翅は年月を経ても色褪せないので、法隆寺所蔵の玉虫厨子のように古くから調度品の装飾に使われています(現在はタマムシの羽はほとんど落ちてなくなっています)

というかタマムシって131種類もいるんですね。

文一総合出版が出しているハンドブックは結構コアなものもあるので、一覧を見ているだけでも楽しいですよ。気になったものがあったら、是非書店でご覧ください。

GWも終わり、あちこち遊びに出掛けて疲れた皆様。
今から梅雨も始まります。
書店でのんびり棚を眺めてそして本を買って、しばらくおうちで楽しみませんか?

本はいいぞ。

今週の一番言いたいことでした。

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