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この医学書・看護書がすごい!2022【日本看護協会出版会】

※『この医学書・看護書がすごい!』って何?という方は、まずはこちらをお読みください。
※とにかく推し本を知って欲しい!その一心のみで作成しております。医書担当歴5年となりましたが、相変わらず専門知識に乏しいところは多々ございますので、各出版社の公式サイトにて補完をお願いします。

本日は日本看護協会出版会です。
来年2023年で創立50周年を迎え、雑誌「看護」創刊75周年&「コミュニティケア」創刊25周年!
そして、今年も『日本看護協会 会員手帳 2023』が発売!

看護職として働く皆様に役立つ情報を収載し、持ち運びに便利な文庫本サイズ。カレンダーは前年12月~翌年3月を掲載。予定が立てやすい月曜日開始表示でメモページも充実。
日本看護協会のガイドライン一覧、各団体の倫理綱領など、お役立ち情報満載の「資料集」です。


さて、日本看護協会出版会営業担当のイチオシはこちら!

『新人・若手ナースに捧ぐ 仕事も人間関係もうまくいく方法を語ってみた。』

まずは営業担当の推しポイントをどうぞ!

人気ナースYouTuber Nバクさん初の単著!

タイトルの最初に『新人・若手ナースに捧ぐ』と入っています。
憧れの看護師になれた!でも、ちゃんと仕事を覚えられるかな、仕事をこなせるかな。考えているよりも大変で忙しいかな。いろいろ、不安はつきません。
そしてなによりも、

怖い先輩だったらどうしよう、苦手なタイプだったらどうしよう

これ、一番の不安材料じゃないでしょうか。それ以外にも仲間たちとちゃんとコミュニケーションを取れるかなとか、仕事内容と同じくらいに人間関係の不安は大きいと思います。

ひとりで誰ともかかわらずに仕事をするならいいんです。でも、そうはいかないですよね。看護師はチームで動きます。その際に、そのチームにうまく溶け込むことができるかは、仕事を円滑に進めていけるか密接にかかわってきます。

それに怖い先輩だと萎縮してしまいますよね。ただでさえ、看護師になって初めての現場ではなおさらです。訊きたいことがあるけれど、怒られるかもしれないと思って訊けない→訊けなかったことでミスをしてしまう→結果、怒られる→評価が悪くなる→また怒られるかもと先輩のことがますます怖くなってしまう。
完全な悪循環です。

ではどうすればいいのか。憧れていた看護師だったけど、思ったのと違っていた、辞めたい!そんな時にこそ、この本を開いてください。

Nバクさんは新人の時にさまざまな壁にぶち当たりました。だからこそ、知っている、わかっていることがたくさんあります。上から目線でこうしたらいいと教えるのではないアドバイスは、暗闇にいたあなたに希望を与えてくれます。

Nバクさんが自ら本書を紹介する動画がありますので、ぜひこちらもどうぞ!


そして売り場担当のイチオシはこちら!

『人工知能はナイチンゲールの夢を見るか?』

2020年にナイチンゲール生誕200年記念出版として始まった『ナイチンゲールの越境』シリーズ。
もうね、本のデザインがいいんですよ。色違いでの統一デザイン。特設サイトでいままでのシリーズの表紙が並んでいるのでぜひご覧ください。

実はシリーズといっても五冊くらいで終わるかな、と思ってました。浅慮でしたね。並んでいるテーマを見ても「建築」「感染症」「ジェンダー」「時代」「宗教」「戦争」「伝記」「管理」と多岐に渡ります。

そして今回は第9弾、テクノロジー!

第一章が『ケアの変容を促すテクノロジー』、第二章で『ケアの未来に向けて』を取り上げているんですが、執筆されている方々が多方面に渡っていてすごい!

服部桂・宮川祥子・青山一真・石黒 浩・神原咲子・熊﨑博一・山海嘉之・為末大・水流聡子・ドミニク•チェン・尾藤誠司・三宅陽一郎・吉川雄一郎・吉藤オリィ(敬称略)

どうです?気になりませんか?
しかもテーマがテクノロジーですよ。ナイチンゲールとテクノロジー。〜の夢を見るか?ってフレーズも一度は使いたくなるタイトルですよね。そこを敢えてやってくるところが好きです。なにより連想しやすいし、わかりやすい。

本の紹介ページの立ち読みで第二章『ケアの未来に向けて』で宮川さんとドミニク•チェンさんの対談の一部が読めるようになっているんですが、これがもう面白い。続きを読みたいという気になります。

いかにわたしたちの未来でケアという分野に最新のテクノロジーがどう関わってくるのか、どう変わろうとしているのか。近年めざましい発達を遂げた人工知能(AI)が医療という現場でどのような活用のされ方をするのか。

激動の時代を生きたナイチンゲールを通して、今変革の時代を迎えているわたしたちに起こり得ることがわかる一冊です!

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