任天堂の社長になれなかった男 荒川實 第四幕 あとがき

セガがひどい目にあう回です。自業自得な面もあります。
公聴会周りに関してはセガvs任天堂のみならず、他インタビューやドキュメンタリー作品「世界を変えたテレビゲーム戦争」を参考にしています。本当はカリンスキーがNOAに当てた手紙はもっと長いのですが、さすがに全部引用もアレなので要約版を載せています。読みたい方はセガvs任天堂を購入ください。

一般的に広く知られてる説は「北米ではジェネシス勝利」なのですが、色々と数字を確認していくと「前半戦有利、後半戦に巻き返しをくらい敗北」なのではないか、と思えたのでこのような展開になりました。末期はかなりアレだったようで、サターンへの後継のマズさ、ジェネシス32xの失敗と、儲けに繋がらなかったんだなあと思えてきます。ただ、セガvs任天堂はあくまでカリンスキー視点からの資料なので、「さてはここ美化してるな?」と思えるところがいくつかありまして、独自に突っ込みどころを付与したのが今回の記事になります。モータルコンバット周りがそれです(なぜレーティング無視の裏技を仕込むことが美談になっているのでしょう??)。
他、公聴会絡みに関しては「世界を変えたテレビゲーム戦争」を参考にしました。

それと当時のSOA副社長豊田信夫氏のインタビューも参考にしました。

非常に面白い内容なので是非皆さんも読んでみて下さい。

さて、次はいよいよプレイステーションの登場で、この話も終幕を迎えます。かなり脚色入れた終わり方になりますが、何分資料が全くないのでご勘弁ください。来週金曜日更新予定です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?