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「複数冊」を同時進行で読む

読み切る前に読みたい本をかじる

《多読や速読というのが流行っていますよね。》
本を沢山読んだり、本を早く読む技法のことですね。

本を読むとき、「今読んでいる本」が読み終わるまで次の本を読んではいけないと思っていませんか?
それは、大きな間違いです。

「読書を習慣化したい」という人で、「達成できない人」というのは総じて『まじめすぎる』傾向があります。

ですから、本も
「今読んでいる本が終わったら、次の本を読もう」
とか、
「今日買ってきた本が読みたいけど、今読んでいる本が終わったら読もう」
と考える人が多いと思います。
じつは、私自身もそうでした。
以前は、「今読んでいる本」をクリアしないと、次の本に進めないと思っていたのです。

なぜなら、「もったいないから」。

今読んでいる本も、今読まないと、後からは読まなくなってしまう。

そう考えるのです。

それは、間違っていることに気付いたのは、数年前でした。
『一冊づつ読まないといけないもの』
という認識が強かったのです。
それは、子供のころに、
「この本が欲しい」と言っても、
「今読んでいる本を読み終えたら買ってあげる」
という教育を受けてきたからだと思います。

しかし、それは今日現在で忘れてください。
『何冊も一緒に読んでいい』んです。
今読んでいる本があっても、次の本を読み始めても良いんです。

じっさい、私は、常に5~6冊の併読(へいどく)しています。
6冊を同時に読み進めているんです。
「そんなに一緒に頭に入るの?」
そう聞かれることもありますが、「入ります」。
入りますし、何冊も同時に読むと、頭に入りやすいんです。

人は、集中力を保てる時間というのがあります。
15分くらいですね。
※(中にはもっと長い人も居ますが、今回は15分でお話します)
すると、何冊も読んでいるため、1冊あたり15分づつ読んでいくと、ちょうど良く気分転換になり、「頭がリフレッシュした状態を保つ」ことが出来るんです。
そのため、どの本も「集中力を保った状態」で読めることになるのです。

本を読んでいて、頭が疲れたとき、「違うジャンルの本を読むことで気分転換になる」のだそうです。
そのような気分転換の効果が見込めるというわけですね。

頭を休めるために読書をするなんて、なんだか不思議ですが、何も考えずにぼーっとするよりも効果が高いそうです。

読書はストレス解消にも一番効果が高いとも言われますし、本を読むことは私たちが思っているほど、頭を使っていないのかもしれませんね。



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