見出し画像

サウナ備忘録第11回【埼玉・サン光湯】

ベスト看板賞2020受賞作品。

11本目はサウナの右も左もわかっていなかった僕が記念すべき二発目のサウナとして選んだ戸田の名銭湯サン光湯でございます。

一発目が銭湯サウナとしては非常にオーソドックスな成増の初音湯だったんだけど、二発目としてここを選んだ当時の自分の嗅覚を褒めたい。
油断してた初心者サウナーをピーキーなスチームサウナで手荒く歓迎してくれるのがサン光湯(読み方は「さんこうゆ」)なのである。

戸田公園駅からほど近く、駐車場も完備なのでアクセスも抜群な所謂町のお風呂屋さんなんですが、胸キュンポイントはヘッダーにある看板ちゃん。
銭湯とサウナ施設の看板は何故もここまで我々の心を動かすのじゃろうか…

天下無双の24時まで営業だけに飽き足らず、サウナ料込みで料金驚きの430円。
行った時は「安いなぁ」くらいだったけど、その後数々の施設を巡った今だからこそわかるアホコスパ。
しょうもなサウナ&塩素マシマシ水風呂で1,500円近く取ってるスーパー銭湯たち!!聞いてるか!!!おい!!!!

サウナだけでなくお風呂としてのスペックも高いのえらい。
一つ一つの大きさはそれこそ銭湯サイズだけど、薬湯・露天があるだけでテンション上がっちゃうよね。

こんな銭湯が家の近くにあって、小学校時代に家のシャワーがたまたま壊れたタイミングでお父さんに連れられて入湯、普段より大きい浴槽や風呂上がりのフルーツ牛乳でテンション上がり、外に出ると片想いのあの子が同じタイミングで出てきて風呂上がりの姿にどきっとしたり…

あぁぁあぁあぁっぁっぁぁあぁぁっぁぁ戻りてぇぇえぇぇぇ少年時代に戻りてぇよぉああぁあああっつあぁぁぁあぁあっ!!!!!!!!!

…取り乱しました、気を取り直してサウナスペックいきます。

しきじ系のスチームサウナ、温度は50度くらいを示してるけど体感100度くらいになる例のアレ。
サ室は三人でいっぱいになるくらいなんだけど常に天井から雨が降り注ぐほどのえげつない湿度と、サ室内にある蛇口の存在によってセルフ床ロウリュ出来るのが他の銭湯サウナと一線を画す部分。
とにかく発汗が鬼、森のいい匂いだなぁとか油断してると五分くらいで蒸し焼きになる破壊力がたまらなく愛しいです。

水風呂も一人用サイズながらまろやかで気持ちいいのじゃ。
バイブラそこそこの圧なので限界まで蒸された後だと昇天です。

あくまで銭湯なのでととのい椅子はないけど露天スペースに桶持っていって外気も出来るし、脱衣所の椅子もノスタルジックでととのいを加速出来るしgood。

久松湯とか喜楽湯みたいにオシャレ系ではない、昔ながらの銭湯って感じなんだけどそれでいいじゃない。
銭湯デビューしたい人とか、サクッとミスト浴びたい人は是非この名銭湯を思い出してください、おすすめ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?