デザインとは、結局これ。
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SYOKUTSUのけいすけです。
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使いにくいとは
さて、SYOKUTSUを作るに限らず、私はまず使いやすさを追求するのではなく、使いにくさを考えます。
逆説的な考えです。
使いにくさの部分を排除すれば、必然と使いやすいに変わる。
と私は信じてやっています。
WEBサービスで使いにくいと思うこと
・日本のサイトなのに、全部英語
⇒確かに、かっこいいし、スタイリッシュですけど、分からん・・・
・ボタンと思いきやボタンじゃなかった。ボタンじゃないと思っていたらリンクついてた
⇒私もやってしまいがちですけど、文字の装飾をこだわりすぎると意外に陥る
・ページをスクロールすると、アニメーション。までは良いけど、戻ったらまた同じアニメーション
⇒意外にあるパターン。右や左からスライドインしてくるデザイン。そのデザイン自体は全然問題ないんですけど、画面アウトして戻るとまた左右からスライドインしてくる。
もう良いって・・・。
・急に出てくるポップアップ
⇒モーダルウィンドウやポップアップは訴求するには良い機能です。でも、今じゃないよ。ってタイミング出てくる。
でも、あのタイミングを計算したり見図るのは、至難の業なので仕方ない。
・逆に動きがない
⇒CSSもバージョンアップが繰り返されていて、色々なデザインができるようになって見ている側としても、動きあるデザインをどこかで求めています。なのに、なんの動きもない。意外に使いにくい。
まだまだありますが、この辺で
使いやすいとは
では、逆に使いやすいとは何のか?
色が整っている、余白が取れている、行間がいい感じ、文字の大きさ…
でもこれって、実は答えがないんですよね。
ガイドラインみたいな、ある程度こうしたら良いよ。みたいなものはあっても、フォントサイズは16pxが良い。という人もいれば、いやいや20pxですよ。逆に14pxぐらいがキレイだよ。
という人もいます。
Google的には、フォントサイズは16px、行間は1.2emが良いよ。
と推奨されていますが、16pxって案外小さいんですよね
デバイスにもよりますが、noteは18pxぐらいですかね?行間も2em以上あります。
GoogleとAppleでも見解は分かれていますし、日本語と英語でもやっぱり違います。日本語は原則全角です。英語は半角です。
この時点で、文字の大きさに差がでてきます。
結局…
これを言ってしまうと元も子もないんですが、デザインの答えって「ない」んですよね。
故に、デザインは妥協。
結局これですね。
芸術ではないので、WEBデザインやポスター、ペンのデザイン一つ取っても、最終的に妥協なんですよね。
さきほどのフォントサイズの話で、これを例えば妥協せずに突き詰めると…
10代〜20代の男性には、14px
30代〜40代の男性には、16px
40代以上の男性には、18px
(これはあくまでも例えの話です)
という感じで、ページの読み込みのタイミングでCSSを書き換える。
フォントのサイズを変えるともちろん、要素の幅を変えたりする必要が出てきます。14pxで1行に収まっていても、18pxだと変なところで改行されたりするので、それを制御したり、幅広げて対応したり…
実装は出来ないことはないですが、非現実的です。
だから、真ん中を取って16pxにするわけですよね。
これはWEBに限った話ではなく、世の中の形あるもの全てです。
ユニバーサルデザインという考え方がありますが、誰でも使いやすいデザインと言いつつ、突き詰めれば誰かにとっては使いにくいんですよね。
男子トイレは青
女子トイレは赤
至極当然の様な話ですけど、海外に行けば関係ないです。
点字ブロックだって、目の見えない人にとっては目印ですけど、スーツケース引っ張ってるとき、ヒールを履いている時思い出してください。
まぁ点字ブロックはユニバーサルデザインではないんですけど・・・。
最終的に、どこで妥協するかですよね
点字ブロックが目の見えない人が来た!!って反応して、ムクとその人の前だけ点字ブロックの凹凸が出てきて、通り過ぎたら平らに戻る。
こんな機能あれば最高ですけど、ハードルは山程ありますよね?
さっきのフォントサイズの話と同じで、
そもそもどうやって識別するんだ?って話になって、誤作動起きたらどうするんだ?って問題にぶち当たって、じゃあずっと出しとこ。ってなるわけで・・・。
仮にそんな機能が作れたとして、どんだけの費用がかかって、その導入費用を誰が負担するんだ?ってなって結局妥協。
デザインも同じですよね。
だからターゲットを絞る必要になるわけなんですよね。
私はこれが良いと思うんだけど・・・
とか結局どうでも良くて、どれだけターゲットに刺さるデザインなのか?どれだけ多くの人が納得するのか?
だから、世の中にあるものは全部同じ様なデザインになっちゃうんですよね。
否定している訳ではなく、デザインをする上で私は最近これを強く念じるようにしています。
デザインは妥協
それは致し方ない判断で、できれば妥協はしたくない。誰もが納得するデザインを作りたいけど、
誰かが納得する=誰かが納得しない
誰もが納得する=訪問するユーザー数だけのデザインを作る
出来ないことはないですよ。
出来ないことはないですが、私の寿命が尽きるほうが早いでしょう。
というか、これが出来たころには、そもそも現在のWEBの形は変わっていることでしょうね・・・。
妥協
ネガティブな言葉ですけど、
「妥」おがやかに落ち着く
「協」チカラを合わせる
漢字一文字一文字はポジティブな言葉です。
どこで、この言葉はネガティブになってしまったんだろうか・・・。
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