【伊吹果樹組合】伊吹平核無柿を樹上脱渋製法で復活させたい。


滋賀県米原市、伊吹山では『霊峰』(れいほう)という名の柿が栽培されています。

驚くべきは、その柿の色。
切ってみると中はオレンジ色ではなく黒っぽく、一見柿には見えないのです。
黒く見える正体は、なんと蜜が凝縮しているから。
食べてみると、梨のようにシャキシャキとした食感と黒糖のような濃厚な甘みに、皆んな驚くそうです。
とっても味が気になりますよね。

どうやってこの『霊峰』は生まれたのでしょうか?
きっかけは、滋賀県米原市を拠点とする伊吹果樹組合さんが作っていた、伊吹平核無柿(いぶきひらたねなしがき)という柿でした。
この柿、後継者不足による存続の危機にさらされているのです。

そこで、その危機を救うために挑戦したのが『樹上脱渋』という製法。
元々ひらたねなし柿は渋柿なため、収穫したものを室(むろ)に入れ、炭酸ガスで渋を抜いていました。
しかし樹上脱渋は、渋を抜く工程を収穫する前の樹についている時にするというもの。
柿1つ1つに袋をかけ、アルコールを入れます。ゆっくり渋が抜け、樹の上で完熟を迎えることが出来るのです。

まだ日本でも数少ない農家しか取り入れていないこの製法は、コストも手間もかかりますが、その分美味しさが格段に上がります。
伊吹果樹組合さんも試験的に栽培をしたところ、すごく美味しい柿が出来上がったのです。

そうしてできた柿が『霊峰』。
もっと生産を拡大するための資金を募るため、今回のクラウドファンディングに挑戦し、見事成功しました。

霊峰、本当に美味しそうなんです…。
1日も早く、多くの人の元に届く日を楽しみにしています。

【伊吹平核無柿を樹上脱渋製法で復活させたい。】
https://faavo.jp/shiga/project/1954

●問い合わせ先
伊吹果樹組合 組合長 滝澤均さん

●資金の使いみち
今回のクラウドファンディングでご支援をいただきました資金は、今回挑戦する樹上脱渋製法に必要となる費用の一部に使用させていただきます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?