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島耕作についてまず知ってもらいたいこと

初めまして、島耕作を人生のバイブルとしているこはらです。

私はマンガが大好きで、自身の80%はマンガでできていると思っています。
そんなマンガ好きの私が特に好きな作品「島耕作」シリーズについて、この作品の魅力や読み方をお伝えしていきたいと思っています。

私の目標は、島耕作を読んだことがない人や読んだことはあるがあまり覚えていない人にその魅力が伝わり、この作品から一つでも多くのことを得てもらえればと思っています。

島耕作における大きな誤解を解く

課長島耕作1巻

さて、島耕作という膨大なストーリーを持つマンガ作品の解説に入る前にまず知って欲しいことがあります。

それは皆さんのイメージの島耕作は本当にマンガ通りなのかということ。
島耕作は遊び人で、色々な女性に手を出してラッキーで出世していく。
そんなイメージを持っている方も多いかもしれません。
今回はこちらについて書いていきます。

島耕作ってどんなマンガ?

島耕作は日本で最も有名なサラリーマンと言われています。

団塊の世代として生まれ、高度経済成長期に日本を支えた典型的なサラリーマンです。
「課長」という役職がつく通り、課長職に就任するシーンから物語は始まり、そこからどんどん出世していきます。

現在は「相談役」まで登り詰めており、島耕作が働く初芝(現在はTECOT)は松下電器(現在はパナソニック)がモデルとなっています。

当然、出世するためには誰もが文句のない結果を残す必要があり、島耕作は幾多の修羅場や苦難を乗り越え、一部上場起業という組織の中でトップに立つことになります。

島耕作の女性関係

巷にある指摘について真実である内容は確かにあります。
妻がいながら、会社の女性に手を出したり、女性のおかげで出世するシーンも描かれています。

しかし今回知ってもらいたいことは、島耕作という作品は第7話までとそれ以降で大きく分ける必要があると思っています。

第7話までは主にショートストーリーで、1話完結型の話がほとんどです。
初出を見ていただいたら分かるのですが、当初は読み切り作品としてスタートしていたため、連載向きの話ではなく新しい女性キャラが出てきて関係を持つという展開でした。

よく言われている島耕作のイメージはここから来ているのではないでしょうか。

確かにその後も、色々な女性と関係を持つ展開はあります。
しかし、第8話から島耕作はニューヨークに転勤になり、妻の怜子は島耕作に着いて行きませんでした。
そして、玲子にも男がいることが後に判明します。

夫婦のどちらが悪いというわけではないですが、関係性は物語のかなり前半でほとんど修復不可能となっているのです。

そして別居が続き、その後離婚となります。
そのため社長時代に現在の妻である大町久美子と結婚するまで島耕作は独身だったのです。

こういったことを意外と知らない方が多く、島耕作は女癖が悪いというイメージだけが先行してしまっているように思います。

島耕作をもっと知ってもらいたい

おじさんが読むマンガという印象があり、若い方や女性の方からは特に印象が良くないように感じています。私の周りの人たちも、この作品に対して世間と同じような印象を持っています。

そもそも女性に手を出してラッキーで出世するような人間が主人公の作品が、35周年を迎えるはずがありません。

この名作マンガをイメージだけで敬遠して欲しくないために、色々と今後私なりに分析して魅力を伝えていきたいと思っています。

島耕作 35歳シーン

島耕作が課長になったのが35歳、現在私が35歳なのでこれはもう島耕作について書くしかないと思いました。

島耕作を敬遠していた方、若い方で名前は知っているけど読んだことがない方に、面白いと思っていただけるように書いていきますのでよろしくお願い致します。

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