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娘の入学式、母の想い。

昨日、長女の入学式を無事に終えることができました。

幼稚園の卒園式がグダグダだった反省を活かして、なんとか耐えて最後までぐずらずに家まで帰ってくることができました。

途中、「もう我慢できない!」と言って教室を出ていこうとしたりしたものの、なんとか思いとどまって脱走は食い止められました。

入学式の前日、「入学式は最後まで頑張る」という目標を自ら立てて、グズらずに過ごすチャレンジをするのだと話してくれました。そのチャレンジを思い出して何とか耐えたようです。卒園式ではグダグダになってしまい、終了と同時に飛ぶように帰宅して、楽しい思い出が何一つ残せなかった事を彼女なりに後悔しているようでした。卒園式での失敗を活かして、思い出を残すためにやりたくない事も頑張ってやるという経験ができたことは、ひとつ進歩だと思います。自分で考えて行動できたのも良かった!

こうやって、失敗しながら経験して、自分で考えて行動していれば、他人に流されない自分の人生を生きる練習になるように思います。

入学式でグズらない、なんて、人によれば当然のことなのかもしれません。実際、長男も次男も入学式を経験しましたが、彼らがグズる心配など全くしませんでした。良い悪いではなく、ただ単純にそういうものなのだと思います。色んな個性の人がいて、感じ方も人それぞれで、大勢の人がいて緊張する場所に居るだけで耐えられず、グズって逃げ出したくなってしまう人も中にはいる。なかなか理解に苦しみますが、本人も何がそんなに嫌なのか分からないし、そんな感覚を感じたくなくても感じてしまっているように見えます。

だから、この独特な感覚や感情をコントロールすることができれば、唯一無二の個性を生かした存在になれるということです。どんな生き方をしてどんな風になりたいかは本人が決めることで、どんなものになろうとしてくれても構わないのだけれど、何になろうとしてもその成功の前提として、感情のコントロールができることが課題になってきます。どんな状況でも、落ち着いて客観的に「今こういう状況だけれど、とにかく落ち着こう」と思えれば、無駄に乱れることもなく、自分の個性を生かした選択ができるのではないでしょうか。長女は一般的な人よりこの訓練が大変かもしれません。だけれど、これを身につければ、きっと大きく成功すると私は信じています。

これから9年間の義務教育が始まります。どうか、娘の個性が義務教育でズタボロになりませんように。感情のコントロールがうまくできるように低学年のうちから自ら訓練できますように。人間関係の築き方を学べますように。世間や常識に流されず、自分の人生を生きることができますように。

学ぶことは楽しいものです。人と関わって、楽しく学んで、彼女が楽しい人生を送る基礎を身につけられるよう、サポートできれば良いなと思います。

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