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快適さの追求に余念が無いトカゲ 【アドベントエッセイ(328/365)】

早いものでクリスマスまであと37日を切った。

どこよりも早いアドベント企画、328日目は「暖を取る華彩さん」の話。

最近、部屋の中まで肌寒くなってきたので、本格的な寒さが来る前にアオジタトカゲの華彩さんの小屋にヒーターを入れた。

華彩さんは、さっそくその上で暖をとり始めた。

夕方あたりから「外に出せ出せ」と騒ぐので、お散歩に出した。

しばらく外で遊んだ後、華彩さんは自分から小屋に戻った。いつもなら、可能な限り長く外に出ているのに、今日はそそくさと帰ったのだ。

帰宅した彼女は床材に半身を埋もれさせ、またヒーターの上ですやすやと眠り始めた。

華彩さんは、1度心地よいスポットを見つけたらすぐ学習する。きっと、「生活の快適さ」を求めるのに貪欲なんだと思う。

飼い主としては、「華彩さん喜んでくれるかな」と思いながらやったアップデートが、まんまと受け入れられて、ほっこりしている。

今年も万年床で幸せそうに眠るアオジタトカゲを眺める季節がやってきた。

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