小学校の先生の成績の付け方の傾向

みなさんの中には、小学校の成績評価で不合理な評価を受けたことはありませんか?小学校に限らず、中学、高校、社会人になってこれにはある特性があるんです。ここで、心理学的知見で述べていきます。

話題になりやすい、外見的魅力についてです。

美人な女性を想像してみてください。さて、第一印象で好意を受けやすいことは日常的によく見られる現象なんです。

長く付き合っていれば、容姿のよさと性格の好ましさの間に相関関係はないとわかってはいながらも、はじめて会う相手には、容貌が良ければ性格がいいだろうと判断してしまうわけなんです。これは、光背効果というもので「ある望ましい側面を持っていると、そのほかの面までもが望ましい特性を持っているように感じてしまう現象なんです。

小学校で例えると、「算数ができるやつは、自然と国語もできるだろう。」と見積もりを立てたり、算数ができているという理由で何気無いうちに、国語の評価を高くしてしまう。傾向にあるのです。

●認知的不協和理論について

みなさんはイソップのキツネの話を聞いたことがありますか?

ブドウを食べたかったキツネは、ブドウに手が届きません。そこで、「あれは、酸っぱいブドウさっ」ときめつけたのです。

認知的不協和理論とは、相反する2つの事柄を自分の有利な方に正当化してしまうことなんです。喫煙者を例に取ると、愛煙者たちは、「有害を示すデータの信憑性は低い」「喫煙者のなかにも長寿な人がいる」と喫煙を正当化したりするのです。


要するに、小学校の成績に限られず、世にあふれている評価法は、意外に心理学的に判断される傾向があるということなんです。

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