【話題本レビュー】水野学さんの本「センスは知識からはじまる」
SYNT代表佐々木です。
日々SYNTのサービスを開発を進める中で、読書をしているので、読んだ本のレビューを書きます。
第二言語習得のための、つまり英語ですが、学習サービスを提供する上で最も大切なことは、ユーザーのみなさんをモチベートすることにあると思っています。
英語なんてやれば誰でもできる、とは東進ハイスクールの超有名英語講師の台詞ですが、普段僕のサービスを使ってくださっている方みたいな優秀な方だと、はっきり行って、「その人の能力を引き出せば」英語なんて本来的にはできるはずなのです。
人のやる気を引き出すものそれは、活力、つまりエネルギーです。
では、そのエネルギーを伝えるものは何か、エネルギーを媒体するものは「言葉」です。
ということで、僕はライティングを学んでいます。
だから、読んだ本のレビューを書きます。
今日書店に行くと、水野学さんの本がたくさんずらっと並んでいたので、思わず一冊購入してしまったのが始まり。
というのも「良いものを作ってもデザインが悪ければ売れない」ようなことがタイトルやら帯やらに書いてあるからです。
起業して自分のサービスがようやく形になってきて、これから多くの方に利用してもらいたいなと思っている今の自分にぴったりだったから買いました。
惹かれたのは二冊
「センスは知識からはじまる」と「水野学のデザインブランディング講義」
という本です。
僕が買ったのは「センスは知識からはじまる」です。
この本が一貫して伝えていたことは、
センスは先天的なものではない。知識に裏打ちされて、磨かれるものである、ということです。
つまり、知識は後天的に獲得するものだ!ということです。
本当にそれしか言ってません。笑
タイプ的には「うすーく引き伸ばされた系」の読みやすい本に分類されると思います。僕も結局1時間くらいで読んじゃいました。
どの章でも一貫して、知識を身につけよ!と主張されています。
センスがないのは、知識を身につけることを怠っているからだ、ということをおっしゃっており、言語化が非常に巧みで、説得力があります。
軽い本をさらっと読みたい気分の方にはおすすめです。サクッと読めます。
ただ、こってり密度の濃〜〜〜い本をお求めの方には物足りないかもしれません。僕の今日の気分的には物足りなかったです。
書店で横に並んでいた「デザインブランディング戦略」は慶應大学での講義を書籍化した本みたいなので、もう少し濃そうでした!
本の文章の密度も難しいですよね。あまりに難解で濃いと読み進められないし、読みやすく工夫された文章はどうしても薄くなりがち。
師匠のJean-Paulには「一度読んでもわかった気になるが、何度読んでもその度に発見がある、そんな密度のある文章を書いてください」と言われています。
あ〜、今日のこの文章とかもJPに見せたら酷評されそうです。
アウトプットとインプットの適度なバランスを保って行きたいと思います。
質にこだわるとアウトプットが少なくなりがちですからね。
これは語学学習と同じ!!
これから水野学先生の本をさらに読んでいきたいと思います。
This article was written by Shu Sasaki (SYNT)