【映画】ジョゼと虎と魚たち
意を決して観に行って参りました。
前売りは発売日に購入。絶対泣くやつだけど絵はきれいだし、清原果耶ちゃんだし、観ない選択肢はなかった…
心の中の濁ったものが全て出て行った気がします。
生まれつき足が不自由で車椅子の生活をしているジョゼ。「ジョゼ」というのは彼女の好きな小説に出てくる女の子の名前。彼女自身、「ジョゼ」に憧れていたから「ジョゼ」と呼んでと言ったのかな。自分が嫌というよりも、ハンドルネーム的な感じかな。ちょっとだけ殻を被りたい気持ち?
恒夫は、海に潜るのが好きで、メキシコに留学するために必死にバイトする学生。海が好きすぎる少年。
こんな年頃の男の子を女の子と二人きりにするおばば、あれだけ外の世界は恐ろしいと脅しておきながら、やることが???でも、おばばは、ジョゼに恋をしてほしかったのかもしれない。二人でこっそり外に出て行っているのにも気づいていた。ジョゼの変化を喜んでいた。道頓堀のグリコのようという例えば秀逸で笑ってしまったw
図書館で恐らく初めてのお友達ができたのもよかった。ジョゼ可愛い。
人生とは上手く行かないもので、おばばが亡くなって、更に恒夫も事故にあって…ジョゼ、よく生きたなぁと思う。そして、自分が一番辛いだろうに、恒夫を励ましたジョゼよ。恋と夢の力はすごいな。
ジョゼは恒夫に「健常者のあんたには分からん」と恒夫を突き放して、差別をした。確かにそういう部分もあるとは思うけど、恒夫は違うと思った。最初にジョゼの家に行ったとき、おばばに「ジョゼのことを甘やかしすぎている」「ペットボトルとかあるじゃないですか」と言った。上手く言えないけど、恒夫は違う。
そして、これもよくあるすれ違いというやつですかね。
結局最後は分かり合えてのハッピーエンド
すっきり終わった。
一回目虎を見たとき、ジョゼは「恒夫がいたらすがれるから」って言った。二回目は一人で見に行った。恒夫に頼ってばかりな自分が嫌だったんだと思う。私は人に頼ってもいいと思うけどね。頼られたいって人もいるだろうから。
この虎を見に行くシーン二回、とても好き。
そしてね、舞台が大阪で、出てくるところほぼ見覚えがあってすごく楽しめました。(先日の阪急電車と同じく)
こういう作品を観てると本当に全部馬鹿馬鹿しい気持ちなって、
これがデトックスってやつだ…
めちゃくちゃ心が清いよ…清原果耶ちゃん…ありがとう。