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【就活登山vol.1】就活の軸って必要?

就活登山とは?


こんにちは!
シナジーマーケティング株式会社にて採用責任者をしている、福尾と申します。

◆簡単なプロフィール◆
福尾 翔 (ふくお しょう)
経験職種:法人営業、コンサル、人事、経営者
経験領域:大手、外資、ベンチャー、メガベンチャー
好きなこと:子どもと戯れる
苦手なこと:記憶
好きな言葉:ワクワク
インタビュー記事:https://listen-web.com/story/sho-fukuo/

さて、本サイトでは、今就活をされている方、これから就活をする方に向けて、必要な心構え、考え方などの様々なコンテンツを発信していきたいと思います!

コンテンツ名は、『就活登山』

この記事を読んでくださっている方、こうやって接点を持てたのも何かの縁だと思っています。
なお、一人ひとりが納得した就職活動を終えられることを目標(頂上)とし、
そこまでの道のりを伴走していきたい思いからこのネーミングにしました。
よくある「こうやったら内定取れるよ!」というノウハウ・スキル系の話というよりは、そもそものところを一緒に考えていきましょうという趣旨で展開してまいります。

それでは、始めていきたいと思いますー!


記念すべき第1回≪就活登山≫のテーマ

それは、

『就活/企業選びの軸』

についてです。

恐らく多くの就活生はこの「軸」について迷いや疑問をお持ちなんじゃないかと思います。
本選考が始まる前の時期にこそ、
改めて軸について整理してみてはいかがでしょうか?
少しでもお役に立てればと思い今回はこのテーマにしました。

それでは始めていきます!最後までお付き合いください!

■そもそも就活/企業選びの軸は必要?


軸についてはあった方がいい・なくてもいい、など様々議論がなされています。
正解はありませんが、個人的にはあった方がいいのでは?と思っています。
なぜなら、私はやっぱり就職活動というのは学生と企業のマッチングだからだと思うからです。
自分自身とマッチしているかどうかの判断基準が「軸」になるんじゃないかと。

軸は自分自身の価値観や志向性が多分に反映されるものです。
なので、出来るだけ言語化・具体化し、その基準をもとに判断することが、
マッチングの度合いを高めることに繋がると思っています。

■じゃあ軸はどうやって作ればいいの?


ここは色んな方法があると思うからあくまで参考までに。
先ほど書いた通り、価値観や志向性が反映されるものなので、
昨日今日で形成されたものではないということです。
過去の経験や意思決定の連続によって形成されているんじゃないかと。

自己分析をする中で過去の出来事について振り返ると思うけど、
その中でも自分の心を揺さぶるような経験はありませんでしたか?
あった場合は、まずそこから丁寧に言語化してみましょう。

・どんな状況だった?
・そもそもなんでそれやったん?
・1人で?みんなで?
・自分は何をした?
・誰かに何かされた?
・どんな結果になった?
・達成感から?悔しさから?
・その後自分の行動で変わったことって? などなど

色んな角度からその経験を言語化していく。
そこから見えてきたものに自分のワクワクする種(軸の要素)があると考えています。

いっぽうで、そんな心を揺さぶる経験って言われても・・・という場合は、

・これまでにやっていて単純に楽しかったこと
・どんだけ時間かかってもやり続けられたこと
・しんどいんだけど頑張れたこと
・誰かから言われなくても、自然とやり続けていたこと
・気づいたら〇〇のことについてずっと調べていた などなど

そんな経験1つはあるんじゃないでしょうか。
これを思い返してみて、同様に様々な角度から言語化していく。

そう、大事なのは無意識を意識的に考え言語化すること。
多分これまでの経験や意思決定は「何となく」「無意識的に」と感じるかもしれないけど、
そこには色んな要素があり、実際は自分で選択しているんです。(心理学的にもそう言われている)

なので、その無意識で行ったと思われる経験や意思決定を思い出し、
様々な角度から見ていくことで、その時の自分の感情や感覚、要素を言語化してみてください。
それがきっとあなたの今の価値観、ひいては軸に繋がっているはず。

出来れば自分の感情が大きく動いたことや、熱中したこと、没頭して行ったことの方が、
自分の価値観や志向性に影響しやすいので、思い返す際の優先度を高めてみてください。



■軸を言語化することのメリット


1つは冒頭にお伝えした、自分と企業がマッチしているのか考える際の判断材料になることですが、
他にもメリットがあります。

それは、相手に伝わりやすくなること。

例えば、企業選びの軸ランキング第1位の「人」(福尾調べ)
正直、「人」軸を大切にしています!って言われても全然わからない。
どんな人なのか、なぜ人なのか、人がどうなることに喜びを得るのか、
「人」のために何をしたいのか・・・
見方によってこの「人」という軸の意味合いが変わってきますよね?

あなたが思う「働きたい人」と私が思う「働きたい人」は必ずしも一致するわけではありません。
だからこそ、自分の経験を踏まえ言語化したものを話すことで、
なぜあなたが「人」を大事にしたいのか、どんな「人」と働きたいのかが初めて伝わります。

■名詞と動詞


自分自身の軸がある程度言語化されてきたら、
次は企業とどう照らし合わせるのかについてのポイントです。

それは「名詞」を「動詞」に変換するということです。
どういうことか、ここまでの流れを汲んだ上で話すと、

・「人」が好きだから人材業界!人事!
とか
・「旅行」が好きだから旅行業界!
みたいに「名詞」を軸にした決め方をしてしまうと恐らく入社後にズレが生じます。
なぜなら仕事はほとんどが「動詞」だからです。

例えば人材業界であれば

・人の選択肢を広げる
・企業の成長を人の観点から支援する

みたいなことから

・両者のマッチングすることで企業から料金を得る(慈善事業ではない)
・予算という目標を追いかける
・企業の求める人物像を具体化するためにめっちゃ調べたり、
 ヒアリングしたりして施策を提案する
・求職者管理のための事務作業を膨大にこなす
・企業、求職者ともに多くの担当を持つので進捗管理の業務が多くなる

などなど、もちろん人材業界の会社によって内容に違いはあるかもしれませんが、
動詞で見ていくと、より具体的にイメージできますよね。
それらが、自分が過去にやりがいを持ってやれたことやワクワク取り組めたことの要素と
マッチしていれば入社後のミスマッチは軽減すると思います。

※注:上記項目は実際に人材業界に勤めていた友人に聞いたものなのであくまで参考までに。

まとめ


自分の軸を形成するために過去の経験・意思決定を言語化していくこと。
それらを企業と照らし合わせる時は「名詞」を「動詞」に変えてマッチ度を確認すること。
人事や現場社員に質問するときは自分の軸に沿った質問をして
理解を深めることでミスマッチを減らしていく。

このサイクルを回すためにもやっぱり僕は就活において軸はあった方がいいと思うんです。
とはいえ、なかなか自分だけで考えていてもよくわからなくなってくることもあるので、
身近な人にアウトプットしたり、選考中の人事に相談してみてください!
(シナジーマーケティングの採用活動では、人事や社員が軸の明確化に向けて伴走します!)

今回はこんな感じで終わりにしたいと思います。
長文になりましたが最後までお付き合いいただきありがとうございました!!
vol.2も今後発信していきますので、ぜひご覧ください!


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