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【就活登山vol.5】その質問の意図、考えたことありますか?



第5回<就活登山>のテーマ

こんにちは!
シナジーマーケティングの福尾です。

では、今回も是非最後までお付き合いください!!
(コメントなどもらえると死ぬほど嬉しいので恥ずかしがらず書き込んでくださいね。ね。ね!)

5回目の就活登山、今回テーマは・・・

『面接でよく聞かれる質問』~面接官って何が知りたいの?~

です!!

よく聞かれる質問ってあると思いますが、
面接官はその質問から何が知りたいのか考えてみたことありますか?

これから、よくある質問に対して、僕なりの見解をお伝えしていこうと思います。
これまで同様、あくまでイチ個人の考えなので、
参考までに留めておいてくださいね。

■一番伝えたいこと
今回一番伝えたいこと、それは

『相手目線に立つ』




です。

前回の記事でも同じことを言いましたが、結局これが大事。
ビジネスにおいても他者に対する想像力ってかなり重要なスキルだと思っています。

そして、僕はこれまでも意識してるのですが、
この記事では

「こうやったら内定が取れる!」

とか

「〇〇必勝法!」

みたいな、就活Tipsを紹介しようとは1ミリも考えてません。
もしそういうのが知りたいってことであればネットで調べてみてください。
めちゃめちゃ色んな記事が出てきます。
同時に、そんなものは当然面接官側も見たり研究したりしてるってこともお伝えしておきますね。
(このへん話し出すとまた長くなるので、気になれば直接聞いてください笑)

そうではなく、初めからお伝えしているように、
あくまで皆さん1人1人が納得感の高い就職活動を送ってもらいたい。
その一心で、より本質に迫る(と思ってる)内容をこれまで展開してきました。

「え、でも今回はよくある質問にどんな回答すればいいか。でしょ?
 矛盾してるやん!このウソツキ!先生に言っちゃうぞ!」

と思った人もいるかもしれません。(先生って・・・)
はい、残念ながら質問に対してのベストアンサーはこれ!というような
ことは一切記載しません。というか、そんなんわからん。

長い間面接をしてきた中で、こちら側の意図、
つまり面接官って何が知りたいの?って部分を知ってもらうことって大事なんじゃないか。
皆さんからしたら、質問の意図を理解することが適切なコミュニケーションに繋がる、
その上で自分自身の想いをしっかりと伝えられる。
そう思い今回はこのようなテーマにしました。

■よくある質問集


では、さっそく本題に移りますが、
僕自身が実際にしたことのある質問からよく聞く質問まで、いくつか集めてみました。
なので、一部憶測も入っているので参考までにしてくださいね。

①自己PRをしてください
②学生時代頑張ったことは?
③これまでの経験で挫折したことを教えてください
④志望動機を教えてください
⑤他社の選考状況を教えてください
⑥自分を動物に例えると?


挙げるとキリがないので、この辺のことについて順に書いていこうと思います。

①自己PRをしてください


It's me !!


これはわかりやすいですね。
単純にあなたの強み、アピールポイントを知りたいんです。
なぜかというと、

・その強みが自社内で発揮できるものか
・自社の活躍している社員の要素と近いか
 (活躍できる素養があるのか)

恐らくこのあたりを確認したいんだと思います。
例えば、決まったことを正確に漏れなく処理することを求められる業務内容だった場合、
「チャレンジ精神が強みです!」
と言われても、それ自体が悪いわけではなく、
遺憾なくその強みを発揮してもらえるかイメージがつかなそうですよね。

まぁ、その強みを活かして業務改善とかして、クオリティは担保したままスピードを短縮した、
みたいなエピソードであれば「お!」となるかもですが、なかなかなさそう。

なので、別に企業に合わせたアピールをする必要はないです。
自分の強みを評価してもらえる企業・業務ってどんなことなのか?
そんな視点で調べたり探したりしてみましょう。

ちなみに僕はこの質問しません。(否定してるわけではないです)

※自己PRについてはvol.4の記事でこれでもかってくらい書いているので、
 まだ見てない方はバックナンバーからどーぞ!


②学生時代最も頑張ったことは?



いわゆるガクチカですね。この質問は鉄板で聞かれますよね。
僕なりの解釈では、

最も頑張った=かけた時間の量or(and)質が最も高い≒夢中になったこと≒価値観が見えやすい

ということかと思います。

例えば、
・目的意識
・目標設定の仕方
・目標実現のための行動
・計画性
・物事の進め方(うまくいった/いかなかった含め)
・成果と学んだこと
・再現性の有無

などなど、色んな側面が見えてくるかと思います。
面接という限られた時間で、20数年間によって築き上げられたあなたの全てを知ることは不可能です。
だからこそ、あなた「らしさ」が一番表れるであろう、夢中になって頑張ったことを様々な側面から聞くことで、
面接官はできるだけあなたを知ろうとしているのです。

企業・業種によって何を重要視するかは変わってくるので、
これをこう言えば完璧☆ みたいにはならないのです。

あくまで上記に挙げた観点は一部ですが、
こんな観点で聞いてるのか!これまで自分勝手に話してた!
という方はぜひ相手目線に立った上で自分は何をどうやって伝えるのか再考してみてください。

これは僕も聞きます。でも、定型で答えられるような聞き方はしません。


③これまでの経験で挫折したことを教えてください


しょん・・。


これもよくある質問だと思います。(よくある質問しか集めてないんですけどね笑)

挫折経験を重要視すること自体に特に異論はないです。
でも、そもそものところで、挫折してなきゃいけないかというとそうではないと思います。
一見矛盾しているように聞こえるかもしれませんが、少しずつ説明していきますね。

まず、挫折ってなにか。

デジタル大辞泉によると

「仕事や計画などが、中途で失敗しだめになること。
 また、そのために意欲・気力をなくすこと。」

と出てきました。

簡単に言い換えると、

「失敗して凹んだこと」

て感じかなと。
誰がどう見ても失敗してることでも、
当人は「これはうまくいくための試練だー!もっと頑張る!!うぉー!!!!」
みたいなメンタルお化けもいるわけです。
そんな人たち(このレベルまでいかなくとも)からすれば挫折と感じていない可能性があるわけです。

いったん、この特殊な人たちは置いといて、
ほとんどの方は大小あれ挫折(うまくいかなくて凹む)経験ってあるかなと思います。

ここで面接官が見たいポイントは

・挫折の感度
・その経験を経てどうなったのか

このあたりかなと思います。
ビジネスの世界ではうまくいかない/思い通りにならないことの方が多いです。
(企業や業種によっても変わりますが)
例えば、成長・拡大中のベンチャー企業であれば、新たな挑戦がつきものです。
その際、うまくいかなかったからって毎回毎回凹まれると次に進めなくなってしまいます。
(その人が悪いわけじゃないですよ)
つまり、その人の挫折を感じるポイント、その高さ・強度を確認したいんだと思います。

あとは、誰しもが失敗をする中で、その後どうしたのか。

何度心が折れても挑戦し続けたのか。
失敗して足が前に出にくくなりあまり高い目標を立てなくなったのか。
冷静に振り返って、同じことが起こらないようにパワーアップする努力をしたのか。

どれがいいとか悪いとかではないです。
でもこんなところからもあなたの価値観の片鱗が浮き出てきますよね?
それを知りたいんです。

ちなみに、挫折した後にどうしたかによって、前述の挫折ポイントって変化していくものだと思うので、
就活に限らずアクションを止めないようにすることをオススメします。


この質問、僕は聞いたり聞かなかったりですね。(これいるかな)


④志望動機を教えてください


💡!!


これもよく聞かれますよね。(このくだりもういっか)

恐らくですが
・自社への熱意
・自社のことちゃんと調べてますか?
ってことを面接官は知りたいんだと思います。

もちろん、本当にその会社に魅力を感じているのなら、
しっかりとその想いを伝えてください。
キレイな言葉にしなくてもいいので、伝えてください。

ただ、これも先に紹介した自己PRと同じで、
その想いが相手に伝わり共感されることで意味を持ちます。

よくあるのが、
「御社のビジョンに強く共感したからです!」
という類のもの。
全然悪くないです。むしろビジョンへの共感は非常に重要です。
でも、それだけだと脆い。

企業というのは、理念やビジョンを実現するために戦略・戦術があり、それが事業となり、その中に人がいる。
だから、ビジョンに魅力を感じたのであれば、それを実現するための事業のことも理解しているのか、
前だけじゃなくて足元もちゃんと見ているのか。
そこも含めてあなたがやりたいこととマッチしているのか、
そんなことを知りたいんだと思うんです。

高校野球で例えると、
甲子園出場を掲げている高校に魅力を感じたとしても、
そのために1年生は基本ボール拾い、あとは素振りと筋トレみたいな、
ビジョン実現のために何をしているのか理解した上で入らないと

「こんなはずじゃなかったーーーーーー」

ってなってしまいますよね。

いっぽうで、会社の全てを理解することも不可能です。だって働いてないんだもの。
だから仕事の楽しさややりがいは企業側からみなさんにしっかりと伝えないといけません。
それをあなたが魅力と感じるかどうか。

あえて誤解を恐れず言うと、極論、「この会社」じゃなきゃいけない理由ってないと思うんですよ。
全ての会社を比較することもできません。
だから、企業はあらゆる角度から自社の魅力を伝える努力をしないといけない。

・・・伝える対象が変わってきてしまいましたね。すみません。。


なので(?)僕はこの質問は基本的にしません。(否定してるわけではないです)


⑤他社の選考状況を教えてください



これもよk(以下略)

この質問は面接官によって知りたいことが結構分かれる気がします。

・どんな業界の会社を受けてるのか/興味を持っているのか
・企業選びの軸と受けている企業に一貫性を感じるか
・魅力的な学生で、他社の選考が進んでる場合、自社も選考スピードあげようかな

このあたりが多いんじゃないかと思います。

ただ、他社のネガティブな情報を出して、自社の優位性を上げようとする
心無い人事/面接官も残念ながら存在はします。
多くは語りませんが、何と言うか残念ですよね。ただ残念。残念賞あげちゃう。

多くの心ある人事/面接官は上記に挙げたような観点で聞いていると思うので、
素直に話して全く問題ないです。
もちろん、言いたくなかったら伏せればいいと思います。
でもどんなことでもそうだと思いますが、隠されると「あれ?なんかやましいことでもあるんかな?」
って勘ぐられる可能性もあると思うので、そこは理解しといた方がいいかもですね。

僕はこれ聞くこと結構ありますね。ぶっちゃけどこ(社名)受けてるかはどうでもよくて、
単純に他の企業のどんなところに魅力を感じてるのか気になる。
そういうの集めていくと企業選びの軸が具体的に浮かび上がってきたりするので。

余談ですが、面接時間の半分を学生と一緒に軸を考えることに充てることもあったりします。
その上で「だったらうちの会社と合いそうだね!」もあれば
「こんな業界・会社がマッチするかもだからちょっと調べてみて!」とか、
「もうちょい言語化してみて、改めて面接しよっか!」とか、
そんな感じのコミュニケーションを面接中でもよくしてます。


⑥自分を動物に例えると?



これは、よく聞かれるというよりは番外編的なものですが、
この質問に限らず想定外の質問に対して、どのように捉え、考え、アウトプットするのか。
というような意図かなと思います。

よくある質問ってみなさんある程度回答を用意してるじゃないですか。
なので、準備してないだろうなって質問をした時にどう対応するかを見たいんじゃないかと。

僕は相手の価値観や志向性を知り、自社のそれとのマッチングを大事にしているので、
この質問はしないですね。というかよくわからん。
何なら、この質問されたら最後の逆質問の際に「〇〇さん(面接官)は自分を動物に例えると何ですか?」
って聞いてみてください。
もしそこで、しどろもどろしてたらその方にも心の中で残念賞あげちゃいましょう。


はい、いつも通り長くなってしまいましたが、今回はここまでにします!
最後まで読んでくださった方、大変ありがとうございます。

今回は面接官がどんなことが知りたいんだろう?ということをよくある質問をベースに展開しました。
相手目線に立って考えることで感じ方・見え方が変わるということが少しでも伝わったのならよかったです。

これからも少しでも皆さんの役に立てるよう情報を発信していきますので、
今後ともよろしくお願いいたします!


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