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#8. 無意識の自動運転に流されてる事に気付けない貴方は仕事に就けなくなる

2023年を生き抜く多くの組織形態は、オレンジ、グリーン組織からティール組織(ティール組織については後日書きます)を目指しているところにあります。今日はその時代を生き抜くために避けられない私達の在り方に関する役立つ情報をお伝えします。

顕在意識に対し、無意識(潜在意識)のエリアは幅広く、心臓の動き、皮膚呼吸、反射的な動き、感情の発出、ぐるぐる回る思考、半自動的な判断などまで含まれます。
無意識の自動運転によって私達はいちいち判断しなくても動けるので大変便利な機能を備えていると言えます。
ただ、その自動運転の中の「半自動的な判断」は、結構やらかすことが多いのです。

怒りに任せて相手を口撃しちゃう人
上司の馬鹿さ加減を拡散したくてしょうがない人
論理的で無い事を言う相手を見下す人
意見を言わない他人を馬鹿扱いする人
偉そうな口調になっちゃう人
一挙手一投足をダメ出しする人

こんな人に出会ったことありませんか?
はい、すみません。3年前の私です。
(今でもまだひょっこり顔を出す事があります)
「あぁ、またやっちゃった」→少し落ち込む→でも、だからと言ってどうしたら良いかわからない→もしくは相手が悪いと正当化する→寝る→忘れてまたやっちゃう→「高圧的な反省しない人」と陰で呼ばれる。
概ねこんなパターンです。
私以外に心当たりのある方、いらっしゃいませんか?そんな貴方に朗報です。解決策はありますので是非読み進めて下さい。

洋の東西を問わず、この考え方は、ヨガや心理学者らによって色々な名称で説明されているようですが、ここでは「御者の理論」と言う名前にしておきます。

まず、見出し画像をご覧ください。
そして画像に写っているそれぞれのメタファー(隠喩)をこの御者の理論に当てはめて考えてみてください。

王様: 在り方、意識
御者: 思考、無意識
馬: 感情、無意識
荷車: 身体感覚、無意識

王様は自他を俯瞰視する存在
御者は王様が眠っていても、手綱を引き、馬をコントロールし、荷車を前に進めている
王様が御者と寄り添えていれば御者は共に前へ進む
王様が馬と寄り添えていれば馬は共に前へ進む
強烈な御者の手綱に馬は暴れる
馬が暴れれば荷車も御者も危険に晒される
荷車のメンテが悪いと御者も馬も危険に晒される

如何でしょうか?私達は何でも思考で判断し、最適な判断をしていると考えがちですが、感情や身体感覚からの情報に大きく影響を受け、意識の在り方とのバランスで成り立っています。

そして、王様が本当の私、御者、馬、荷車は私の大切な部下達だと思って下さい。そうするとどうでしょう?相手を口撃しちゃうのは、「本当の私」がやっているのではなく、御者が半自動的に、いつもの調子に流されてやっている事に気付きませんか?

ここでスーパーヒーロー「呼吸」の登場です。
呼吸は無意識と意識を行き来できるレアな存在です。意識的にする呼吸が無意識に影響を与え、バランスを取り始めます。再び、他人に対する怒りなど、要らぬ思考や感情が自動反応で沸き起こってきたら、深呼吸をしてください。短期的にはこれで多くのケースが解決します。アンガーマネジメントが「深呼吸して6秒待て」と言うのは、このような理屈なのだと思います。

然し乍ら私が「今でもまだひょっこり顔を出す事がある」と前述したのは、これは根本的解決になっていない事を示しています。ですから根本的に解決したい方は、「#5. アンガーマネジメント、本当に使えてますか?」を読んだ上で、NLPで葛藤の統合ワークを学ばれる事をお勧めします。

嘗ての私は多くのケースで、今の私は時折、まだ御者に流されています。それが正しい選択なのかを王様が観ていない事があります。
あたりを見渡すと、自動運転に流されていそうな言動が散見されます。皆さんの組織もオレンジ組織を抜け、グリーン組織やティール組織に向かっている傾向が強いと思います。
その中で淘汰される人にならないようにしたいですね。

「#11. マインドセット研修は「コアビリーフ探し」無しには成り立たない時代」へ続く。

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