Ourの日々2(新しいパン屋)

近所に新しいパン屋がオープンしたので、午前中に妻と一緒にパンを買いに行った。

10人入れないくらいの広さの店なのに、雇用創出のための公共事業かと思うくらい余剰な店員がいた。店の前で列を整理するおばちゃん、レジの若い女性2名、店頭とキッチンの間をうろうろするおっさん、キッチンの中には3人くらい。万が一スタッフが全員店内にで出てきたら客が一人も入れない。
しかし、それだけ人がいて、しかも昼前なのにパンがほぼ売り切れていた。仕方がないので、その時かろうじて残っていたカレーパンとクロワッサンを買って帰った。しかしカレーパンが以外に美味しく、肉の塊がしっかりと入っていて、好感を持てたので、3時のおやつに何か食べたいなと思い、今度は私だけで再びパン屋を訪れた。

店の外から棚を眺めると、またクロワッサンしか残っていなかった。カレーパンだけでもあれば買って帰ったのに、残念だなと思いながら何も買わずに家に帰った。
家に帰ると、妻がフジテレビの「ザ・ノンフィクション」を見ていた。この日は、夫が1人(A)、妻が2人(B、C)、AとBの子供、AとCの子供、Cの連れ子で合わせて7人くらいの子供がいる家庭の話だった。
本人たちは幸せに暮らしていると言っていたが、2人の奥さんの片方は、ちょっと無理してるのではないかなあと思ってしまった。知らんけど。

17時になって、さすがにもう焼けてるだろうと再び店を訪れたが、店の自動ドアに、売り切れ&閉店の貼り紙が貼られていた。

こうもパンが買えないと、人間の心理として、「次行ってもどうせ売り切れだろう」と思ってしまう。まあ近所なので二度と行かないなんてことにはならないが、少なくとも、「行くだけ無駄足になる可能性がある」という印象を持ってしまったことは確かだ。飲食店が、在庫にゆとりを持たせておくことは大事なのだなと身を以て学んだ日だった。

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