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【 出雲記 】#2 旅のミッション

『それぞれの神話を、人は生きる。
 そして、語る。』
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遠く、近く、
それを耳にすべき誰かのために。
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他ならぬ、自分のために。
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そのために、
わたしたちは生まれるのだ。
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***
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✤ “旅”のミッション

わたしに出雲旅を勧めてくれた、Sさん。

彼女自身の、5月の終わりの出雲旅には、
とある“ミッション“があった。
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それは、

“出雲 稲佐の浜の砂を持ち帰り、
 京都 貴船神社に奉納すること”
 

この「神様のおつかい」が、
彼女の旅のミッションのひとつ。


京牟禮健人さん提唱の「使命段階理論」
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昨年、健人さん開催のゼミをきっかけに
生まれた“ファミリー”は、
この使命段階を進み、生きることについても
共に協力しながら追究する仲間でもある。


使命段階については、
別途また書こうと思う。


で。

“出雲の砂を、貴船に奉納する”

この「神様のおつかい」が

Sさんにとっては、
使命段階の「次のステップ」に進むにあたっての
おそらく何らかのヒントや、
きっかけになるであろう、と言われていた。


こんな風に、
ファミリー間で会話をやり取りするなかで
誰かが何処かからかメッセージをキャッチし、
ミッションが生まれることが、ままある。
(普通に受け止めてたけど、改めて書くとすごいな)


なぜお砂ミッションが必要で、
どんな意味を持つのかは、この時点で不明だった。





このミッションのお砂は
ファミリーの皆も
お裾分けいただくことになっていた。


ここからの流れも色々すごかったのだけど、
煩雑になるので、簡略に書く。

Sさんの出雲旅の報告会で、
Sさんの分のお砂だけでなく、
皆の分のお砂も、一旦奉納した方がいいとわかる
 ↓
報告会の前に、出雲土産のお菓子と共に
すでにレターパックに皆の住所も書いて、
砂の発送準備は終わっていた
 ↓
貴船は、水の神様。
ちょうど貴船参拝の日も大雨で、
大雨の奥宮にて、
みんなの住所が書かれたレタパごと
お砂と出雲お菓子が奉納された
(正式参拝で住所名前を書くのと同じ流れが
 偶発的になされた)


という美しい流れで、

貴船神社に御饌として捧げられた
お砂と出雲のお菓子が
わたしの元へとやって来たのだった。






一方、わたしのミッションはというと、

「10月(新暦での神在月)に、出雲へ行く」

わかっていたのは、それだけ。


正直、行く流れにはあったけれど、
「ほんまに行くんか??」と、戸惑いもあった。


出雲に行くことが
わたしの何らかの変化、成長に繋がるのか。
何の意味があるのか。


何もわからなかったけど、
でも、何か。

「このために、出雲に行ったのだ」


そう思える何かが、ある気がして。


とりあえず、
出雲に行ってみよう、と決めたのだった。

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