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【天体観測】2021年10月2日 木星、土星観測

はじめに

9月は天気が良くなかったので週末の天体観測ができなかった。1ヶ月以上ぶりの観測。

前々回の7月後半には夜中0時過ぎて観測していたが、今は20時から21時頃には土星、木星の順に南中してくる。

使用機材

・ビクセン反射鏡 R200SS(口径200mm/焦点距離800mm)
・笠井トレーディング 5倍バローレンズ
・ZWO ASI462MC /ASI290MM(ASI Studio Windows版v1.5.2で撮影)

土星

まずは南中の早い土星から撮影。この日はシーイングは良くなかったこともあって出来が悪い。

画像1

[モノクロ]
撮影日時:2021/10/2 20:33 (60秒) 
露出時間/ゲイン:30msec/325
フレーム数:2,000
[カラー]
撮影日時:2021/10/2 20:58 (60秒)
露出時間/ゲイン:20msec/350
フレーム数:3,000

AutoStakkert!3でそれぞれ70%のフレームをスタック
RegistaxでWavelet処理
StellaImage9で後処理(LRGB合成)

木星

続いて木星。右側には衛星イオが写っている。画像処理すると大赤斑が分かるが、ライブを見ていると何となくこれは大赤斑かなという感じ。10月号の天文ガイドにも書いてあったが、今年は大赤斑の色が薄いようだ。

画像2

[モノクロ]
撮影日時:2021/10/2 21:22 (60秒)
露出時間/ゲイン:15msec/250
フレーム数:4,000
[カラー]
撮影日時:2021/10/2 21:16 (60秒) 
露出時間/ゲイン:10msec/250
フレーム数:5,784

AutoStakkert!3でそれぞれ70%のフレームをスタック
RegistaxでWavelet処理
StellaImage9で後処理(LRGB合成など)

LRGB合成

上記でしれっとLRGB合成と書いたのだが、ZWO社のモノクロのCMOSカメラASI290MMを購入したので、今回がファーストライトだった。

まだ、カラーのCMOSカメラの使い方も手探り状態なので、LRGB合成の効果を感じるところまではほど遠い。

さいごに

実はこの前日、台風一過で夕方には晴れ間が広がってきたので撮影したのだが、あまりにもシーイングが悪くて画像処理の途中でやる気がなくなってしまった。前日よりはましだったけど、この日もシーイングが良くはなかった。やっぱり真夏は大気が安定しているのを実感した。

ベランダで観測しているので、いろいろと制約が多いので、土星は今月中旬頃まで、木星は今月中ぐらいが撮影の限界かな。週末しか観測できないので天気が悪いと見れないので仕方がないが、ワンシーズンで観測できる機会は意外と少ないなぁ。

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