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裁判傍聴の所見。

8/2。
久しぶりに裁判傍聴に行ってみました…!

これから裁判傍聴をして聞いたこと、
感じたことを述べていこうと思います!

○概要

・被告人:休学中の大学生(22歳)
・証人:被告人の実父
    (被告人の彼女は都合により不参加)
・職業安定法 違反。


今回抵触した法律について詳しく言うと、

職業安定法第63条 次の各号のいずれかに該当する者は、これを1年以上10年以下の懲役又は20万円以上300万円以下の罰金に処する。
2号 公衆衛生又は公衆道徳上有害な業務に就かせる目的で、職業紹介、労働者の募集若しくは労働者の供給を行つた者又はこれらに従事した者

職業安定法では「有害な業務」へのスカウト行為が禁止されている。
この有害業務の判断は個々の事件によって
検討が必要だが、過去の判例ではAV撮影や風俗営業などが有害業務に当たるとされている。

また、風俗営業には該当しなかったとしても、「社会一般の通常の倫理観念の保持にも多大な悪影響を与えた」といえる場合などには有害業務に当たると判断されたものもある(神戸地方裁判所平成14年7月16日判決)。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所 コラム 

つまり、上記にあるように、
今回、被告人が引き起こした違反内容は、
スカウトで女性を風俗店に斡旋し、
多額のお金を得ていたということ。


つらつらと書いていこうと思ったのですが、
裁判傍聴から3か月ほど経ってしまい、
記憶が薄れかけているので、
とにかく感想を書いていこうと思います!
※短くなりそうです…😭

○あまり反省の色が見えなかった?

→被告人である大学生が
 裁判中、ずーっと髪を気にしていて…。
 まるで他人事のような口ぶり。
 もうしないと言いつつ、
 次はSNSを使って不動産を経営…?

 彼と一緒に見ていたんだけど、
 2人で首を傾げながら傍聴していた。

 またしでかすとは限らないけど、
 しないとは限らないな、と。
 それが私が傍聴して感じたこと。

○証人尋問が不明瞭?

→証人として実の父親が来ていて、
 尋問に答えていたけれど…。
 努力します
 息子(被告人)の意思に委ねます
 監視しながら行動改めさせます
 …みたいなことをつらつらと言っていた気がする。

 なんか違う…
 息子が事件起こしていて、
 真っ当な答え、姿勢を見せていたけど、
 言葉がなんか軽い…。
 そう感じたし、検察官に突っ込まれまくって
 言葉を詰まらせていたな。

○何も知らなかったの?

→今回の裁判には来れなかった、
 被告人の彼女や母親。

 確か母親は被告人が
 していたことを知っていたが、
 父親や彼女は詳しくは
 知らなかったと言っていた。

 母親だけ知っていたなんて…
 そんなことあるのかな……。

 住んでる場所(恐らくタワーマンション)、
 狂ってしまった金銭感覚で使った
 お金たちの存在、
 人間関係を鑑みると、
 他人の私でも何かを察知しそうだけども…?

 何か別の事情があるのか…
 今回の裁判からは見えてこなかった。

○まとめ

裁判傍聴はどっと疲れるけれど、
無料で学べる社会見学とは、まさにそうで
学ぶことが沢山あった…。

職業安定法違反ってなんだ…?
どんな事件、どんな罪なんだ…?
と思って、見にいってみて、
まず、こんな法律があるんだ…!と学びがあったし、
法律を知らないこと、社会を知らないことが
生んだ悲しい事件なんだなと思って、
かなり胸が苦しくなった。

法律を知らないこと…
…でも、社会では知らなかったなんて
通用しないんだよな…

法律を正しく知っていくこと、
それはやっぱり大切で必要なことだ…!

こんなことを強く強く感じた、
裁判傍聴でした。

また行きたいな。

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