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本屋が急に閉店するということ

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2002年2月から2023年まで上野の本屋で働いてきた書店員が閉店してからの心境や環境の変化を綴った日記のようなエッセイです。
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本屋が急に閉店するということ

本屋が急に閉店するということ

「働いていた本屋が閉店するらしい」
2022年3月23日
社長が「大事な話がある」と店に顔を出した。いつも大事な話があると言ってもたいしたことではないので(コラ)いつものように気楽にS店長とハードロックでコーヒーを頼み3人座った。「5月で店を閉める。6月からJRの耐震工事が入る。契約は先だが採算が取れなくなったので閉める」という内容。寝耳に水…うそでしょ!?冷静を装いつつ納得出来なかった私も店長も

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本屋が急に閉店するということ(9)

本屋が急に閉店するということ(9)

クレイジー京都編①(前回までのあらすじ)
明正堂と独立系書店を目指していたが収益を回す仕組みを作ることが出来ず泣く泣く断念し絶望で心が疲れてしまった鬼瓦だった…

とにかくその時は、独立系書店が出来ない!という焦りと不安から混乱しており色々な人の意見を聞いてはそれを実行しようとしていた。

私はもう一度一人で独立系書店を開業しなければと躍起になっていた。

そんな中、以前声をかけてもらっていた神保

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