私達はどこから騙されているのか?
私達はどこから騙されているのか。先日クラブハウスで同じこのタイトルでルームを行なった。その日は、トンガで海底火山が噴火した影響で日本に津波がやってくるということで、ルームもその話題になってしまったので、このタイトルでの展開は途中で自然消滅したような感じになった。
まあ、このタイトルでは私個人で展開しない限りは、津波が来なくても大差は無かったかもしれない。
私が思っていることは、常に何故この世は自分を捉えているのか?である。
つまり、私は、この世を性善説で捉えてはいないのである。生まれて来たのだからこの世に感謝しなければならないというのは、つまり生まれて来たことを最大限に良いこととして捉えてそれを性善説からしか捉えていないのだと思うのである。
「この世に有難味を感じて感謝するのは良いことだからそうしなさい」というのは、先ずはそこを疑ってはならないという意味でもあると思う。
この世は有り難い…。本当にそうなのだろうか?
私はこの世に連れて来られたのかもしれないのである。
何故ならば、この世は全て幻想であるから、実際にはあの世しかないと思うのである。この世はあの世のコピーの世界であると思うのである。
その根拠は霊主体従という言葉が示す通り、御霊(みたま)が先にあり、身体はその御霊の形で作られたと昔から神道は伝えているのである。
カタカムナは、
ヒフミヨイ マワリテメクル ムナヤコト アウノスヘシレ カタチサキ
というウタを残しているが、何事も先ずは形が先にあるのである。
カタカムナはカタカムナ文献を金鳥山で平十字(ひらとうじ)という老人から楢崎皐月が授かったものである。この文献を全て書写した楢崎は、『古事記』から、そのウタの読み方を全て独自に読み解いたのである。
私がこのカタカムナのウタから得た「形先き」という真理は、自分の夢に現れたのである。
自分の夢を見始まる時にどこから始まるのかをずっと観察していたら、最初に岩のような物体が現れて、次にその物体に光が当たって色が着けられたのである。
正に形が先に現れて、そこに着色される様をずっと見ていたので、夢が形成される様は、正に形から造られて、次に光が当てられて、そこに色が着けられるという順序で全ての物事が成り立っていると分かったのである。
霊主体従はつまりこの様に私は解釈しているのである。
私が先ず思っている事は、この世はあの世のコピーであること。そして、この世にいる私達は、あの世からこちらに身体を持たされて、この世に降ろされた。
ある意味、あの世で死んだからこの世に生まれたのかもしれないのだ。
あの世が先にあるのだから、この世はコピーで、しかも幻想なのである。
その為に、この世は現世(うつしよ)と呼ばれているのである。
「うつしよ」は、つまり「写し世」である。あの世の謄写版(つまりコピー)が現世である「この世」ということである。
私が思っているのは、あの世が全てであり、この世はあの世の一角に現世が作られて、アバターとしての身体を持たされると、この世で生命を持つようにされているのだろうと思うのである。
何故そう思うのかというならば、身体は非常に不便で実感を持たせることにより、現実感を得られるように洗脳されていると思うからである。
そもそもが、私は夜見る夢は、あの世に一時的に帰ることができるようになっていると思うのである。
あの世が私にはとても現実的なものであって、この世はとても不自由にできているのである。
あの世は思ったことがすぐに形になるので、ある意味で全知全能感を味わえるのである。空を飛ぶことも簡単だし、時間や空間も自由自在に伸縮するようにコントロールできるのである。
この世でもあの世でも無い中間状態に入ると、この世の交感神経を使って発想したことで夢の内容を自在にコントロールできるのである。
私達は何でもコントロールしたいと思うのだが、夢の中でそれを意識し過ぎると夢から目覚めてしまうので、なかなかコントロールは難しいのである。
手で掴むようにコントロールしたいと思うのが人間の心理だが、実際には手放しして、コントロールから意識を解放したところに答えがある。
コントロールを意識的に手放しすることによって、何故か顕在意識が覚醒してコントロールもできるようになっていたのである。
つまり、あの世とこの世は写し鏡の関係性なのである。だからあの世から見た、この世は現世(うつしよ)と呼ばれるのである。
写し鏡の関係性なので、逆さまに鏡に映っている自分の顔は霊体である。
他人が見ている顔とは逆の関係性の顔なのである。左右が逆になっているから当然である。女性が化粧をする為の三面鏡は、その逆の皆が見ている顔を自分で見られるように設計されているので、その姿を確認できるのである。
とても核心的なことを内省して書いているので、これは自分だけが正しいと思えれば十分だが、同じようなことを知りたい人には参考になる話なのではないかと思う。
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