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日本全都道府県に行ってきた(また西へ…ついに四国上陸)

これまでの流れはこのマガジンからどうぞ。

11月16日

さてさて、前日はレ・クレドール日本支部の25周年記念パーティーで様々な人と再会したり、初めて会ったりと忘れがたい夜だった。

でも東京の用事はこれだけで、即座に旅人は西へ下るのだ…!

全く、何やってるんだ…という内面の声もあるが、今日からは、あのジャパンレールパスの二枚目を使う。
これでまた、JRの列車ならほぼどれでも乗れ、どこまでも行ける。

この切符の引き換えコーナーに行くのは今回が2度めなのだが、JRスタッフの対応が印象的だった。

大体において日本のサービスは丁寧だけど、あまりツッコミを入れてこないのが少し寂しいなあ、と思うが、このJRカウンターのでは両方、「あ、オーストラリア住んでるんですね、いいなあ…」とか、「オーストラリア在住で、国籍も取ってる人は初めてです!」という、いわゆるSmall Talkを投げかけてきて、これは楽しいなあ、いいなあ、と思ったのだった。

さて、次の目的地は、四国。
歴史文化に富んでいて、食べ物も美味しい土地なのでゆっくりしたいところだが、そうも言ってられないのが残念。

11/23の福知山マラソンが迫って来ているからだ。その少なくとも前日までには宝塚の両親宅に戻らなければならないし、全都道府県制覇!という変な縛りもできたので…むむむあまり時間がない。

ただ、新幹線に乗れば日本全国は庭のようなもの…。今日のうちに四国に行けるかな?と思ったら、これが可能なんですね。

昨晩は東京のイベントの後、六本木のホテルに泊まったので、朝起きたらさっさと横浜の実家に帰ろう…と思ったが、ホテルのお向かいにいかにも六本木にありそうな、欧米人が喜びそうなカフェがあったのでそこに入り、コーヒーを注文。

オーストラリアでは普通に飲めるこういうコーヒーも日本ではなかなか巡り会えないので、ああこれこれ…とありがたく飲む。

そして一度横浜の実家に帰って荷物をまとめ、新横浜からお昼過ぎの「ひかり」に乗り、西へ。

さすがに移動ばかりでへばっていたせいか、写真が少ない。

新幹線の車窓から、雲の切れ目から差す夕陽を撮ったが、どの辺りで撮影したのだろう…。
スマホの撮影時刻を見ると4時前となっているので、日が落ちるのが早くなってきている。

乗っていた「ひかり」に岡山まで乗っても良かったのだが、乗換案内にバカ正直に従い、少し早く着ける「さくら」に乗り換えるために、新神戸駅で一度下車。

プラットフォームで待ってると、駅弁屋さんに目がいった。

あ、これはかの有名な…。

余り空腹でもなかったが、この機を逃したら…という焦りにかられ、購入したのがこれです。

タコの味が染みた炊き込みご飯、結構でございました。

岡山駅新幹線から在来線に乗り換え、高松に行く快速「マリンライナー」に乗る。

帰宅時間だったということもあるが、通勤通学の人で電車はほぼ満員。毎日本州と四国をまたいで利用している人が多いのだな、と感心してしまった。

その目玉の瀬戸大橋だが、暗くてよく見えない。それでも遥か下にぽつぽつと船の照明が見えたり、巨大な工場群が広がるのを見ると、これはとんでもなく巨大な建設物なんだなあ、と思った。

しばらく乗っていると、電車は終点の高松駅に到着。

ついに、四国に上陸だ!

本当ならここでガッツポーズでもしたいところだったが、いやはやもうヘトヘトでそんな気分でもなかった。いくら電車の、しかも快適なシートに乗っているだけだったとはいえ、長距離移動はやはり身体にこたえる。

高松駅はかなり閑散としていた。これは、駅が市街地から若干離れているせいでもあるのだろう。

ホテルまでは、私鉄(高松琴平電気鉄道、略してことでん)で二駅ほどの距離だった。
ずっと座席に乗っていたんだし…と、ぷらぷら歩いて行ったが、最初はすこし方角を間違えてうろついてしまった。

繁華街をずっと歩き、飲み屋さんが賑わっている路地を抜け、ようようホテルを探し当て、荷物をおろして何かを食べに行くことにする。

高松といえば、うどんだろ、そりゃ。

ホテルのマップにも載っていたシャレたうどん屋さんに入り、さっぱりしたうどん…とオーダーしたのがこれ。

いやあ、あさりが胃袋に染みわたりました。それにしても、この写真を見てもうどんの角がしっかり見えているのが分かるし、讃岐うどんはさすがコシがある。

それにしても、鉄道で東京から四国は高松へ、半日で移動できるなんてすごいことだ。

手元にある時刻表で営業キロを計算したところ、軽く700キロを越えていた。

そら、疲れるはずだわ…。

くたくたになってくたばる高松の夜だった。

(つづく)