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コロナ禍、海外の状況〜懸念していたアメリカの拡大と若い人にも犠牲者がでる可能性〜


はじめに

前回の投稿で、イタリアの感染拡大の原因が中国系移民ととれるような記述がありましたが、正しくないので訂正を入れているのでご確認ください。

外部からの人々が移民だったのは中世の話です。
21世紀のグローバル社会では、人の移動では属性人口だけでなく人々の移動を伴う関係人口も重要です。海外との行き来は、移民の帰省や観光客だけでなく、商談のビジネスマン、留学生、製造業エンジニア、等多岐に渡ります。

一旦感染が拡大すると、ウイルスは相手が、チャールズ皇太子、トム・ハンクス夫妻、宮藤官九郎、国籍、身分、職種関係なく平等に感染していきます。

1. 入手情報をどう判断するかについて

私が普段、情報に接するにあたって参考にしている先人の言葉が2つあります。(プロフィール)

一つは震災後に糸井重里さんがつぶやいていた言葉

そういう意味では、私は自分のルールを少し曲げ、人々の恐怖を煽るような書き方になっていたかもしれません。先日の3連休の東京の様子からその時はニューヨークで起きた事が2週間後に起きる気がしたからです。

僕にも未来はもちろん見えませんし、ここは自分なりの分析に基づいて見解を記述(note)している場所です。

リツイートに多くの人が「色々な情報があるなかでの一つの判断」とか「自分で考えて」と加えてくれてたのが有り難かったです。

以下は、これまで同様、私の仮説です。

2. アジアを追い抜いた欧米の状況

アメリカが感染者700人で死者26人(3/11)で、ワシントン州中心に一気に死者が増えています。(日本の現在の死者数10人)アメリカで日本並みの医療が受けられるのは高額のヘルスケア保険に入った人だけで、トランプ共和党がオバマケアを潰した結果、無保険状態の人が多く十分な治療が受けられず亡くなる人も多くなると思います。今年は大統領選挙で集会も多く、大量のクラスター発生から死者が一気に増える可能性もあります。

上記は、3/11の新型コロナウイルス⑤の私の投稿です。

その時は、まだアメリカも感染者700人、死者26人でした。

3月11-12日、その頃、時期的に全米の大学では春休み前パーティが大学各地で開かれていました。

その頃は、まだ危機意識がそれほどまでではなかったのか若者の間では
#BoomerRemover (ブーマ排除屋)という言葉すら流行ってるという報道もありました。

自分たち若者の将来を脅かす高齢者のベビーブーマーどもをあの世へという感じで「オレたちは普通に治るし、そんなの関係ねぇ、そんなの関係ねぇ」という感じも一部にあったみたいです。

若者の春休み前パーティだけが原因か、わかりませんが、

2週間後に、NYでは感染者数が2000台から4000台に倍増し、昨日3/30も1日で5000人近い患者数増加、ロックダウン(3/22)後もまだペースダウンはみえません。

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Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) Daily Data Summary NY Health

米ファウチ所長「全米のコロナ死者は最大20万人にのぼる可能性」

そしてアメリカでも、死亡者20−200万に達する推計値が出てきました。これが本当で、日本もいずれ同じ状況になるとしたら、人口比で数万から数10万の感染死者が出ることになります。

世界の感染者数/死者を改めて振り返ると

1月23日(武漢ロックダウン)     感染者数  581人 / 死者 17人
2月23日(日本学校封鎖会見のあたり)感染者数  78,663人 / 死者 2,456人
3月23日(3連休のあと)       感染者数 345,164人 / 死者14,517人

当初から、軽症で快癒する人も多く致死率も低いが感染力が高いので、感染者数が多くなると結果として、世界で数10万人の人が亡くなる。というのが1月末での感染症専門医の意見でしたが、それが予測の規模を超えて現実になってきています。

3.若い世代にも不気味に広がるコロナウイルス

加えてここ数日、これまでになかった不気味な報道が増えています。




国の専門家も、若者が無事とは限ったわけではないと警鐘を上げています。

また、若者は軽症で済むことが多いといっても、もしオーバーシュートが生じれば、感染者の増加に応じて、若者の重症例や死亡例も必ず増えてしまうことが想定される。「若者自体のリスクは低い。ただし、低いだけであってリスクがないわけではない」(岡部所長)
実際、海外では、すでに20代の患者が死亡する事例が報告されている。また日本でも、2月には北海道で感染が確認された20代の女性が、一時的に人工呼吸器を使う重篤な状態に陥っていた例も確認されている(女性はその後回復)


4.わずかな希望

実は、あまり報道はされてないですが、もちろん、コロナウィルスと戦って
回復復帰している人は、たくさんいます。

カナダ首相夫人、新型ウイルス感染症から回復 本人発表
カナダのジャスティン・トルドー首相の妻、ソフィー夫人が28日、新型コロナウイルス感染症から回復したと明かした。

イタリアで感染し入院した女性(103)が回復し、老人ホームに戻ったそうです。このおばあさんは、第1次、第2次世界大戦も、スペイン風邪も経験して生き延びたようです。しかも、特に、専門治療なく、自己の免疫力で回復したとか。
医療従事者は、何か学べないかとこのおばあさんを徹底研究しているようです。コロナ陽性患者の回復者からの血清等を採取し、そのデータを元に薬剤の治験・ワクチンの開発を物凄い勢いで世界中の製薬会社が行っていると聞きます。時間との闘い、製薬会社の方にも期待したいです。


正しく恐れ、そして希望を捨てずに、克服する、

今、とても大切なことだと思います。

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