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「読んだらSRは取れる」リザードンHR争奪戦/伝説の鼓動シールド戦考察記事

初めまして、シャロン( @syaronalex )です。

今回は「リザードンHR争奪戦」伝説の鼓動シールド戦についての記事です。

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毎年恒例となっているイベントですが、
「ロイヤルマスク」「ゼクロム」「ミュウツー」と来て4度目となる「争奪戦」ですね。
イベントの詳細についてはコチラを確認しましょう。
https://www.pokemon-card.com/info/2020/20200703_002471.html

自分自身過去にシールド戦の基礎的な遊び方などをまとめた記事を書きました( https://note.com/syaronalex/n/n977a26adb101 )が、今回はかなり深くまで踏み込んだ上で、「これを読むだけでシールド戦に勝てる」という趣旨で筆を執ります。

筆者はこの記事に書かれた理論で、7/23のリザードンHR争奪戦で惜しくも決勝敗退、リザードンSR獲得という非常に惜しい結果に終わりました。
結果HRを獲得するには至りませんでしたが、自分の理論に自信を持つには十分な結果ではありました。


伝説の鼓動シールド戦で勝つという事に関して、

・前回までのシールド戦から大きく変わった、ゲーム外の事/作法

・今シールドの特徴/ゲーム感/ゲーム中の思考イメージ

・各カードの性能をランク形式で紹介 使うカード/使わないカードを解説

・実際のデッキ構築の仕方 筆者が7/23本番で使ったカードプールを元にしながら解説

・多くのシールド戦関連の記事で「なぜか」触れられていない超重要なテクニック

大きくこの5つに分けて、書いていきます。


◆前回までのシールド戦から大きく変わった、ゲーム外の事


これは、前回までのシールド戦に参加していた上で、今回のシールド戦に参加されたという方であれば皆様気付いたことかと思います。


一言で言うと、「運営がめちゃくちゃしっかりしている」のです!




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まだブラウザを閉じないでください。意味不明なことを言っているわけではありません。

「前回挙がっていた細かい問題点などを全て網羅して改善したんじゃね?」と思わせられるほど、細かいルールが事前にアナウンスされていたりプレイヤーへの配慮がありました。

具体的には、
・ジップロックが配布され、デッキに使用しないカードをまとめることを義務化
(不正なカードの持ち込みへの対策になる)

・「引き分け時」の裁定を事前にしっかりと例を交えアナウンス
(フォレトスの”あいうちボンバー”、”ゴツゴツメット”等)

・離席時(お手洗いや、ラウンド間など)にカード一式をスタッフに預けることの義務化
(不正なカードの持ち込み、その差し替えへの対策になる)

・デッキのカードを途中で変えたくなった場合、スタッフの許可を得た上でスタッフの目の前で差し替えなくてはいけない。デッキの枚数も数え直させられる。
(不正なカードの持ち込み、その差し替えへの対策になる)

・勝ち点が同数になった時の順位決めの説明がしっかりわかりやすくされるマニュアル
(取ったサイドの枚数>取られたサイドの枚数>直接対決)

・「投了時」「たね切れ時」に「取ったサイドの枚数が”4”」扱いになるルールで統一
(以前までは店舗によっては、たね切れで勝ってしまったせいで取ったサイド枚数が少なくなり勝ち点同数時不利になるという無茶苦茶な裁定もあった)

・事前にデッキシールドを使う人には入念なシールドチェック
(不正防止)

・プレイマット一律使用不可
(不正防止?下にカードが入るトラブルなどあった?)

・決勝トーナメント時に、時間切れ時の裁定が状況によって細分化された
(お互い2枚以下で時間切れになった場合→取りきった方が勝ち、お互い3枚以上で時間切れになった場合→先に1枚でも取った方が勝ち、片方が2枚以下で片方が3枚以上の場合→2枚以下が勝ち、お互い勝利条件を満たして引き分けになった場合→1からゲームを仕切り直しサイド1枚で行う)

※聞き間違いやミスがあったらすみません。実際の詳しいルールは当日自分でしっかり確認お願いします。


始め、これは自分が参加した店舗がたまたましっかりとした体制だったのかと思っていたのですが、遠方で参加した友人複数名に確認したところ、ほぼ全く同じようにルールが整備されており、感動しました。

こんなにもしっかりとしたマニュアルを、ポケモンカード公式が作成して配っているのです。

シールド戦は、高額な賞品があることから、毎年何かしらの問題が起きています。ですが、それに対して明確に改善していってくれています。

これだけ対策を施してくれていても、まだ今年のシールド戦は始まったばかりで、何かあるかも知れません。それでも、来年はよりよくなってくれると思うと安心しますし、毎年心から楽しみに出来ますよね。凄く嬉しい気持ちになりました。(自分自身も当日全試合気持ちよく対戦が出来ました)


※当日トラブルにならない為に心がけておく事

・セルフシャッフルは相手と話し合ってしっかりと行う
実際に行った方法を紹介
①お互いディールシャッフル
②お互いヒンズーシャッフル(お互いストップの掛け声で止める)
③山札を3つに分割し、相手に積み上げる順番を指定してもらう
④最後に山札の上からx枚を指定してもらい、x枚を上から下に送る

最初のシャッフルは入念に、その後のシャッフルも③で行う

・コイントスはお互いにルール齟齬がないように先に説明する
裏から投げる不正対策
3回転以上必要である旨
盤外に落ちたらやり直しである旨
サイコロを使う場合、不透明だと不正の可能性があるため避ける 等

・構築戦と違って、技のダメージや抵抗力などを勘違いしている人も多いので、お互いにしっかりとチェックする

◆ゲーム感 ゲーム中の思考イメージ


これはこのサブタイトルの通り、ざっくりとした今シールド戦環境におけるゲーム感(環境の特徴)と、思考についてのざっくりしたイメージです。

前提として、前回の「リミックスバウト」との比較を交えて話す事があるので、気になる方はTakuyaさんのnoteを購入してから読むとよりわかりやすいかと思います。(過去ルールですが、間違いなく損はしないと思います)
https://note.com/takuya_pcg/n/nf4ed2ff2b0bb#LWNQw


●特徴①ベンチにポケモンを並べることが難しい

前回の「リミックスバウト」のシールド戦に比べて、サポートカードのドロー枚数が減っていること(「オーキド博士のセッティング」もない)、そもそも出るサポートの枚数の平均値自体が減っていること、「ロトム」のような有用な汎用ドロー技を持っているポケモンがいないことから、ベンチにポケモンを並べることのハードルが少し高いです。

つまり、意識しないと普通に「たね切れ負け」します。

●特徴②狙いのポケモンをサーチすることが難しい

「リミックスバウト」の「ポケモン通信」の枠が今回は「スーパーボール」になっている事で、狙いのポケモンをサーチしてくる手段としては「ダンバル」「ポプラ」(ビードル、トゲキッスVMAX)しかありません。
そしてこの数少ない手段である2種も、ダンバルは鋼エネルギーが必要ですし、ポプラはコイン運に左右されます。

つまり、意識しないと進化ポケモンのたねはなかなか進化しません。

●特徴③弱いポケモンでスタートするとテンポを取り返すのが難しい

前回の「リミックスバウト」のシールド戦に比べて、今回は「ポケモンいれかえ」が0枚なんてプールはザラです。(一応、エスケープボードもありません)

つまり、意識しないと逃げエネの重いポケモンや、技のエネルギーが重いポケモンはしばらく何も出来ません。

以上の要素から、
バトル場のポケモンが何でスタートするか、はこの環境で重要な要素だと考えています。
バトル場でスタートするということは、言い換えれば、狙いのポケモンだけで構築すれば実質毎試合1枚は必ず狙いのカードをサーチしていることになりますからね。(極端ですが)
付け加えると、進化ポケモンの価値が少し低いということもあります。サーチ手段が乏しい中、進化するのが難しいのに、進化前の無力なポケモンでゲームをスタートしてしまうことは基本的に不利に働くからです。

●特徴④ベンチのポケモンを呼び出されることが少ない

まず、ポケモンいれかえと同様に「ポケモンキャッチャー」は0~1枚のカードです。
それが表裏に依存したカードなわけですから、理屈で言えばベンチのポケモンを呼び出されるのは2試合に1回程度(適当)と考えていいでしょう。

「リミックスバウト」ではグレートキャッチャーを始め、ほとんどのデッキに採用される「フィオネ」等もありましたが、今回は本当に何もありません。

更に言うなら、ベンチへの攻撃が出来るポケモンも弱いです。
「リミックスバウト」ではギャロップという汎用性の高いベンチ攻撃能力を持ったポケモンが高い封入率で存在していましたが、今回でいうと「バチンウニ」「キリンリキ」どちらも弱いです。
ほとんどの場合で、手札に来たたねポケモンをベンチに出すことに裏目が無いと言えます。

以上の要素から、
「盤面上のダメージレース」の計算が完璧に出来るだけで、勝率は飛躍的にアップします。
ここでいう「盤面上のダメージレース」とは、
「お互いが毎ターンエネルギーを1枚盤面のポケモンのどれかに貼る」
これだけを考えて、他の要素を一切排除した上で、この後どういうやり取りになるかという思考法です。(自分が今命名しました)

これは一見簡単ですし、普段からポケモンカードをプレイしている人達には当たり前のことかとも思いますが、意外に難しいし意外に多くの人がミスしていると思っているポイントです。
思考力を高めることが一番ですが、シールド戦は突き詰めていくと使われるカードに限りがあるので練習量で潰せる部分だと思っています。

(盤面の例が出せれば良かったんですが場面例が多すぎて割愛)

●特徴⑤ ①~④までを踏まえて、

ダンバルを採用したい為、鋼タイプの採用率が高い

唯一ベンチを確定で並べられるポケモンであるダンバルは、この後単体のカード評価でも触れますが最強クラスのカードです。
なので必然的に鋼エネルギーを採用したデッキが完成しがちで、更に鋼タイプにはダンバル以外にも性能の高いカードが多いです。

総じて、伝説の鼓動のシールド戦環境は鋼タイプが最強タイプと言って間違いありません。

●特徴⑥HP120とHP130の差に明確なボーダーラインがある

伝説の鼓動の収録内容から線引出来るHPのラインで一番重要なのは「120」と「130」の差です。

HP120のポケモンは倒される範囲が広く、HP130のポケモンはそれを耐えられることが多いです。
同じ事ですが、技の威力が120のポケモンはHP130のポケモンに耐えられてしまいます。
ここを埋めるために「ゴツゴツメット」を使うのが今回一番おいしいゴツゴツメットの使い方だと考えています。

HP120 ゲノセクト/トルネロス/ライボルト/ガラルマッギョ
HP130 ゼクロム/ゼルネアス/ディアルガ/ルカリオ/スピアー/ダダリン/メガヤンマ

技120 ゲノセクト/トルネロス/スピアー/ダダリン/トゲキッスVMAX/デンリュウV/ライコウ/フォレトス/マホイップVMAX(2枚)/ガラルマッギョ技+特性
技130 ゼクロム/ディアルガ/メガヤンマ/トゲキッスV/セキタンザンVMAX/レジロック

ハガネールV(250)は120×2を耐えます。
セキタンザンV(220)は120×2をモーモーチーズ込で耐えます。

このダメージ計算は頻出なので常に意識します。

●総括した上でゲーム中の思考イメージ

ここまでを総括して自分の意識していることです。

簡単に言うと

「基本的に、お互い1ターン目に盤面に並んだポケモン達で戦うことになる(急に増えることは少ない)」
or
「ダンバルで盤面を並べあって裏を育てて戦う」

「基本的に、相手は”ポケモンいれかえ”が無いので逃げエネを支払う前提で動きを考える」
「基本的に、相手は”ポケモンキャッチャー”が無いのでベンチを狙えない前提で動きを考える」
「でも、”いれかえ””キャッチャー”急に使われても最悪なんとかなるプレイをする」←重要

サポートがジムトレーナー含め平均4枚程度なので、サポートをお互い使わないターンが多く、毎ターンの1ドローで起きることが少ないです。
かつ、ポケモンの技もダメージを与えるだけのものがほとんどです。

なので、ほとんどの試合展開が上記の流れのようになります。
※あくまで大まかな流れです。

では実際にどうやって差を作っていくのか、カードの性能から見ていきましょう。



◆カード評価(S~D)


●Sランク

(出たら確実に採用するレベルのカード)

Sランク


・ザルードV

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「ジャングルライズ」の回復能力で手負いのポケモンを回復しながら攻撃する流れが作れると大体勝てる。
メインアタッカーとしては火力が足りないので、あくまでメインアタッカーを回復させる役割として考えないと性能を発揮しきれない。「しばりつける」も環境にマッチしていて使い所は多い。
弱点を突かれないのも優秀で、滅多に無いがSRのザルードVを引いて2体で回復しあうと宇宙。

草エネルギーが採用出来なくても、採用の余地は十分ある。(しばりつけるだけでも結構強い)

採用したいエネルギー枚数→【草7枚~】
相性の良いカード→【VMAX】【ハガネールV】【メタグロス】
注意点→しばりつける→ジャングルライズでルカリオを倒せない(抵抗力)

・デンリュウV

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2つの技がどちらも超強力。

ポケモンいれかえ等の解決手段が少ないため混乱が超強力。
ベンチを呼ぶ手段が少ない中で、相手の手負いのポケモンを刈り取る「ダメージスパーク」も強力。
バトル場でスタートして、先攻2ターン目から「せんこうだん」3ターン目「ダメージスパーク」のような速攻展開が出来るとかなり勝てる。

採用したいエネルギー枚数→【雷7枚~】
相性の良いカード→【バチンウニ】【キリンリキ】【ゲノセクト】(相性が良いだけ)
注意点→逃げエネが重い、ピクシーやアロマ草エネルギーがある超・草には混乱で慢心しない。


・セキタンザンV、セキタンザンVMAX

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個人的に性能最強候補。
セキタンザンVは、始動は3エネと遅いが、実質3エネ110ダメージ+追加ボーナスもあり、次のターンからは安定して180出すことからモタモタしてると殴り負ける。単体でも十分強い。

セキタンザンVMAXは、全てが強く、基本的にエネルギーはデッキの半分程度であることからエネ加速出来る期待値は高く、キョダイガンセキは受けられるポケモンがほぼ存在しない。

採用したいエネルギー枚数→【闘8枚~】
相性の良いカード→【ストーン闘エネルギー】【ゴツゴツメット】【ヤレユータン】
注意点→メガヤンマのとんぼがえり(100)→カッターウインド(260)には注意。滅多に無いがセレビィに(240)出されて急死にも注意。

・ハガネールV

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ダンバルが強いことから鋼タイプが強い環境なので、デッキに入れやすいのが強み。
基本的には必要な時に壁として出ていき、レイジングハンマーで戦いつつ、相手の動きを見てアイアンタックルのエネルギーを手に入れると、止まらない。
アイアンタックルで自傷ダメージ+反撃を貰ったあたりで4エネ捨てて逃げる。その後ベンチでいつでもレイジングハンマーを打てる体制で待ち構えるプレッシャーが凄い。

採用したいエネルギー枚数→【鋼5枚~】
相性の良いカード→【モーモーチーズ】【ゴツゴツメット】【メタグロス】
注意点→エネの貼り方やバトル場への出すタイミングを間違えると、一気に苦しくなる。

・ダンバル、メタング、メタグロス

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ダンバルは進化ラインが無くても単体採用します。
前述の通り、ポケモンをベンチに並べる手段が環境にない中で、唯一といっていいそれが出来るポケモン。
ダンバルを採用出来るデッキとそうでないデッキでは大きな格差があり、鋼タイプが強い環境であることを物語っているのはダンバルの存在ありきでしょう。
2枚出れば2枚、3枚出れば3枚採用しましょう。
逃げるエネルギーが2なのが少し気になりますが、ダンバルの技のあとは相手と違ってこっちはベンチが強いです。しかも、相手に対応した最良の2匹を呼んでこれているはずです。なのでお互い裏で育て合う展開になった場合ダンバルの分含めてもこちらが有利な展開になりやすいです。

メタングは、メタグロスがいない場合採用しません。

メタグロスは、ダンバルとメタングが揃っている場合採用します。
何より特性で逃げるエネルギーを0にすることはベンチを呼ぶ手段が少ない環境において大きく活躍します。
相手に倒されないポケモンを出し続け、時間を稼いで逆転したり、ダメージレースを有利に運ぶことが出来ます。自身がHP170というほとんどのポケモンに倒されないHPを持っていることも大きいです。
技もVMAXポケモン相手に有効である他、ツインエネルギーを使ってコスパ良く使うことも出来ます。

採用したいエネルギー枚数→【鋼6枚~】
相性の良いカード→【全て】
注意点→メタングは逃げるエネルギーが3と重いので、安易にバトル場のダンバルをメタングに進化してメタグロスが引けないという展開になったりすると、困ります。

・トゲキッスV、トゲキッスVMAX

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トゲキッスVは、単体採用してもいいポケモンVです。「しろきかぜ」は進化ポケモンに対し90ダメージなので、VMAXでない全ての進化ポケモンを2発で倒せるスペックです。
下の技も3エネ130と、120でないのが非常に重要で、HP130ポケモンを倒すことが出来ます。

トゲキッスVMAXは山札から好きなカード2枚を持ってくる効果で、主にベンチの進化ラインを整えることが出来ます。
火力自体は120と、HP130ポケモンを倒せないラインであり心許ないので、このポケモンで勝ち切るのではなく追加効果をいかに効率よく使うかが重要です。

採用したいエネルギー枚数→【~】
相性の良いカード→【進化ポケモン全般】【トレーナーズ全般】【特殊エネ全般】
注意点→トゲキッスVは、ライボルトやゼラオラなど少ないエネルギーでワンパンされる危険性があるので、出す相手は選びましょう。

・スーパーボール
デッキを混ぜる手段でもあるので、マリィで重要なカードが埋まっている時などはすぐ打つとか、逆に特にマリィで埋まってるカードが弱い時などは無理に打たない方がいいという駆け引きは実はあるかも。ドローサポートある時は、サポートから。

・ポケモンいれかえ
基本的にずっと持っていても腐ることはないので、一番テンポ取れるタイミングで使う。相手が状態異常を使うカードが見えている時(雷系統)はここってタイミングがあるから待つ。あと、使ってしまうと相手から「もうないな」ってなってしまって相手の動きが強くなるので、そういう意味でも温存し得。

・ポケモンキャッチャー
温存しておいても結局裏出る時は裏出るから、明らかにテンポ取れるって時に気楽に使っちゃっていいと思ってきた。だけど、ポケモンいれかえと同じ理由で、使ってしまうと相手の動きが強気になってしまうので、そういう意味では温存し得。

・ゴツゴツメット
前述の通り、主に打点120ポケモンがHP130ポケモンをうまく倒したい時にうまく使いたいカード。あとは基本VかVMAXのような硬いポケモンにつける。あとはマッギョ。マッギョやザルードVの逃さない技とも相性がいい。あとゼクロム狩りにも使える。120ポケモンをライボルトやザルードVのような火力足りないポケモンのラインにまで落とし込むのにも使う。かなり扱いが難しいカード。

・おとなのおねえさん
普通に先攻なのに使うの忘れることあるので注意。SR最初見た時顔面に青タンあるDV受けてる女性かと思って対象年齢見た。化粧だった。

・オニオン
1枚も捨てなくていいと思ってる人が極稀にいるので注意。大体エネ捨てることになるけど、一応ポケモン捨てたほうがいいこともまあまああるから考えましょう。ディアルガ、スピアー辺りとシナジーする可能性あり。

・ポプラ
ルガゾロ使ってた時タイマーボールスカりまくってたの思い出してイライラする。2枚出たりすると構築の幅がかなり広がり、進化ポケモンを複数ライン増やせたりアメイジングレアも選択肢になったりする。これでポケモンキャッチャー加えて表出されたら相手の山札でコイントスしていいフロアルール欲しい。実際はVMAX持ってくることが一番多いです。

・マリィ
唯一(キリンリキいるけど)の手札干渉。相手の動きが芳しくない時、自分が普通に主力ポケモンにエネルギー貼れてる時は無理に使う必要ない。構築戦してると、毎ターンサポート打つのが当たり前だから、手札にあったらすぐ使っちゃいがちだけど、結構粘っていい。相手がニヤついてる時に使おう。逆に言えば、ポケモンキャッチャー打つ素振りとかしまくってたら打ってくれるかも。

・ストーン闘エネルギー
強すぎるエネルギー。セキタンザンに貼れたら大体勝ち。ジガルデとかについても倒せない。実はリオルを守れるかも知れない。

・ツインエネルギー
強すぎるエネルギー。これがあるのと無いのとで性能変わるポケモンが多すぎる。一番がドデカバシ。そしてマッギョ。トルネロスなんかも強い。ツインエネルギーがあることで、メガヤンマ/フォレトス/ダダリン辺りの普段はあまり採用したくないポケモン達も採用圏内になってくるのが偉い。

・タフネスマント
結局今日まで一度も引いたこと無いけど、どう見ても強い。デンリュウVとかを120×2の射程からこれで逃げられたら、どうしよう。気が狂うかも。


●Aランク

(Sで決めたデッキコンセプトと合っていれば、大体採用するレベルのカード)

Aランク

・ゲノセクト

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「ちょくげきだん」が超強力。
ベンチを呼ぶ手段が少ない中で、倒しそびれたポケモンを倒せる
交代のテンポが難しい中で、相手がもたついてる間にもベンチの主力ポケモンを削れる
と、非常に環境にマッチした性能を持っている。
「ちょくげきだん」を打ちながら、必要に応じて3枚目のエネルギーで120ダメージを出し始めるのも偉い。

採用したいエネルギー枚数→【草6枚~】
相性の良いカード【ザルードV】(がいないとほぼ採用しない)
注意点→HP120技120族

・ラクライ、ライボルト

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このカードは、雷エネルギーが入ったデッキだから採用する、というよりは、どちらかというとダンバルへの依存度が高いポケモン。
ダンバルから、主力となるポケモンとラクライを並べて、ライボルトがドローサポート+逃げエネ0ポケモンとして使えるというイメージ。
110以下の攻撃を吸いながらいつでも逃げれるクッション役のような使い方も出来るし、もちろん雷エネルギーが入っていればトゲキッスVをワンパン出来る技スペックも持っている。
厄介なドデカバシもワンパン出来るのも覚えておきたい。

ラクライの技も、無色1エネで1ドロー出来るため、最悪の場合事故回避が出来て偉い。リミックスバウトのポニータの技に似てる。

採用したいエネルギー枚数→【雷4枚~】
相性の良いカード【ダンバル】
注意点→HP120族

・ゼクロム

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ワイルドショックの麻痺がとにかく強力。
ポケモンいれかえがほぼ無い為、殴り合いにほぼ勝てる。
相手が「ストーン闘+セキタンザンVMAX」だろうが、110*3で倒せる。

トゲキッスVMAXはワイルドショック(260)+きりさく(60)で倒せるのも覚えておきたい。VMAX狩りのポケモン。

採用したいエネルギー枚数→【雷7枚~】
相性の良いカード→【モーモーチーズ】【ポケモンキャッチャー】
注意点→ゴツゴツメットは本当に致命傷。ツツケラのつつくですら後から響いてくるから慎重に扱う。

・ゼラオラ

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引いてめちゃめちゃ嬉しいカードではないが、雷エネルギーの入ったデッキなら大抵入る。
重要なのは逃げるエネルギーが0であること1点のみ。スタートしても良い条件を満たしつつ、役割がある。
役割というのは主にはトゲキッスV、VMAXを倒すことにある。特にトゲキッスVは無色であることからほとんどのプールで採用されることもありそれを2エネで倒せるというのは大きい。

採用したいエネルギー枚数→【雷4枚~】
相性の良いカード→【デンリュウV】【ゼクロム】
注意点→HP100とかなり低いのでジャングルライズやレッグクエイク等、あまり倒れない技で普通に倒れる。

・マホイップV、マホイップVMAX

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マホイップVは、相手がVメインの構築の時に技が強力。特に、本来苦手なタイプ相性であるハガネールV対面でも、殴り勝てる可能性が高い。
進化しないで、そのまま戦う展開もザラにある。ただし鋼タイプが強い環境であるため、単体採用するスペックではない。

マホイップVMAXは、一撃の火力が非常に高いため相手のVMAXに有効。ただし、「かざりつけ」を使う戦い方をすると、ダメージを受けるターンが多くサイドレースに負けてしまう場合がある。
理想的な使い方は
①相手が準備出来てない段階で「かざりつけ」でエネルギーを溜めて、攻撃していく
②エネルギーを場から消さずに出来るだけ戦い、ベンチで高火力を出せる体制で構える

理想的な展開が出来た時の強力さはあるが、技に超エネ2枚、そして「かざりつけ」でベンチにも3枚~貼るとなると、必要とする超エネルギーがあまりにも多く、デッキを圧迫することが評価を下げている。手札に引きすぎた時のリカバリー手段もマリィしか存在しない点もマイナスポイント。

採用したいエネルギー枚数→【超10枚~】
相性の良いカード→【ピクシー】【メタグロス】
注意点→ルカリオにワンパンされる。逃げエネが重いため、プランが崩れた時に弱い。HP130ポケモンに3枚エネルギーを使わされる。


・ゼルネアス

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トレーナーズを使い回せることが超強力で、スタートしても良い。
スーパーボール、サポートを1ターン目から使い回していきたい。
ゲームスピードに応じてオーロラゲインでダメージレースするのも有効。
HP130ポケモン。

採用したいエネルギー枚数→【超7枚~】
相性の良いカード→【マホイップVMAX】(が無いとほぼ採用しない)
注意点→サポートが薄かったり、スーパーボールが無いとバニラなので採用しません。


・ジガルデ

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HPが破格の150で耐久が凄い。1エネから殴れる技があり、スタートしても良い
下技もツインエネルギーに対応しており、2エネで使える場面もある。
脳筋だが強い。

採用したいエネルギー枚数→【闘6枚~】
相性の良いカード→【セキタンザンVMAX】(が無いとほぼ採用しない)
注意点→逃げエネ4は洒落にならないので終盤に適当に出してキャッチャーでLOなんてことにならないように注意。あとツツケラやトルネロス等に完封されるのがキツイので、出てくる雰囲気あったらすぐエネ貼って下技打てるように。

・ルカリオ

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どっちの技も強い。スパイクドロー連打して使い捨ててもいいし、ベンチで育てて160点でプレッシャーかけるのも強い。

打点160は、ドデカバシでも受けれないので、V以外だとメタグロスしか受けられない。
特に重要なのはマホイップVMAXをワンパン出来るという点もあり、マホイップが見えたら優先的に育てていきたい。

40+40で大抵の進化前を倒せたり、40+160でトゲキッスV、ゴツゴツメットがあれば40+160+20でデンリュウV、ザルードV、セキタンザンVなども射程になる。ルガルガンに謝ってほしい。

一応進化前のリオルは、闘タイプで威力30の技を持っているためゼラオラを弱点で2パン出来たり、ゼクロムにワンパン決め込んだりすることがある。

採用したいエネルギー枚数→【鋼7枚~】
相性の良いカード→【ゴツゴツメット】【ポケモンキャッチャー】
注意点→意外と逃げエネ2。雑に使って逃げる羽目になって、3エネ溜められなくなる展開には気をつけたい。

・ガラルマッギョ

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このポケモンも鋼環境に一役買っているカード。鋼エネルギーを必要としない鋼タイプであることで、ダンバルが出なかったカードプールでもマホイップV絡みの構築に弱点をとっていける。

ツインエネルギーとの相性が素晴らしく、バトル場でスタートした場合も2ターン目から90ダメージと高い水準で攻撃していける。

他にも若干倒しそびれたポケモンの前に出して時間を稼ぐ(あるいは相打ちになってくれる)ようなことも出来る。メガヤンマのとんぼがえり→ゴツゴツメットマッギョを出す動きはさながらシングルバトルのよう。(かえんボールが一貫して死亡)

採用したいエネルギー枚数→【~】
相性の良いカード→【ゴツゴツメット】【ツインエネルギー】
注意点→逃げエネ3と重いので、相手に放置されないようエネルギーを貼って攻撃するプレッシャーをかけないと倒してもらえない事がある。あと気絶した時3点だと思ってる人がたまにいる。

・マギアナ

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鋼タイプ優秀すぎる。まず上の技、オーバーホール(治崎廻)はサポートの少ないこのゲームで1エネで打てるのは超嬉しいスペック。

下技も大抵50~70~90くらいは出て、2エネとしては高水準。

しかも重そうなのに逃げエネ1。文句なし。
ただ、痒いところに手が届く系なので、デッキまじでつええ!って時には不要になりがち。ダンバルで呼びたい場面とかはあんまりない。

採用したいエネルギー枚数→【鋼4枚~】
相性の良いカード→【特になし】
注意点→特になし

・トルネロス

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技2つとも強い。速攻性能が高いポケモン。
逃げエネも1で、かなり安定した強さを持っている。

抵抗力も偉い、ジガルデに対しては30+120でちょうど倒せるし抵抗力で攻撃は効かないしでガンメタ出来ている。
最強ムーブであるストーン闘エネルギーセキタンザンVに対してエネルギーを剥がしにいけるのは意識された設定なのだろうか。

例によって2ターン目からツインエネルギーで攻撃していけるととても強い。

採用したいエネルギー枚数→【~】
相性の良いカード→【特になし】
注意点→デンリュウには50×2+混乱ダメージで倒されてしまう。

・ツツケラ、ケララッパ、ドデカバシ

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ライボルトの例に漏れず、ケララッパはダンバルとの相性がいいポケモン。
ドデカバシは、ツインエネルギーの有無で採用するかどうかに大きく影響がある。

ケララッパは大抵1枚は加速してくれるイメージ、ダンバルを逃がす用のエネルギーを確保してくれたり、ときには自身に貼って、ドデカバシに進化して大ダメージを叩き出したりと偉い動きがいくつもある。

エナジーカットもかなり優秀で、マホイップVMAXなど逃げるエネルギーが重いが耐久はあるというポケモンに対してハメゲー出来る。(セキタンザンV等もハメられる)他にもアメイジング系のポケモンにも少なそうなエネルギー剥がすと止まることも?

採用したいエネルギー枚数→【~】
相性の良いカード→【ヤレユータン】【ダンバル】【ツインエネルギー】
注意点→ツインエネルギーないとループキャノンは連打出来ない。雷弱点なのでライボルトには注意。

・ライコウ

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アメイジングレアの中では唯一実戦級。ただ、このカードに引っ張られてエネルギー選択をしてはいけない。

鋼は自然と入るので、ザルードVやデンリュウVが出ていて、鋼草や鋼雷になった時に、残りのスロットを見てライコウの採用を検討したい。

他のアメイジングレアとは違い、検討するほどのリターンがあるのがライコウ。
もし、先手3ターン目に攻撃し始めることが出来たら間違いなく勝てると思われる。

採用したいエネルギー枚数→【7:7:2~等】
相性の良いカード→【ペラップ】(良いだけ)【トゲキッスVMAX】
注意点→見た目に反して逃げエネ2。スタートしてエネルギーが揃ってないとだいぶしんどい。

・モーモーチーズ

基本的には入れ得。だが序盤はゲームに絡まないし、相手の計算も必ず崩せるような場面はいつもあるわけではないので、A評価。

・アロマ草エネルギー

草デッキであれば、相手の「セキタンザンV」「デンリュウV」「ゼクロム」などの対策になるため入れ得と思われがちだが、実際はケララッパのヒット率を下げたり、セキタンザンVMAXのヒット率を下げたり、トルネロスの上技で剥がされたりデメリットもある。ダダリン等相性良いカードもあるし、A評価。

●Bランク

(余り積極的に採用したくはないが、穴埋めや特定の相手によって採用圏内レベルのカード)

Bランク

・スピアー
ザルードVやオニオン等、手札を調整出来るカードがある場合単体採用の可能性がある。進化ポケモンが多いと、特性を使えないので注意。

・ヤンヤンマ、メガヤンマ
ツインエネルギーあるなしで変わるシリーズ。相手にセキタンザンが入ってる事がわかっているなら、採用したい。

・クヌギダマ、フォレトス
ツインエネルギー(略)。とっしんで1体倒して、あいうちボンバーでVを持っていき1:3交換したい夢がある。トゲキッスVMAXなど決定力の低いデッキでアリ。

・ダダリン
ツイン’(略)。アロマ草エネルギーも入れよう。HP130なのが偉い。

・ピッピ、ピクシー
ピッピの技実はありえんほど強いから1エネ貼っとくと夢見れる。超エネついたハガネールVで耐久すると鬼強い。相手にデンリュウVいるのわかってたら入れたい。

・ディアルガ
ダンバルで呼ぶ→ダンバル逃がす→ディアルガの上技で逃がす時使った鋼エネ2枚拾うって動きが、一見遅いけど、相手も遅い時はかなり強い。

・ヤレユータン
セキタンザンVMAXのふんかだんが無敵になる。それ以外は、山混ざらないから微妙。相手のマリィケアと、自分のマリィで強いカード残せるのは偉いけど、スタートした時のリスク的にそれだけだと微妙。

・バチンウニ
デンリュウVのダメージスパークと合わせてくれ系の技だけど、ベンチに10バラ撒いたところで生かしきれないことがほとんど。

・ザシアン、ザマゼンタ
使ったこと無いけど、奇跡的に色が合ってたりトゲキッスVMAXとセットだったりしたらギリギリ使えそうなスペック。


●Cランク

(ほぼ採用しないが、相手のデッキがわかっている時に使う可能性があるレベルのカード)

Cランク

・ビードル、コクーン
相手がセキタンザンデッキで自分のデッキに対策が無い場合、スピアーのために入れるかも知れない。

・タマタマ、ナッシー
相手のマホイップVMAXに自分のデッキに対策が無い場合、上技で完封する。(トゲキッスVMAXも止めれるが逃げられる)

・セレビィ
相手がセキタンザンデッキで自分のデッキに対策が無い場合、入れるかも知れない。

・キリンリキ

デンリュウVと実は相性がいい。雷+超で組んで枠がある時にワンチャン使うかも知れない。

・ディアンシー
耐久が高いので壁役になってくれる、入れるたねポケモンがいない時に使うかも知れない。

・ウパー、ヌオー
相手がデンリュウVなど雷系統で他にカードがない時に使うかも知れない。

・レジロック
耐久が高いので壁役になってくれる、入れるたねポケモンがいない時に使うかも知れない。

・ジラーチ
相手が凄くゆっくりなデッキでこっちもじっくり準備出来ることがわかってる時に使うかも知れない。

・レックウザ
ザルードVでエネ貼りまくって相手のVMAXを倒すことがあるかも知れない。

●ランクD

(使わないカード)

Dランク

使い方DMで教えて下さい。



以上がカードの性能評価です。




◆実際のデッキ構築の仕方


ではここまでで、環境の特徴とカードの性能についてわかったと思うので、実際のデッキ構築です。

デッキ構築は大まかには簡単で、
①Sランクのカードから使うエネルギータイプを選択
②Aランクのカードで採用出来るカードを入れる
③記載の「エネルギー必要枚数」を満たすようにエネルギーを入れる
④枚数が足りなければBランクのカードor追加のエネルギーを入れる

となります。では、自分が本番で出たカードを見ていきます。

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画像34

画像35

・鋼
ダンバル3/メタング1
マッギョ1
クヌギダマ2
リオル2/ルカリオ2

・草
ビードル1/コクーン2/スピアー1
タマタマ2/ナッシー2
ヤンヤンマ2/メガヤンマ1
ダダリン1
ザルードV1

・超
ピッピ2
ピクシー1
キリンリキ2
カゲボウズ1/ジュペッタ1
デデンネ1
マホイップV/マホイップVMAX

・闘
ウパー2/ヌオー2
ツボツボ1
イワンコ1/ルガルガン2
セキタンザンV/セキタンザンVMAX
ジガルデ
レジロック

・雷
バチュル2
バチンウニ1
ラクライ1/ライボルト1
ゼクロム1
ゼラオラ1

・無色
ルギア1
ペラップ1
ツツケラ1/ケララッパ1/ドデカバシ2
トルネロス1
ヤレユータン1

・トレーナーズ
英雄のメダル2
ポケモンキャッチャー
スーパーボール
ゴツゴツメット
ポケモンいれかえ
ジムトレーナー
オニオン
おとなのおねえさん

・特殊エネルギー
ストーン闘エネルギー


ここから、実際にデッキに使える可能性のありそうなカードだけ残します。(Aランク以上だけでもいいですが、本番は幅広く見たかったのでこの画像はBランク以下も出しています)

画像36

プールとしては非常に強い部類で、サポートがジムトレーナーを含め3枚しかない点を除けば、90点クラスはあったと思います。

まずSランクのセキタンザンVMAX、ダンバル、ザルードVを採用したデッキを考えます。
(☒超、雷)

3色であること、ザルードVでエネルギーを手札から加速出来ることから、「エネルギー多め」「たねポケモン少なめ」で強いポケモンでスタート出来るように絞って選ぶことにしました。
(☒リオルルカリオ、ラクライライボルト、レジロック、マッギョ)

画像37

ファーストインプレッションから完成したデッキです。

たねポケモンが「ザルードV」「ダンバル×3」「セキタンザンV」「ジガルデ」「ヤレユータン」「トルネロス」「ツツケラ」であることにより、実質的にハズレがヤレユータン、ツツケラの2体のみであり、スタートポケモンだけである程度戦える期待度が高いです。

ヤレユータンは本来Bレベルのカードですが、ダンバルが3枚入っていることから、ダンバル→セキタンザンV、ヤレユータンと呼んで、「ふんかだん」を確実に成功させるコンボが強力であることから採用しました。
滅多にない特殊パターンだと思うので、例としてはイマイチでしたね・・・。

この後少し一人回しをしたりしてみて、エネルギーやジガルデをラクライ、ライボルトに変えてみたりしてもいいんじゃないか?だったり、エネルギーを減らしてリオル、ルカリオを採用してもいいんじゃないか?だったり、Aランク以上のカードで入れ替え等も検討しました。

繰り返しますが、

①Sランクのカードから使うエネルギータイプを選択
②Aランクのカードで採用出来るカードを入れる
③記載の「エネルギー必要枚数」を満たすようにエネルギーを入れる
④枚数が足りなければBランクのカードor追加のエネルギーを入れる

これでデッキが出来ます。

感覚的には、
・たねポケモン→8~10枚前後
・ポケモン総枚数→15枚前後
・トレーナーズ8枚前後
・エネルギー17~20枚前後
くらいのバランスです。


◆「なぜか」触れられていない超重要なテクニック


自分自身いくつかのシールド戦記事を読んできましたが、なぜかあまり触れられていない、今回も活用した超重要なテクニックがあります。

今回のこの記事の中でもチラホラ出してはいましたが、それは「大会中のデッキの組み換え」です。

もしかしたら、嫌な印象を受けた人もいるかも知れませんが、大会中にプール内のカードでデッキを組み替えることはルールにもしっかり載っているテクニックの一つです。

勿論、対戦の中でエネルギーのバランス等を変えたくなって、それを変えたりすることも出来ます。

シールド戦は4人1ブロックで行われますが、(これは店舗の席の配置などにもよりますが)自分がこのあと対戦する予定の相手が隣で対戦していると思います。
もし自分の試合が早く終わった時に、隣の対戦の様子を見て、次に対戦する相手に「トゲキッスVMAX」が入っていることがわかったら、デッキを組み替えて雷タイプのポケモンを入れておくという事も出来るのです。

対戦中に隣の試合に集中するというのは、対戦相手にも失礼ですし、マナー的にも良くないと思いますが、終わったあとであれば問題は(店舗で特別な案内がなければ)無いはずですし、そういう意味では自分の試合を早々に終わらせるのも一つの作戦と言えます。


実際に、自分が本番で、デッキの組み換えを駆使して勝利した試合があったのでそれを例にします。

自分の使用デッキは前述の「ザルードV+セキタンザンVMAX+ダンバル」の草闘鋼デッキでした。
しかし、直前の対戦を相手のたね切れで速攻終えてしまったため、次の対戦相手がトゲキッスVMAXで無双している現場を見ていました。
それに合わせて、スタッフの許可を得てデッキの組み換えをしました。

画像39

画像38

out
ジガルデ
ザルードV
草エネルギー7

in
ゼラオラ
ゼクロム
雷エネルギー7

これより、ゼラオラは「トゲキッスV」を2エネで倒すことが出来るし、ゼクロムは相手が「トゲキッスVMAX」だろうが2発で倒すことが出来るので、大きく有利となり勝つことが出来ました。

ダンバルを軸にしたデッキは、この組み換え戦略にも対応しやすいところも評価の一つです。

画像40

使うことはありませんでしたが、セキタンザンVMAXがガンメタされていた場合は、こういったマホイップVMAXを軸にした構築に組み替えることも可能です。

もちろん、相手にマホイップVMAXがいればルカリオを2枚入れることも出来ます。

今回の自分のプールを90点を評したのは、メインデッキの完成度ではなく、こういった対応力の点においての評点が主になります。


◆終わりに


以上になります。

いかがでしたでしょうか。
だいぶ長くなってしまいましたが、ここまで読んで頂ければ、恐らくシールド戦でかなり勝てるようになっていると思います。

①環境の特徴を知る
②強いカード、弱いカードを知る
③強いカードでデッキを組む

最後にまとめると、これだけです。

ただやはりシールド戦は、自身の調整環境次第では、使われるカードが画一化されていき、どこかで歪んだ認識のまま正せずズルズルといくような性質もあると思っていて、そういった面からこの記事を読んで「それは違う」「これはこう」という意見も勿論出るかと思います。

ですが今回自分の中では結構練習して考察出来たと思っています。
なので、そういった意見も含めて、更に精進していくつもりです。

結果は残念でしたが、これからもしばらくシールド戦というイベントは続いていくはずですので、その時参加される方の参考に少しでもなれば嬉しく思います。

ここまでお読み頂きありがとうございましたm(_ _)m


◆オマケ シミュレータを使ってサンプルレシピ

サブタイトル通りです。
開封シミュレーター様( http://www.fradeza.com/sideprojects/lizardonHRsim/ )を使って、いくつか構築例を載せておきます。

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鋼+セキタンザンVMAX
デンリュウV+セキタンザンVMAXにスイッチ可

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デンリュウV+トゲキッスVMAX
入れるもの無さすぎてレックウザの技狙います

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ハガネールV+トゲキッスVMAX
少し決定力がないのでゼクロムをタッチ
さっきのレックウザもそうだけど、トゲキッスVMAX絡みは決定力の低さをカバー出来るカードを入れたい(フォレトス等もいい)

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鋼+デンリュウV
Sランク優先するとマホイップVMAXはなかなか入らない。

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ハガネールV+セキタンザンVMAX
多分優勝出来る。雷タッチもいける。








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