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考察:リミックスバウトシールド

こんにちは、第2期ポケカ四天王のヨネダタクヤです。

今回の記事はリミックスバウトでのシールド戦の記事の考察になります。
仲間内にシールド戦にでるから構築の仕方等を教えてと言われて、まとめていたメモに加筆した形になっています。メモを基に数名に今回のシールドでの構築方法を教えたところ、5枚ほどミュウツーHRを獲得してくれました。
その構築方法と、カードの評価と、構築に至るまでの過程について、記しておきましたので、興味がある方はどうぞ。


当記事は、ミュウツーHR争奪戦で必ず勝てるということを保証するものではありませんが、読者のHRの獲得するための確率をあげることを目的としています。購入する際はそれをご了承の上、ご購入ください。

■カードの封入に関して

今回のシールド戦での構築は、箱を半分にして片側から15パック開封する店舗が多いためその開封方法を前提としてた構築方法や評価を行います。

15パック開封を行った時に、どの程度のカードがパックから出るかをまとめます。

Cは1-2枚出る。1箱に3-4枚の封入が期待できるため、2枚出ることの方が多い。
Uは基本的に1枚で、まれに0や2枚のこともある。1箱に2-3枚入っている。
Rは同じカードが被ることは基本的にないため、Rの7種のうち3-5種を手に入れられる。
RRは1-3枚で箱によって偏りはあるが、基本的に0となることは少ない。
SR以上は0-1枚となる。たまにSR以上が2枚入っている箱があるが、同じ列に2枚入っていることは少ないと思われるので今回は考察外とする。
TRは基本0-1枚で、まれに箱に2枚入っているが2枚得ることは多くないと思い考察外とする。


■今回のシールド戦の環境の特徴

まず、シールド戦のカードプールでの環境の特徴の把握をしたいと思います。環境の特徴を把握することで、カードそのものを相対的に評価ができるようになります。そのため、カードリストを確認しながら、環境の特徴の定義づけを行いました。そこで8個の特徴を考え、個々のカードを評価するための基準を考えました。

・TAG TEAMがメインの環境である
 
今回のシールドではTAG TEAMが弱点をつけられない限り、他のポケモンに倒されることもなく、相手のほとんどのポケモンを倒すことができる環境である。そのため、今回はTAG TEAMを育てることが一番勝ちに繋がりやすい。逆にいえば相手のTAGと普通のポケモンを倒すだけでゲームが終わってしまう環境である。つまり、相手の非GXのポケモン1匹をどのようにして簡単に倒すかがを考えるのが実は一番大切な環境である。非GXを倒しながら自分のGXポケモンを育てて相手のTAGを倒せるかどうかが一番のポイントとなる。

・アローラペルシアンに勝てない構築は勝ち切ることが難しい。

4種類目のGXとして、アローラペルシアンが今回のシールドでは存在する。このポケモンは相手のTAGを完封できるスペックを持つ。デッキ構築次第では進化するだけで、そのまま勝つことに直結することがありえるカードである。このペルシアンはだいだい箱に1枚入っていると考えれば、2人に1人は使ってくる(実際はもう少し封入率が低いために、それ以下ではある)と思われる。SRをとるためには3連勝、HRは6連勝を必要とするために、このポケモンに勝てないデッキはよっぽど運が良くない限りは勝ち切ることができないと見て過言でもないと思っている。ゆえに、シールドのデッキ構築に際しては、なにかしらのアローラペルシアンに対しての対策カードが必須となる。

・相手のバトル場を入れ替える手段が少ない。
 
カードプールを見てもらえばわかる通り、今回のゲームでは相手のバトルポケモンを入れ替えることができるカードは4枚しかない。フシギバナ&ツタージャGX、フィオネ、オーロット、グレートキャッチャーの4枚である。オーロットに関しては進化ポケモンであるために採用は基本的にしないが、他のカードはプールにあれば必ず40枚に採用されるだろうというカードである。

・ベンチにいる非GXを倒されることが少ない。

ベンチの非GXを呼ぶ手段が、フシギバナ&ツタージャGX以外に存在しないため、基本的にはベンチを呼ばれない環境である。しかし、2人に1人はフシギバナ&ツタージャGXをパックから引くと考えればベンチを2試合に1回は呼ばれる対戦になり得るために、そこまで置物ポケモンは評価を高く上げることができない。またベンチにポケモンが1匹の場合は、フィオネで実質好きなポケモンと入れ替えることができる環境でもある。また、フシギバナ&ツタージャGXやアローラペルシアンGXのGXワザや、ズガドーンやギャロップ、ヨマワルといったポケモンでもベンチにダメージを与えることができるために、ベンチを呼び出す手段が少ないにもかかわらず、ベンチに下がっているポケモンが倒される可能性が実は多い環境である。むしろこういったベンチにいるポケモンを倒すことができるポケモンを強いという評価を与えるべき環境に思える。

・逃げるコストが重いポケモンが多い

ほとんどのポケモンが逃げるが2以上あるといっても過言じゃない環境である。則ち逃げるという行為を行うことが難しい環境である。基本的にはバトル場に出たポケモンは倒されるか、自分からポケモン入れ替えを使う場合でしか、ベンチに下がることが少ない。そのため、毒や混乱といった特殊状態はかなり強い環境である、逆に言えば逃げるコストが1以下のサポートポケモンは、すぐに育てたアタッカーにつなぐことができる点では評価が高くなる環境である。

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