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22卒 就活レク No.1 「就活のスタンスを決める。」「最低限の社会のルールを知る。」

こんにちは。シャラです。

↑のトップ写真は、2014年1月私の自宅でのレクチャーの際の写真です。
当時の就活生はもちろん、その頃の社会人1年目・2年目も参加してくれてますね。みんな元気かな。

これから来年4月1日までに仕上げる予定で、2021年度就活組(2022年4月入社)へのアドバイスを書いていきます。

その前に一つだけ。

私はこのブログで、
・有名になりたい
・お金を稼ぎたい
・自分の経験や知識を自慢したい
という考えは一切ありません。
私は特に有名になったり自慢したりする必要もありませんし、有り難いことにお金を稼ぐ必要もありません。
端的に言えば、「15年間の就活サポートで私が培ってきたノウハウが少しでも就活生の役に立てばそれでいい」、というのが100%の本心です。
このことについては別途、自己紹介で詳細を書かせていただきたいと思います。

前置きはこの辺にして、
今後、就活生が取り組むべきことは主に以下の三つです。
 ・自己分析
 ・業界&企業分析
 ・各種テスト対策(TOEIC、各種資格取得なども含む)

このうち、「各種テスト対策」はこのNoteでは触れません。
「一日でも早く一つの参考書に絞って繰り返しやる」がシンプルかつベストなアドバイスだと思いますので、ここは各自で取り組んでくださいね!

ここからが本題。

就活生が最初にすべきこと

「自己分析」や「業界&企業分析」の前に、就活生がまずすべきことがあります。

早く細かいテクニックを知りたいという学生も多いと思いますが、私の15年・約100人の学生を見てきた就活サポートの経験上、まずこれらを把握して実践出来るようにするのが結果的に近道です。

そのまずすべきこととは、、、

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1. 就活のスタンスを決める
2. 最低限の社会のルールを知る
3. ラグビー部員(体育会)であるメリットを正確に把握する

では、詳細を書いていきます。

1. 就活のスタンスを決める

現在の就活のスタンスはどれでしょうか。

 A. 簡単に内定をもらえる企業に行く。
 B. それなりに就活をして決まった企業に行く。
 C. 全力を尽くして自分が納得する企業に行く。

部活に真剣に取り組んでいる学生ほど、A. B.を選ぶケースが多いと思います。
迷わずC.を選ぶ学生はここをすっ飛ばして、2.から読んでください。

まず考えて見てください。
・簡単な競技で、簡単に入れる大学で簡単にレギュラーになれて、簡単に勝てて、簡単に大学日本一になれる。
→ そんな大学日本一を全力を尽くして目指せますか。
・キツくて痛くて厳しい競技で、努力して大学に入って、でもレギュラーにもなかなかなれず、勝つのも難しくて、大学日本一は夢のまた夢。
→ だからこそ、レギュラーになること、勝つこと、そして大学日本一になることに大きな価値があるんですよね。

就活も仕事も全く同じだと思います。
難しくて大変だからこそやりがいがあるし、周りにいるレベルの高い仲間たちと切磋琢磨するからこそ成長して実力も付いて、そして高い目標を達成したときの充実感が大きいのです。
ラグビーに全力を尽くせる人だからこそ、一生を決める(可能性のある)就活にも全力を尽せるだろうし、尽くさないといけないと思います。

指導陣が就活への理解がないという大学もあると思いますが、それを理由にして自分の将来を中途半端に決めてしまえば一生後悔することになります。
言うまでもなく、その指導陣たちは自分の将来の責任を取ってくれません。

とはいえ、そのような指導陣下で苦労していた就活生のサポートの経験も何回かありますので、この状況での対応方法ついてまた後日書かせて頂きます。

<参考例>
学生二人の自己分析中、(今考えると相当失礼ですが)私は休憩だけのつもりがウトウトしてしまい、ふと気付くと学生同士の言い合いの声が聞こてきました。
(学生A)
正直、商社に行きたい理由なんてないよ。これまでそれなりの高校に行って、それなりの大学に行ったらそれなりに活躍出来たから、それなりの会社に入れば活躍出来ると思ってて、それが商社なだけ。
(学生B)
お前はシャラさんの言ってること、分かってフリして本当は全然理解してないやん!

しばらくこの議論は続いたもののもちろん結論には至らず、静かになったところで私は目を覚ましたふり。
現段階では学生Aのような考え方の学生は多いと思います。

学生Aはその後「ある出来事」をきっかけに一気に就活の本気モードのスイッチが入り、心からやりたいと思える仕事とその業界での第一希望の会社を見つけて、見事その会社から内々定を貰いました。現在では厳しくも楽しく充実した仕事をしているようです。
当初は第一希望だったはずの私の会社からも内々定を取ったものの直ぐに蹴られました(笑)。でもいいんです。それがベストな就活の形なので。


結局、どの会社に行っても仕事は大変で厳しくて難しいのは変わりません。
その状況で頑張れるかどうかは、その会社に納得して入社したかが大きく影響してくると思います。

そして、どこでも仕事がキツいのであれば、その対価(報酬・評価)は良い方がいいですよね。

就職先によって、今後の人生で行ける場所、買えるモノ、会える人たち、そして構築できるネットワーク、培える知識、、、が大きく変わってきます。

矛盾している部分があるかもしれませんが、大手企業や給料の良い会社に行くべき、と言っているわけではありません。
「精一杯努力した上で自分が十分に納得できる会社に入るべき」ということです。

<参考例>
就活に全力で臨むつもりがなければ、周りの社会人を巻き込まず、自分自身だけで就活を進めてくださいね。その中途半端に巻き込まれる社会人がかわいそうです。
最近のことですが、「正直、この会社はそれ程行く気ないんですよね」と言いつつ、幾つかの会社の面接対策を繰り返し頼んで来る学生がいました。
「いつかマインドが変わる」と暫く付き合ってましたが、結局全くスタンス変わらずですぐにサポートを辞めました。
他人が自分のために貴重な時間を使ってくれていると言う有り難みを全く理解していないんでしょう。


2. 最低限の社会のルールを知る

どんな優秀な学生でも、最低限の社会のルールすら知らず・守れずでは就活はうまくいきませんし、社会でも苦労するはずです。
というか、その時点で優秀な学生とは言えないですね。
そして最低限の社会人のルールをいち早く知って身に付ける方法は、言うまでもなく社会人との接点を増やしてその関係性を濃くすることです。
このプロセスの中で社会のルールを自然に学ぶことができます。ただし、学生を甘やかし過ぎる社会人は良くありません。

「自分は体育会に所属しているし既に礼儀は身についている」と考えている学生もいると思いますが、むしろ逆で、体育会の学生、特に強豪でやってきた学生ほどずっと狭い世界だけで過ごしてきて、かつ自分の居心地の悪い環境を避けてきている(学生が多い)印象が強く、概して一般常識が身についてないように思います。
更に、上級生になると、一年生の頃に持っていた謙虚さとか気遣いとかが欠けてくるので、そのマインドセットのままで社会人に接するのは危険です。

話を戻して、今、自分の近くにいる社会人にはどのような人がいるか改めて確認してみてください。
親御さん、監督、コーチ、バイト先の社員、食堂のおばちゃん、大学OBなどなど、、、
誰でもいいです。
特に実家が遠方の寮生は社会人との接点が少ないことが多いと思いますが、いろんなルートを使って社会人との接点を増やしましょう。

社会人との接点を増やす意義はこのルール習得のほかにもう一つあります。
来年4月以降に就活が本格化していく時に、
「自分のことをよく理解して、さらに親身になってくれる社会人がいるかどうか」
で就活の結果が大きく変わってきます。
ですから、社会人との接点を増やせば増やすほどよいというものではなく、「自分を理解した上で親身になってくれる社会人」を増やすことが大事なのです。

では、その社会人がどうすれば自分を理解して親身になってくれるかといえば、最も重要で基本的なことはあなたが「最低限の社会のルールを守れる」ということです。そこで、以下にこの「最低限の社会のルール」とはどういうことかを説明していきます。

・人の親切に甘えず自分が今出来る限りの形で最大限の恩返しをする
人に親切を受けた場合、その人自身にどんなメリットがあるのかを考えてみましょう。
その人に明確なメリットが思い浮かばない場合は、それは純粋に親切・思いやりだけによるものです。
かなり単純なことですが、このことに気付けずに人の親切に麻痺している学生が結構います。

社会人と学生の関係には上下関係などなく対等であると思っています。社会人は学生に親切にすることが当たり前だとは思いません。
なので、学生は社会人の親切に対する何らかのお礼・お返しをするのが当然です。
これは、監督・コーチと学生、親と子供でも同じことが言えると思います。

次に、その親切に対する自分ができるお返しを考えましょう。
学生ができるお返しは、
「感謝の気持ちを忘れずに常にその相手に真摯に対応する」
「成長している自分を見せ続ける」
ぐらいではないでしょうか。
この基本を理解し実践できる学生が少ないからこそ、これらができるだけでも、社会人はその学生を評価し、よりサポートしたくなります。

・3分以内で出来ることはすぐに実践する。
上記の「真摯に対応する」ことの一例として、お礼メール、報告メール、メールの返信、折り返しの電話などがあります。どれも3分あればできることですよね。
そもそも「するつもりはない」ということでは論外ですが、忙しいことを理由にこれらを後回しにしていませんか。
これは社会でも必要なスキルですが、このような3分以内でできることであればすぐに実践しましょう。

伝えるべきことが多いなどで長い時間が必要な場合は、まず一報だけでも入れること。
これができるかどうかで全然相手の印象が違います。
報告や連絡をせずに相手を不快にすることはあっても、報告・連絡をし過ぎて問題になることはありません。
マメな連絡はその社会人が自分に対する興味を高めてくれますし、それを続けられれば、本当に必要な時にその社会人が親身に相談に乗ってくれるようになります。

裏を返せば、どんなに勉強が出来て貴重な経験を積んできた学生であっても、これら常識が欠けているだけで社会人はその学生に対する関心は急速に冷めますし、評価も一気に厳しくなります。

<参考例>
7年前に就活サポートをしていた後輩から先週届いたラインに今回の内容がかなりシンクロしておりこちら共有させて頂きます。
「就活の時、シャラさんと色んな時間を過ごさせて頂きましたが、その時に頂いたアドバイスは今も大事にしています。
社会人になって改めて、他人からアドバイスを貰えるのは当たり前じゃないことだと思ってます。、
極論すれば、所詮は周りは他人ですし、関与して面倒なこともありますしね。
そんな中、アドバイスを貰える、僕と話したい会いたいと思い続けて貰えるように心がけてるのは、
・アドバイスを貰ったら何か一つでも直ぐに試してみる
・直ぐに結果もしくはプロセスを共有する
・自分の都合の良いタイミングだけで連絡をしない
と言うことです。
もちろんまだまだですが、これからも意識し続けたいと思います!」

学生の頃に話した内容を今も覚えて実践してくれること、非常に嬉しく思います。

就活中も社会人になってからも、「自分の都合の良い時だけ、自分が必要な時だけ連絡する人」にならないように気を付けましょう。

以上、長くなりましたので、今回はここまでにします。


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★今回のまとめ★

今回のポイントを改めて以下にまとめます。

・就活スタンスを決めよう。
 → 納得する形で就活を終えられるように就活に全力を尽くす覚悟を決めよう。

・最低限の社会のルールを覚えよう
 → 人の親切に今自分が出来る限りの形で恩返ししよう。
  「お礼」「報告」「連絡」など、3分で出来ることは今すぐにやる癖をつけよう。

繰り返しになりますが、これは就活だけではなく社会になっても使えることだと思いますので、ぜひ明日から実践して来年の4月には当たり前に出来るようになっておきましょう。

3. ラグビー部員(体育会)であるメリットを正確に把握する
は、次回書かせて頂きます。

以上、今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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