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22卒 就活レク No.2 「ラグビー部の学生が就活に有利な理由を正確に把握する」(その1)

こんにちは。シャラリーマンです。

直近はラグビー部就活サポート用のアカウントでTwitterを更新しています。
こちらも参考にして頂けると嬉しいです。

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生観戦が出来ない今、観戦欲をYoutubeの試合観戦で満たしています。
今日視聴した数年前の全国高校ラグビー大会に、今年就活サポートをした学生達が懸命に頑張っている姿があり、感慨深く見守りつつ元気も貰いました。

↑トップの写真は、今年就活サポートした学生の4年前の全国高校ラグビー大会の番組のスクリーンショット。
いつも冷め気味な印象なのにこの写真の表情、正に青春真っ只中ですね。
今年の花園も通常通り開催されることを祈ってます。

プレイヤーの頑張りがダイレクトに伝わり、観戦している人達に「自分達も頑張ろう」という気持ちを抱かせるラグビー。
本当に素晴らしいスポーツだと思います。
このラグビーが内包する力を、就活や、その先の生活でも活かしていかないと非常にもったいないですよね。

↑ 4年前も全国高校ラグビー大会から。決勝前の練習ですかね。変わってないな、幼いような。vs東福岡の決勝観戦、満喫しました。


ということで今回は、「ラグビー部の学生が就活に有利な理由を正確に把握する」をテーマに書いていきます。

一昔前のOBのアドバイスが的外れなのはなぜ?

ラグビー部の学生が就活で有利なのは、間違い無い事実です。ただし、その効果が確実になるのは「その学生が優位性を十分に理解しているとき」のみです。

実は少し前までは「ラグビー部」ということだけで高い評価を得ることができました。10年ぐらい前まではかなりの恩恵を受けていたのは間違いないです。

ですので、上の世代のOBに就活のアドバイスを求めても、
「就活なんてなんとかなるよ」
「大学日本一を目指して日々厳しい練習を耐えた話をすれば十分」
「怪我を克服したことを話せばインパクトあるはず」
など、今ではすっかり的外れとなる回答を返されることが多いかと思います。

でも、これは仕方のないことなんです。
当時は本当に、それで何とかなったのですから。

ラグビー部の学生の就活サポートをする専門業者ですら、いまだに、
「体力・根性がある」
「目標達成意識が高い」
「団体行動に慣れている」
「組織に従順」
「礼儀正しい」
これらを強みとして就活するようにと学生達にアドバイスをしているとのこと。

しかし現代において、これらのPRだけで企業がその学生を高く評価することは、決してありえません。
特に、自宅勤務がスタンダートになるこれからの時代は、ますますこれら上記の資質を評価しなくなるでしょう。

なぜなら、テレワークに体力・根性はほぼ無縁ですし、団体行動の機会も激減します。
社内外で直接会うことすら減っているので、礼儀も最小限で十分でしょう。
もちろん、出来ないよりは出来た方がいいですが、強みとはなり得ないのです。


現代版「ラグビー部の学生が就活に有利な理由」

しかしそれでもなお、ラグビー部の学生は就活に有利と言えます。

その理由は以下の3点です。(ここ重要!!)

現代版「ラグビー部の学生が有利な理由」

1.面接官の心に響く固有のエピソードを全員が必ず持っている。
2.自分が主体となって組織を動かす経験をしている(経験が出来る)。
3.ラグビーネットワークを活用出来る。

就活期間中、学生一人一人と自己分析の深掘りに相当な時間を使いますが、その根本は全てこの3点に集約されます。
そして結果を見るに、就活が上手く行った学生ほど、この3つの要素を深く理解出来ていたように思います。
(そして、そのスキルを社会でも活用してくれています。)

すなわち、今これらをキチンと理解出来てるかどうかで、9ヶ月の結果が大きく違ってくるのです。


では、それぞれについて掘り下げていきましょう。

「面接官の心に響く固有のエピソード」を作ろう。

人が何らかのアクションを起こす時には、必ず一定の意志が伴います。
「コンビニに行く」「ジムに行く」「読書をする」「食事に行く」
それぞれに意志(と、その理由や目的)があります

そして、そのアクションが難しくなればなるほど強い意志が必要になりますし、さらに難度が上がれば「覚悟」も求められます。

登山を考えてみましょう。

・高尾山を登る(途中までケーブルカーで)
・高尾山を登る(全部徒歩で)
・富士山を登る
・槍ヶ岳を登る
・エベレストを登る

全て同じ登山ですが、その困難度が増せば増すほど、挑戦には強い意志と覚悟が必要となるでしょう。
そして、そこに至るまでの明確な理由があるはずですし、達成したい目標もクリアなはずです。

ラグビーでも一緒です。

ラグビーは、困難度が極めて高いスポーツと言えると思います。

だからこそ、続けるには強い意志と覚悟、そして、そこに至る明確な理由や目標がはっきりしているはずなのです。

更に強いチームであればあるほど、高い目標であればあるほど、これらの事象は具体性を持ったものになっていきますし、人に話した際の説得力も、格段に向上するはずです。

じつはこれ、仕事でも全く一緒なんです。
何となく仕事を決めて、何となく仕事をこなす。そこには続ける理由も目標もなく、ただ惰性で流されるまま……。
そんな社会人がいい結果を残せるわけがないですよね。

ラグビーをきっかけに、自分が既にその思考回路を持っていることを面接官に主張できれば、相手はキチンと頭の中でラグビーと仕事を紐づけて、高く評価をしてくれるはずです。

ポイントとなるのが、ひとりひとりがまったく違う経験をしているということ。
ここを徹底に掘り下げれば自分しか話せないエピソードが完成するのです。


では、具体的な掘り下げ方を書いていきます。
まずはこちらの高校野球の今年の記事を読んでみて下さい。

「元引きこもり球児、甲子園で躍動 転校先で1年間耐えた」「脱毛症の球児、あのプロに救われた もう帽子はいらない」

この記事を読んだのちに、実際に試合に出ている彼らを見たら……無条件で応援したくなりますよね。
ここで、ただ感動するだけでなく見逃してほしくないのは、「プロの記者が読者の心を動かす内容にきっちりとまとめている」という点です。
記者たちは野球そのものよりも、そのバックボーンをまとめたほうが多くの人の心をつかめると判断したからこそ記事にしているのですね。

就活も一緒です。
面接官の心を一気に掴んで自分に興味を持ってもらい、応援させたいと思わせられれば、必ずやその面接は通ります。
もちろん、就活の場合は自分を取材してくれるプロの記者はいません。
自分自身が記者となり、みずからを掘り下げる取材を行ってみてください。

では、具体的な方法を書いていきます。
STEP 1 → STEP 2の順で進めましょう。

STEP 1
・なぜラグビーを始めようと思ったのか。
・なぜラグビーを今も続けているのか。
・最終的な目標は。

STEP 2
・ラグビーをやめようと思ったことはないか。
 辞めようと考えた理由は。そして再び続けようと思った理由は。
・これまでで一番嬉しかった(悔しかった)ことはなにか。
 なぜそれが一番嬉しかった(悔しかった)のか。
・なぜその目標を達成したいのか。達成した時は誰に何を伝えたいのか。

部活をやっていない学生はここで深く掘り下げられる対象がないので、(それがある)ラグビー部の学生は圧倒的に有利となるのです。

↑ こちらも4年前の花園。私は「選手宣誓」は面接にかなりインパクトあるエピソードだと思ったのですが、本人曰く「あまり使わなかった」とのこと(笑)。それでいいんです。本人が話したいことを話すのが一番なので。


★今回のまとめ★

・ラグビー部の学生が就活に有利である3つの理由を正確に把握しよう。 1.面接官の心に響く固有のエピソードを全員が必ず持っている。
 2.自分が主体となって組織を動かす経験をしている(経験が出来る)。
 3.ラグビーネットワークを活用出来る。

「1.面接官の心に響く固有のエピソードを全員が必ず持っている。」へのアクション
・自分自身が記者となり、多くの人の心を動かす“自分自身の”記事を書いていこう。→  今すぐに始めましょう!!

今回はここまでです。
最後まで読んで頂き誠にありがとうございました。
次回は、これまでサポートしてきた学生の具体的なエピソードを幾つか紹介します。

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