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英語学習と英語指導に役立つコーパス①

コーパスとは,簡単に言えば「言葉のデータベース」です。書籍や新聞・雑誌,または映画やテレビなどさまざまなメディアなどで使われている言葉の用例を集めたものです。コーパスを活用すると,より自然な英語を書くことができます。また,英作文の指導や添削においても役に立ちます

 現在では,かなり莫大なデータベースが整えられており,利用者登録をするだけで,無料で使えるので非常に便利です。以下のページにアクセスすると,さまざまなコーパスが使えます。

 特におすすめは

① Corpus of Contemporary American English (COCA)

② British National Corpus (BNC) 

③ Global Web-Based English (GloWbE)

です。①はアメリカ英語,②はイギリス英語,③はさまざまな国の英語について調べることができます。

 具体的には,

① 使われる英文の種類(Spoken,Fiction,Magazine,Newspaper,Academicなど)ごとの頻度や年代ごとの頻度を調べる

② コロケーションを調べ,共起する語を調べる

③ 類義語に関するコロケーションの違いを調べる
 たとえば,"start" と "begin" は意味は同じだが,共起する語が異なります。それぞれどのような名詞を目的語にとるかの違いを調べられます。

などの使い方があります。特に,日本人にとってコロケーションの問題は厄介です。オックスフォードのコロケーション辞典も便利ですが,コーパス検索ははるかに多くのデータ量から見ることができる点で優れています。

 現在では,検索ツールが充実しているため,近くにネイティブがいなくても,正確な英文かどうかまである程度調べることができて便利だなと感じます。

 まだ,自分自身も使いこなせていないので,使い方をもう少し学んだら,記事にするかもしれません。

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