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thatの識別①〜名詞節

 英文解釈において,

that の識別

は重要です。ここでは,

接続詞の that 


にはどのような用法があるのかをまとめていきたいと思います。接続詞なので,もちろん,品詞でわけます。1つめは,名詞節を形成する that です。

(1) 名詞節

 名詞節ということは,名詞と同じはたらきをします。つまり,

that 節が文の要素として機能する


ということです。 すなわち,文中で

S/O/Cになる


といえます。例文を見てみましょう。

スライド1

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 名詞節を形成するのはこれだけではありません。名詞は,S/O/C になる以外にも,同格になることもあります。たとえば,

He called a friend, Ken.

という文では,a friend が Ken と同格です。①〜③との違いは,He called a friend で文が完結していて,Ken が

文中で必要要素ではない

という点です。接続詞の that にも,同じように

同格


の用法があります。例文を見てみましょう。

スライド1

 people が S,accept が V,fact が O,that they are equal が fact と同格です。文自体は,Many people don't accept the fact. で完結していて,that 節は文中で必要要素ではありません
 同格 that はどんな名詞でもとることができるわけではありません。同格 that の制約については後日まとめます。

 以上をまとめると,名詞節としての that は,文中で

S/O/C/同格


としてはたらき,さらに,that 節中は S,V,O,C の抜けがない

完全文


であるという特徴があります。



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