勉強で大事なのは量か?それとも質か?
いよいよ新学期が始まります。新年度になると,誰でも「今年こそは」などと思い,心機一転頑張ろうと思ったりします。特に受験学年になる人,もしくは行きたい高校や大学など目標が具体的に決まり,受験勉強を本格的に始めようと決心した人ならなおさらでしょう。
さて,しばしば勉強は「質より量」とか「量より質」とか人によって言うことがさまざまだったりしますが,実際はどうなのでしょうか。
もちろん,両方大切なのですが,
よく学生が勘違いしている
ことがあります。
まず,「量」ですが,これは自分がやる
「教材量」ではありません。
「量」とは
「時間量」つまり「学習時間」
です。たくさんの教材をやっても,定着していなければ意味がありません。定着させるためには
「学習時間の確保」
が絶対に欠かせません。その上で,
「質の担保」
です。ひとつの教材をどんな角度から問われても大丈夫なようにしていきましょう。たとえば英語長文であれば,単語がすべてわかるか,すべての文を構文をとって訳すことができるか,文と文のつながり,段落間のつながり,文章展開かわかるか。また,指示語がさしているものはきちんと捉えられているか。またこれらのプロセスを「わからない人」に対して論理立てて説明できるかなど。さまざまな視点からひとつのものをやることが「質の担保」です。やり方は十人十色です。
これだけの「質の担保」をするためには,やはり「学習時間の確保」が必要になります。その意味で,「質と量」の両方が大切だということを意識して学習すると成績はグングン伸びていきます。
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