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早稲田で起きた "下克上" 不人気だった学部が注目を浴びる理由

 "AERA dot." にあった記事のタイトルです。一部を抜粋します。

 データを見ると、社学は、ブランド力では早稲田トップと言われる政治経済学部の次に位置する。慶應の看板学部である経済学部や法学部などとほぼ同等レベルだ。この背景として「幅広く学べる学際系学部の人気がある」と西田さんは見る。
 2009年に完全昼間学部に移行した社学では、経済学や政治学など社会科学のほか、哲学や歴史学などの人文科学、生物物理学など自然科学も学べる。英語による授業やフィールドワーク(現地学習)もある。学部長の早田宰教授は言う。
 「今、偏差値は政治経済学部や法学部と並ぶレベルだと思います。昔の社学のイメージはないです」

 入試問題を見ても確かに,早稲田大学の社会科学部は,20年ほど前は早稲田の中では簡単な部類でした。しかし,現在では入試問題の難易度は早稲田の中でも1・2を争うレベルで,人気も高く,非常に合格が難しくなりました。

 さらに,所沢にある人間科学部とスポーツ科学部についても述べられています。

 人科は87年、スポ科は03年に創設された「若い」学部だ。郊外の所沢キャンパス(埼玉県所沢市)にあり、しかも最寄り駅からバスで15分かかる。都心の本部キャンパス(東京都新宿区)にある政治経済学部や法学部、商学部などと比べると、人気が低かった。
 しかし、今年度の河合塾の偏差値によると、人間科学部人間環境科学科(文系)は18年度65から67.5にアップ。スポ科も同62.5から65に上がっている。
(中略)
 立地だけではなく、学びそのものにも目が向いている。人科には早稲田で唯一、ネットで学ぶ通信課程がある。フィギュアスケート男子で2大会連続して五輪金メダルを獲得した羽生結弦選手が在籍(昨年9月に卒業)したことでも有名だ。専用の収録スタジオがあり、オンライン授業のノウハウも蓄えられている。入試広報担当者は言う。

 よく人間科学部やスポーツ科学部は所沢だから嫌だなんていう学生もいますが,このような記事を見ると,

大学の中身を見て決める学生もちゃんといる

と感じ,安心しますね。個人的には,人間科学部のホームページを見ると,いろいろな教授がいて,幅広く学べるという点で面白そうだと思っています。このように立地ではなく,大学の中身をみて決める学生が増えることを願っています。


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