大学入学共通テスト(リーディング)対策編⑧
長文中に出てきた単語を推測するにはどうすればいいでしょう?
わからない単語を推測できるようになりたいというのは誰もが思うことだと思います。
入試の出題形式としては,難語に下線をひっぱり,意味を選ばせる「語句推測問題」として出されます。こちらは,国公立大の2次試験,私大入試ではもちろん,大学入試センター試験でも出題されていた非常にオーソドックスな形式です。これは試行調査でも見られたので,その問題を扱っていきます。語句推測問題は,究極,空欄補充だと思って解いても解くことができます(むしろ余計な先入観が入らない分,かえって正解できたりするかも…?)。
つまり,流れが分かっていれば解けるということです。「流れ」と抽象的に言っても始まらないので,具体的にどのようなことを考えればいいかを示してみます。
<語句推測問題の解き方>
① 接頭辞・接尾辞・語源を考える
② 派生語から推測する
③ 同義語を探す
④ 反意語を探す
⑤ 具体の部分から推測する
⑥ 二元論的考え方を利用する(語の+・−から予測する)
①と②は語そのものから推測する方法です。③〜⑤は,本文中の「同値」と「対立」を利用します。⑥は本文中の「同値」と「対立」を利用して推測するときにも,選択肢を分類し方向性を考えるときにも使います。空欄補充として考えるなら③〜⑥を基本的に使いますが,せっかく語(句)が書かれているのですから,①や②も使えるとさらにいいと思います。
語句推測問題が出題されたのは,試行調査の第2回の第2問Bの問4です(正確には文ではありますが,「語句推測問題」に分類しました)。いつものように,問題を解き,解説をみてください。
問題は大学入試センターのHP上で公開されているので,こちらから必要に応じてダウンロードしてください。
平成30年度試行調査(第2回)
https://www.dnc.ac.jp/daigakunyugakukibousyagakuryokuhyoka_test/pre-test_h30_1111.html
* 解答・解説のPDFはこちらから☟
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