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ウィルスと不倫で騒がしい日々。

一般人ならともかく、日頃他人の精神性をツベコベ言って生業にしている方々が、不安や恐怖を煽る情報を撒き散らし、狼狽える姿を見ると何とも言えない気持ちになる。

ありのまま恐怖に対峙すると、パニックに陥り、自分だけ助かりたいと言うのが人間の本性なのだろう。

対応が後手の政府のせいなのか

発生させた他国のせいなのか

意図せず羅漢してしまった感染者のせいなのか

突然変異した菌のせいなのか

何にせよ、全部誰かのせいで、自分だけは守られるべきという強固な見地に基づいている。

人に巣食う一番の鬼はまさに「疑心暗鬼」なのだろう。

誰かの命が大切なのは今さら言うまでもない。

ただ、平和ボケした日常の中で、明日死ぬかもしれないという危機に陥った時に、ようやく人が人として生きられるという認識は以前から変わらない。

死にたがっていた人が本当に死ぬとわかると命乞いをし始める様はとても人間らしい。

終わりを強く意識して、ようやく生き始めることができる。

日常にかまけて誰かのせいにしていた今日の尊さにようやく気づける。

多額の金ばかりかけた平和の祭典などやめてしまえばいい。

国境を越えた人々が脅威に協力して立ち向かおうとする姿があれば、それでいい。

切実で残酷な終わりが感じられた時に、何もかも初めて始まる。

今年は端境期。ウィルスのみならず、災害やシステム崩壊、まだまだ世界の難事は続くだろう。

だからこそ愚行の中に生きる尊さと垣間見える優しさに心を奪われる。

今まさに覚醒の前夜である。


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