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「unity1week Team-Up!!」に初参加した話 ~unity1week「1ボタン」~

こんにちは、しゃけ。です。
今回は「unity1week Team-Up!!」というイベントに初参加した体験談を語りたいと思います。もう既に1ヶ月以上経ってますが。時の流れって怖いね。

結論から言うと、今回のプロジェクトはお世辞にも成功したとは言えないものでした。しかしこれは決してメンバーの方々のせいではなく、自分の実力不足が大いにあると考えています。しかし、それ以上にチーム開発として貴重な経験を得られたことは大きかったと思います。

この経験を無駄にしないように、今回の反省改善を考察して今後の制作に役立てていきたいです。

「unity1week Team-Up!!」とは?

最近のUnity界隈で話題のイベント。誰でも気軽に参加できるところが魅力のひとつです。

簡単に言うとゲームを作りたい人同士が集まって、定期的に開催される「unity1week」でゲームを制作するというもの。以前から興味を持っていて、自分も就職活動の一環としてチーム開発の経験を積んでおきたいと考え、参加を決意しました。

0日目 準備

事前にメンバーの挨拶も兼ねて制作するゲームの方針を決めました。一通り話し合った結果、自身がシューティングゲームをよく作っていたこととメンバーの得意分野を考慮して、ひとまず東方風の縦スクロールSTGを作ることに決まり、あとはお題が出てから考えることに。

1日目 企画立案

今回のお題は「1ボタン」。あまりにも予想外のお題に困惑しつつも、大まかな企画を考えました。内容としてはライトのスイッチを 1ボタンで切り替えて戦うというもの。思いついた案の中で実現性が一番高そうなものがこれでした。

アイデア出しに使用したボード

2日目 プロトタイプ制作

初日と合わせてプロトタイプをざっくり制作しました。制作に対するモチベーションが高く作業がサクサク進んだこともあり、この時点で既に6~7割はできている…と思い込んでいました。が、現実はそう上手くはいかないもの。これからが地獄です。

3日目 画面遷移とUIの追加

タイトル画面は事前に作っておいたテンプレートがあったので、それをそのまま使用しました。やっぱりアウトゲーム周りは用意しておくと、特に短期開発では楽できるのが良いところ。

4日目 微調整

この期間はアルバイトや大学の履修登録が重なり、正直あまり作業できてませんでした。なので、限られた時間でできることをやりつつ、新しいことにも挑戦するのは結構無茶なスケジュールだったなとは思いました。

5日目 ゲームシステム完成

ひとまずゲームループだけ完成させてあとはイラストや音楽を入れるだけの状態を作ろうとしました。実際は仕様変更が重なり作業量が肥大化したわけですが。それでも、いろいろな素材を提供してくれたメンバーには感謝しかないです。

6日目 東京ゲームショウ(?)

やはりTGS…!TGSがすべてを解決する…!
開発が間に合わなそうなのにTGSの誘惑には抗えませんでした。さらに急遽アルバイトが入ったこともあってほぼ進捗なし。この時点でうすうす延長しそうだなとは感じていました。

7日目 延 長 戦 再 び

案の定。デジャヴを感じる。
毎回遅刻してるのでいい加減に間に合わせたいと思っているのですが、今回もダメでしたね。というわけで、とにかく何としてでも公開するべくラストスパートをかけます。

+α日目 完成!

ということで、無事(?)公開することができました。ひとまず完成させられた達成感ともっと上手くやりたかったという気持ちが入り混じってましたが、それよりも疲労感がすごかった…。

チーム開発の反省と改善

今回のチーム開発は私の経験不足リアルの忙しさもあり、自分で上手くチームを回せていなかったと反省しています。主に以下の3点が原因としてあったと感じました。

①責務の所在が不明瞭

各メンバーの作業に対する責務が明確でなかったことがあると思います。今までは個人で制作してきたこともあり、自分の失敗は自分が責任を負うだけで良かったですが、チーム開発では自分の失敗が他のメンバーにも迷惑をかけてしまうことになります。だからこそ、自分の作業に責任をもって「できること」をするように心がけなければならないと感じました。

②他者との信頼関係が薄い

自分は人に頼ることが苦手で大体自分で済ませてしまっていたので、いざチーム開発を始めたときにも仕事を安心して振ることができませんでした。これは私の他者を信頼しきれなかったこともあったと考えています。自分が安心して仕事を任せられるように、お互いを把握することはチーム開発で必要なことであると思いました。

③開発の規模感を見誤った

今回、1週間という短い期間の中でゲームを完成させるということの難しさを改めて実感しました。企画段階の仕様が具体的に示せないままで進めたため、ゴールが曖昧になってしまい破綻したと推測しています。チームで短期開発なら、なおさら最小限のゲームを考えて企画書を固めるべきだと感じました。

まとめ

今回は私がチームマネジメントを上手くできていなかったことで様々な問題点が浮き彫りとなりました。改めてチーム開発の大変さを見せつけられたなと思います。とはいえ「unity1week Team-Up!!」は良いイベントだと感じました。チーム開発の機会というものはそうそうないので、こういった有志の人が集まってゲームを作るというのは、それだけでも貴重な経験ですね。

いつかリベンジも兼ねて再び参加したいと考えています。いろいろ大変なことはありますが、チーム開発が楽しいのは間違いないと思っているので、今後ともこのイベントを応援していきたい所存です。

改めて一緒にチームを組んでくださったコトバッチさん(@kotobacchi)とShibahuneさん(@SBHN_DTM)には多大なる感謝を申し上げたいと思います。本当にお付き合いいただきありがとうございました!

ここまで読んでくださりありがとうございます!ではまた!

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