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ねずみに倣う

アレックスwhy?
というアニメーションをご存知でしょうか。

フランスを舞台にしたドイツ製の作品で日本ではTV放映されておらず、VHS(古!)全10巻が国内で販売されていた模様。

二十数年前、そのうちの2本が我が家にあった。両親の記憶によると入手経路はどうやら西友の景品とのこと。他に引き換えたいと思えるものがなかったからという、少々可哀想な理由で選ばれたこのビデオ。

それでも私は夢中になって見ていた。

ピングーみたいに何を言っているのかわからないアレックス語?のようなものを喋っているとか、こんなシーンがあったとか、断片的に覚えていたものの、とうの昔に知人に譲ってしまっていたので記憶の片隅に追いやられていたこのアニメ。

ある日実家でふと話題にのぼったことがきっかけでちょっと探してみたところ、Youtubeで見つけました。

テーマ曲の冒頭を聞いた途端、今の今まで忘れていたメロディが全て蘇るほどの衝撃。

そうそう、これ!音楽がめちゃくちゃかっこいいんだった!

ストーリーが始まるとテーマ曲がアレンジされたタンゴver.やロックver.が流れる回とかもあり、効果音は楽器の弦の音などで上手いこと表現されている。

クスッと笑えるものからちょっとホラーなものまで、3分にも満たないショートストーリーがなんと100話以上。

お気に入りの3話がこちら。





柔らかなタッチで描かれた景色や配色がフランスが舞台なだけあってかどこかおしゃれ。お出かけする時は首巻きなんかして。ねずみなのに猫のおもちゃを愛でていたりも。(インテリアにも猫型多し)

このねずみ、アレックスのすごいところ。

「ひらめいたら即、行動」

家事も畑仕事もDIYもお出かけもなんでも。これは見習うべきだなあと感心。

意図された裏の教訓かどうかはわからないけれど、大人になった今、見返すことができてよかったと思うのでした。


今回のBGM LES CHAMPS-ELYSEES / Daniele Vidal

(フランスといえば。)

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