たたみいわし

1988年生まれ。頭の中は大忙し。

たたみいわし

1988年生まれ。頭の中は大忙し。

マガジン

  • しゃべりたい

    日々過ごしていく中で気づいたり思い出したりしたこと、 頭の中であれこれ考えたことをだらだらと記していこうかなと。 ようはしゃべりたいだけなんです。

最近の記事

ねずみに倣う

アレックスwhy? というアニメーションをご存知でしょうか。 フランスを舞台にしたドイツ製の作品で日本ではTV放映されておらず、VHS(古!)全10巻が国内で販売されていた模様。 二十数年前、そのうちの2本が我が家にあった。両親の記憶によると入手経路はどうやら西友の景品とのこと。他に引き換えたいと思えるものがなかったからという、少々可哀想な理由で選ばれたこのビデオ。 それでも私は夢中になって見ていた。 ピングーみたいに何を言っているのかわからないアレックス語?のような

    • まりもについて

      家族間でしか通じない謎の名詞や動詞ってきっとどの家庭にも存在すると思います。我が家は山ほどありまして。いくつかご紹介致します。 干してある洗濯物を取りこむことを「収穫」 穴が開いて片方になってしまった靴下のことを「独身」 反対の足に穴が開いた靴下と晴れてパートナーとなった場合は 「再婚」(ただし色柄が違ったりする) 洗濯系だけでもこの通り。 「空中切り」 これはズボラな母が編み出した。まな板を使わず手の中で器用に食材を切り落とし鍋やフライパンに落としていくという

      • 「似ている」の先に

        「◯◯に似てるね」 誰しも一度は言われたことがあるであろう台詞。私が過去似ていると言われた著名な面々をご紹介すると 神木隆之介 ビールのCMでよっしゃ!ってポーズした時の永作博美(ピンポイント) 夏目友人帳のニャンコ先生 若い頃の原田知世 こんな感じ。 男顔で童顔、少年ぽいというのは重々承知の上。人外も混ざっているし。 原田知世は当時私が想いを寄せていた人に言われた。突然だったので、なんと答えればよいのか分からなかった。それに、聞きたいのは「似ている」の先に続く

        • 狼少年じゃないの

          約2年前から一人暮らしを始めて、木造アパートに住んでいます。冬は寒いし、前の道路をトラックが通ると家が揺れます。 でもいいお部屋だと思う。 築二十数年だけど、リフォームされていて綺麗な1LDK。バス・トイレ別で独立洗面台あり。おまけにモニターホンも付いてて安心。間取りも個性的で収納も多く、陽当たり・風通し良好。駅と駅の間にあってどちらからも徒歩約10分。神社が近くてなんだかほっとする。この条件での家賃相場からもやや低め。前の住人の女性も、結婚を機に退居するまで長く住んでい

        ねずみに倣う

        マガジン

        • しゃべりたい
          9本

        記事

          魔性のひと

          その人との出会いは数年前。 第一印象は風のように軽やかな空気をまとったきれいな人。姉とも母とも呼べない、一回りともう少し年上で、それまであまり関わったことのない世代の女性だったけれど、毎日顔を合わせてお喋りしているうちに仲良くなった。 グルメで料理上手な彼女から、料理のコツや美味しいお店を教えてもらった。こんなことや場所が今ブームになっているとか、とても物知りで 流行りに疎い私よりも彼女の方がよっぽど若々しいと思った。今日はご飯作りたくないなって時は仕事帰りに一緒に飲みに

          私と田園

          人生、いろんな恥をかいてきましたが、中でも忘れられるはずもない赤っ恥がございまして。 ひとつ聞いてはいただけないでしょうか。 それは大学生時代のお話。 課題で、二子玉川駅周辺の街並み調査に行った時のこと。二子玉なんて行くのも初めてだったし東急線も乗り慣れていない。おまけに私は方向音痴。キーポイントは乗り換え。南武線武蔵溝ノ口駅から、東急田園都市線溝の口駅へ。構内図を何度も確認してその日に備えたはずだった。 当日がやってきた。 JRは「ノ」なのに東急は「の」なのは何

          かわいいの未来

          今や海外にまで浸透しているという 「かわいい」 人にも物にも実態を持たないものにだって使える便利な言葉。あまりに連発してると語彙力の乏しい人みたいに見えるから、気をつけるようにはしているものの、つい口走ってしまうちょっと恐ろしい言葉でもある。 きっと、「一年間でかわいいを使った日/使わなかった日集計」なんてものがあったなら、確実に使用した日が多いのが目に見えてる。それはもう刷り込みのように、幼い頃から「かわいい」ものが溢れる世の中で「かわいい」を口にする人々を見て育った

          かわいいの未来

          好物の線引き

          笹の葉を一枚ずつめくると現れる鮮やかな橙。目で存分に楽しみ、お次に香りをめいっぱい吸い込んでから呼吸を整え、背筋を伸ばしそっと切り分ける。いざ、口へと運んだら。広がる絶妙な酸味と塩加減...芸術品だとすら思う。 その名もます寿司。 もうね、大好き。 今年まだ食べてない。死ぬまでに竹ずしを食べてみたい。ますのすしミュージアムも行きたい。 昔、TVでます寿司界(?)大手の源の工場が取り上げられてて「うろこ取り機」なるものがパッと映った。ステッカーのようなものが貼ってある。よ

          好物の線引き

          始める

          4月になってしまった。 春は新しいことを始めたくなる季節。 文章を書きたいな、とふと思いついたのが昨日の夜。 これにはちょっとしたきっかけがあった。冬場やってくる、一人暮らしのふとした時のつまらなさや孤独さに強張っていた頃。みんなどのように誤魔化しているんだろうかと独身女性の一人暮らしを綴ったブログなんかをいくつか読んでみたらとても面白くて。まあみなさん文章が上手くちゃんとオチもあり、見事に惹きつけられる。特に気に入ってしまった寒い地方で暮らしている方のブログは思わず一から