決意表明から4ヶ月。SNS公開婚活の今後について
2022年1月12日の僕の30歳の誕生日、僕はある決意表明をさせていただきました。
こちらの記事の内容をざっくり説明すると、価値観や人生観でのマッチングをテーマに婚活事業に進出し、まずはSNSを使って公開で婚活を進める、SNS公開婚活をスタートするという内容です。
その後、1月末から婚活事業の準備を重ね、3月中旬〜5月初旬にかけてSNS公開婚活事業を真剣に検討し始めてから初のキャンペーンを実施し、3名の婚活を行いました。
身近な方々を中心に多くの応援をいただき、キャンペーンに取り組んだものの結果、本企画を通じて真剣交際まで進む方はいませんでした。
初めてのキャンペーンの振り返り結果の記事はこちらから
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公開婚活事業の今後はズバリ
この結果を踏まえて、僕はこう決断しました。
公開婚活事業からは撤退します
昨年11月に実施した宮城さん公開婚活キャンペーンを含めると、今回の実証期間中に真剣交際(婚約)まで進んだのが4名中1名(25%)ということになります。(2022年6月21日追記:その1名の方が5月に結婚されました!!)
少し古いデータになりますが、2005年に経済産業省が発表した統計によると、結婚相談所の成婚率(=成婚者数 / 登録者数)は男性8.4%、女性10.1%となっております。
現時点ではサンプル数が少なので、もっと検証を続けるというのが妥当な道かもしれません。
今回の3名のキャンペーンは不発気味でしたが、検証を続ける中で、今のSNSを使った公開婚活がうまくいくパターンを見つけられる可能性もあるのはあります。
でも僕は、SNS中心での公開婚活という形からは撤退することに決めました。
応援してくださる方や公開婚活事業のファンと言ってくださる方もいる中での苦渋の決断ではあります。
撤退の理由
僕の中で今回の撤退を決めた理由はまとめるとこれだけです。
ビジネスモデルの設計が甘く、事業として展開させるのが難しい
今回の場合、婚活に興味を持ってメルマガに登録してくださった方の人数が想定の1/3以下となってしまいました。
「他人の婚活には多くの人が興味を持たない」という、市場の当たり前の反応が反映された結果であるとも思っています。
デート相手の募集をメルマガで行う仕組みで進めている以上、メルマガ登録者数(=婚活している人の人数)が多いことはとても重要な指標です。
ですが、今回はメルマガ登録数(=婚活デート募集に申し込める人たち)が少なく、メルマガの中でどれだけ魅力をPRしたとしても、そもそもの話、デート相手の対象人数が少ないので、いいマッチングが起きにくい状況になってました。
それではこの施策自体がうまくいきません。
細かく反省すると、さまざまな反省ポイントが出てきますが、婚活を考えている、結婚したいと感じている人たちの顧客リストを取れなかったことが最大の敗因です。
理由は先述の通り、基本的に人は他人の婚活には興味がないから。
とにかくリスト獲得を優先した手法もありかもしれませんが、婚活する男女にスポットライトが当たらないと、成果にはつながりません。
ほかには、SNSでの影響力があれば、短期間でリストを集められるかもしれません。
しかし、影響力を軸に婚活を展開したとして、影響力の限界がきた時点で行き詰まりが起こるはずです。
それに影響力を武器にしてしまうと単純にファンビジネスと遜色ない形になってしまいます。
このまま続けても、時間と労力がかかりすぎる割には事業として成立する可能性は低いと判断しました。
やってよかったこと
反省の弁が続いてますが、やってみてよかったこともあります。
今回婚活に挑戦してくださった3名の方は、今回のキャンペーン中には結婚につながる出会いや恋の芽生え的なものはありませんでしたが、公開婚活に取り組んだことで、その後の出会いや婚活につながる動きが発生してるようです。
また、婚活以外にもいい変化があったりしてるようで、やって全く意味がなかったとは思ってません。
詳細は記事に書いているのでこちらでは割愛します。
振り返ってみて感じること
現時点では僕の実力が通用しなかった。ただ、それだけのこと。
婚活に挑戦してくださった3名の方々がキャンペーン期間内に理想のパートナーと出会うことが叶わず、これは素直に反省ポイントです。
ビジネスは成果を出してなんぼですから、今のままでは事業展開を考えることはできません。
ですが、実際に婚活プロデュースに挑戦することでしか得られなかった、生きた知見を得られたことは心底よかったと思っています。
婚活事業をうまく活かせるには?
僕が仕掛けようとした婚活のテーマの根幹は”人生観マッチング”です。
今回は、SNSで公開しての婚活というスタイルを取りましたが、人生観マッチングという観点では、SNSで公開するという形式にこだわる必要はありません。
課題となった顧客リストを確保するという意味では、既存の結婚相談所や連盟の枠組みを使って、その中で人生観マッチングというテーマでの婚活を進めればいいのでは?と感じてます。
SNSへのこだわりと仲人Sという看板を捨て、単純に既存の結婚相談所の枠組みの中に、今回使った仕組みを投下すれば、人生観マッチングを実現する婚活事業は成立する可能性があるって認識です。
これについては、今後、仲人Sではなく株式会社EXSENSEとして企画のプロデュース、ディレクションに入れると面白いんじゃないかと考えてたりします。
山本の今後の活動について
一旦、公開婚活プロモーター仲人Sとしての活動からは撤退することを決め、僕は改めて自分の立ち位置、やっていくべきことを見直しました。
どんなテーマの事業であれば、目の前の人、そして世の中に貢献できるのかとあれこれ考えた結果、原点回帰します。
具体的には小規模ビジネスのプロデュースで、個人からスタッフ・外注数人で年商1000〜5000万円くらいの方向けに、
・目標達成に向けたプランニング
・マーケティング設計と実務実行支援
・組織化に向けた業務整理と外注マネジメント
・広報支援
・セールスライティング、プロモーション代行
などを通して、クライアント様の年商1億超えを共に目指すサービスを提供しようと考えてます。
これらは僕に対して、今でも需要があることだからです。
とはいえ、他にも予期せぬチャンスが生まれる可能性もあるので、自分の可能性を限定せずに取り組んでいければと思ってます。
参考になりそうな実績をこちらに掲載しておきますね。
クライアント実績:
①年商1000万円から2年半で年商1.3億円に(自己啓発業界)
②月商1000万円程度だった売上が月商500〜700万円になっていたところを、3ヶ月で月商1000万円程度まで回復(日用品・化粧品EC)
③年商3000万円から1年で年商1億円に(コーチング・コンサル業界)
④0から2年間で4回のビジネスコミュニティを主催し、売上合計4200万円に(講座ビジネス)
最後に
「何か面白いことがしたい!今までと違う動きをしたい!昨年末の初代モニターがうまくいったからいけるはず!」
なかば勢い任せに挑戦したSNS公開婚活でしたが、事業構築はそんなに甘いものではありませんでした。
頭ではこんなことは分かっているつもりでしたが、実際にやってみて初めて、勢い任せではいまくいかないってことを痛感しました。
今回の経験を通して少し頭を冷やせた気がするので、自分に求めてもらえることに粛々と取り組みつつ、地に足つけて事業の可能性を伸ばしていきたいなと。
事業を伸ばしていきたいという思いのある方は、気軽にお声がけください。
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